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本試験H30-2について(裏)

本試験H30-2について(表)」の続きです。
順番にお読みください。

今回は裏面についてです。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(五)
(五)

「髻華」は漢検辞典の大見出しにはありますが、巻末索引には無いものでした。
今回は地名が出なかったようですね。

今回もまた「巻末索引」を比較したコチラの記事からの出題がありました💦
「麺麭(28-1)」「円座(28-2)」「王余魚(29-1)」「金漆(29-2)」「僂麻質斯(29-3)」「采女(30-1)」「尸童(30-2)」…出すぎです(笑)

弊ブログではちょっと模試での出題が少なかったですね…。
ちなみに、「索引に無い熟字訓・当て字」シリーズで出している「髻華」は参考の欄の方に回しました。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は、「髻華」があるので前回より1点下げて、7点としておきます。
「髻華」は、とある市販の問題集には出ていたようですが、それでその分をプラスしてしまうのも酷ですしね…。

(六)
(六)
色分けなどの基準は(一)と同じです。

第二版の訓は「幎う」「擾らす」の2つでした。
どちらも何度も目にしている気がするので、第二版の訓であることはちょっと意外でした。

弊ブログで対応していなかったのは、その第二版の訓の2つです。
「緝める」も出題はしていないので、第一版の訓の出題もまだ続ける必要がありますね…。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は8点としておきます。
少なくとも音読み問題は全て正解したいところですね。

(七)
(七)

ほぼ大見出しでしたが、過去問が少なく、出題語も分かりにくいものが幾つかあったので、難しかったのではないかと思います。
唯一大見出しでない「斜巷」は難問でしたが、「狭斜」や「柳巷花街」などから推測できたかもしれませんね。

一つ疑問に感じたのが「進陟⇔貶黜」の出題です。
漢検辞典の説明を見ると、以下の通り対義になっていないからです。

貶黜:官位を下げ、しりぞけること。
進捗・進陟:仕事などが進みはかどること。

実際には「進陟」には「官位などを進めのぼらせること。」(大辞林)という意味もあるので、対義語で間違ってはいないのですが、漢検辞典に載っていない意味で出すのは問題があるのではないでしょうか…?
このような出題があると、漢検辞典の説明を信用できなくなってしまいますね…。

弊ブログでは、今回もほぼ対応できていました。
「斜巷」は残念ながら出していませんが、ひでまろさんのツイートで「キョウシャ(狭斜)の巷」という出題があったので、そこからピンと来た方もいらっしゃったかもしれません。
また、「大黒⇔梵妻」というそのままの類義語の出題もありましたので、毎回口を酸っぱくして言っていますが(笑)、ひでまろさんのツイート纏め記事は挑戦しておくことをオススメします。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は、14点ぐらいでしょうか…?
出題語の意味を理解出来れば、もっと取ることも出来るとは思います。

(八)
(八)

個人的には、今回はこの分野が厳しそうな印象があります。
半分ぐらいは簡単な問題なのですが、残りは以下のようにちょっとずつミスを誘っている感じがします💦

・(「兵站線」と同様、)「涅槃会」の「会」のミスがありうる
・熟字訓「似非」や「黐」の字体がど忘れしやすい
・「烏鳶」が「烏燕」と間違えやすい

弊ブログでの対応は、微妙な所ですね…。
傾向がコロコロ変わっていくので、なかなか対応が追い付きません…。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は、悩みましたが14点取れれば良い方ではないかと思います。

(九)書き
(九)書き
そのままの出題はありえない分野ですので、応用問題であっても色はつけていません。

今回の難問は「兵革」あたりになるでしょうか…?
「往昔」「滄桑」「京畿」もそれなりに難しいと思います。
この辺りは文章題の得意不得意がハッキリ出てしまう問題だったかもしれませんね。

弊ブログでは、この分野としては比較的対応できていました。
「兵革」は「ランダム類義語」の出題語としては出していましたが、問題として出せなかったのが残念でした…。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は14点ぐらいかと思います。
上記の4つ以外は音に特徴のあるものが多かったので、全問正解したいところですね。

(九)読み
(九)読み

当日の記事にも書きましたが、「以為いし」が厄介な問題でした。(変則的な読みとして、これも黄色にしています。)
こういった出題があるとすると、今後の対応が…という話はもう3回目ですね(苦笑)

弊ブログでは、残りの9問に対応していました。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は9点としておきます。



長くなりましたが、以上です。

全体としては、超難問が少なく、また基本的な問題が至る所にあったような印象です。
平均点はそれなりに高くなるのではないでしょうか…?

一方で、難問総数は寧ろ増えたような印象です。
合格率はそこまで伸びないような気がしますね…。

特に、癖(?)のある出題が多く、H29-1の出題と似たような印象を受けました。
ベテランリピーターさんが注目していそうな(?)問題が多かったような気もするので、そういったところで差が付いているかもしれません。

裏面のチャレンジャーの方の目標を纏めると…
(五)7/10
(六)8/10
(七)14/20
(八)14/20
(九)23/30
として、裏面合計:66/90 となりました。
またまた繰り返しになりますが、飽くまで私の個人的な感覚ですから、単なる目安として考えてください。

ということで…
表面:96/110
裏面:66/90
合計:162/200

となりました。
これは予め目標点を決めてから設定した数値では無く、比較も兼ねて前回と同一の基準で考えて出したものです。

前回が165点でしたので、やや下がった感じですね。
前回は記事を書いた後に、思っていたより皆さんが好成績であったことを知ったので、実際のところはもっと簡単だったのかもしれません。
そういったことも踏まえると、今回は前回に比べて合格するのが厳しくなったと言えるでしょう。
また、前々回は163点としていたので、相性次第では、29年度並に難しいと感じた方もいらっしゃったのではないかと思っています。

さて、最後に拙模試および弊ブログで、どの程度対応可能だったのかを計算してみたいと思います。
纏め方を変えたので、前回より項目数は少ないですが、以下の通りです。

模試+大見出し語表 → 125点 (124点
+記事+訓読み表 → 168点 (175点
+参考 → 183点 (183点

括弧内は前回の結果です。
ただし、(一)の2問の別解が認められたため、前回の記事に2点ずつ加算しています。

…1つ目と3つ目の数値はほぼ変わりませんでしたが、2つ目がガクッと下がりましたね💦
出している情報量は増えているので、1つ目と3つ目ですら「何とかキープできた」という形です💦💦

前回が"当たり"過ぎていたこともあるとは思いますが、傾向が変わって対策しづらい部分が多々あったのだと思います。
上手く対策できなかったことに関しては申し訳ない気持ちもありますが、前々回に比べれば対応している範囲は大きく増えているので、前向きに捉えたいと思います。

では、対策についての記事に続きます。
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