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模擬試験その42(記事版)

「模擬試験その42」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.戡定を知らせる喇叭がと響き渡る。
2.竟日黽勉し、佶屈な籒文を訓詁する。
3.秕滓を簸却するが如く汚吏を貶黜す。
4.牙籌無ければ沽售すれども贏得無し。
5.黄檗の内皮を収斂薬とする。
6.丕業の陰に輔翊賛襄する者在り。
7.滂湃たる飛瀑は雍閼する能わず。
8.敬虔な沙門が梵偈を諷誦する。
9.冢塋の軒輊を以て貴賤を甄別す。
10.謖謖たる松籟の風致を味わう。
11.伯氏壎を吹き仲氏を吹く。
12.諢名の因由を詳らかに釈く。
13.潟湖にて数十斛の蚌蛤を漁す。
14.孩嫗煦し、丱童を薫陶す。
15.徒に餔啜せんとは我意わざりき。
16.濆きたる醴泉を抒まんと桔槹を設う。
17.晨昏に趺坐して髀胝を生ず。
18.廝養頤使せられ、閑無く鞅掌す。
19.寇讐を邀撃せんと地窖に涵淹す。
20.楊柳の樛枝を我を慍む冤鬼と見紛う。
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21.入相を名残惜しみて日きぬ。
22.花蓆の一枚に、汗をはじく枕を望む。
23.棚からを取り出した。
24.先蹤にりて重き秋刑を与う。
25.譴責の未だわらざるに復愆りぬ。
26.戛戛との響きが聞こえる。
27.是の道や何ぞ以てしとするに足らん。
28.王、宰孔をして斉侯にを賜わしむ。
29.溽暑続きで疲労のが見える。
30.軽重の言をり、真偽の平を立つ。
 
(二)
1.コツコツと努力を続ける。
2.山のタモトの村に滞在する。
3.人気者となり一世をフウビする。
4.咄家が満場のコウショウを博す。
5.肩をソビやかして歩く。
6.持論を書き記し、エンザンに付す。
7.論点がけた文章に辟易する。
8.チョウドキュウの巨大建築に瞠目する。
9.失敗を盛んにハヤし立てられた。
10.それはサゾ辛かったことだろう。
11.ユウコンな筆遣いに感嘆する。
12.話が嚙み合わず、ケゲンな顔をする。
13.カジカんだ手をそっと温める。
14.遥遥ヘンスウの地まで足を運ぶ。
15.ゲンガク的な態度で講義を行う。
16.乾燥した踵のヒビが切れる。
17.両軍の兵数、ロウシに遑あらず。
18.戦地に赴くも功無くロウシす。
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19.太刀のニエや匂いを見定める。
20.冬山でソリ遊びを楽しむ。
 
(三)
1.にらみつけること。
2.きず。欠点。短所。
3.戸締まり。また、敵の侵入を防ぐ要所。
4.おそれしたがうこと。
5.敵の軍用品などを奪うこと。
 
かいこう、がいさい、かきん、こべん、
さやく、しょうふく、だほ、ろかく
 
(四)
問1
1.(   )相逢
2.(   )同心
3.(   )狼貪
4.(   )九棘
5.(   )玉質
6.失魂(   )
7.乾端(   )
8.物換(   )
9.砥礪(   )
10.桑土(   )
 
こんげい、さんかい、せいい、せっさ、せんし、
ちゅうびゅう、へいすい、ようこん、らくはく、りくりょく
 
問2
1.敏捷な動き。
2.都会の雑踏。
3.大変贅沢なこと。
4.大望のため卑しい身分に甘んじる。
5.母親の衰えを感じて嘆く。
 
伊尹負鼎、伯兪泣杖、兎起鳧挙噬指棄薪、
漿酒霍肉獣聚鳥散、肉袒負荊、肩摩轂撃
 
(五)
1.翡翠
2.早稲
3.戴勝
4.鹹草
5.寿府
6.髪菜
7.石竜子
8.膃肭臍
9.聒聒児
10.海石榴
 
(六)
ア 1.饒衍 … 2.饒か
イ 3.慳嗇 … 4.嗇しむ
ウ 5.蚩眩 … 6.蚩る
エ 7.忿鬩 … 8.忿る
オ 9.黠獪 … 10.黠しい
 
(七)
1.解放
2.朝暾
3.俗客
4.寡
5.森閑
 
6.冠絶
7.番兵
8.疎明
9.病魔
10.踉蹌
 
きそく、しと、じゅそつ、たんらん、ちょうまい、
ちんべん、にじゅ、ねっとう、ばんき、まんさん
 
(八)
1.シモク大なれども視ること鼠に若かず。
2.山に躓かずしてテツに躓く。
3.タイカの材は一丘の木に非ず。
4.鼬の無き間のテン誇り。
5.スンコウは黄河の濁を治する能わず。
6.風ショウショウとして易水寒し。
7.リンゲン汗の如し。
8.神明にオウドウ無し。
9.カクセイ御座を犯す。
10.鳳凰笯(ど)に在り、ケイボク翔舞す。
 
(九)
 かくの如くにして、革命の激流は1.イッシャ千里、遂に平氏政府を倒滅せしめたり。平氏は是に於いて最後の窮策に出で2.シソンと神器とを擁して西国に走らんと欲したり。竜駕已に赤旗の下にあらば又以て、宣旨院宣をア.りて四海に号令するを得べく、已に四海に号令するを得ば再び天日の墜ちんとするを回らし、天下をして平氏の天下たらしむるも敢えて難事にあらず。
 平氏が胸中の3.セイチクは実にかくの如くなりし也。しかも、機急なるに及んで法皇は窃かに平氏を去り山門に上りて源軍の中に投じ給いぬ。百事、悉く、4.ソゴす、平氏は遂に主上を擁して天涯に走れり。翠華は、揺々として西に向かい、イ.霓旌は翻々として悲風に動く、嗚呼、「昨日は東関の下に轡をならべて十万余騎、今日は西海の波にウ.を解きて七千余人、保元の昔は春の花と栄えしかども、寿永の今は、秋の紅葉と落ちはてぬ。」然り、平氏は、遂に、久しく予期せられたる没落の悲運に遭遇したり。…
 エ.鳳闕の礎空しく残りて、西八条の5.ヨジン、未だ暖かなる寿永二年七月二十六日、我木曽冠者義仲は、白馬金鞍、揚々として、彼が多年、6.ムビの間に望みたる洛陽に入れり。超えて八月十日、左馬頭兼伊予守に拝せられ、虎符をオ.び皐比に坐し、号して旭日将軍と称しぬ。今や、彼が得意は其の頂点に達したり。…(中略)…然りと雖も、彼と頼朝とが、相応呼して、猟し得たる中原の鹿は、果たして何人の手中にか落ちんとする。若し彼にして之を得む乎、野心満々たる源家の呉児にして焉んぞ、手を袖にして、傍観せんや。若し頼朝にして之を得む乎、固より火の如き血性の彼の7.モダして止むべきにあらず。双虎一羊を争う、彼等が剣を横たえて陣頭に相見える日の近きや知るべきのみ。しかも、シシリーに破れたるカルセーヂは、暫く蟄して大ローマの8.エンモンに降ると雖も、捲土重来、カ.幢戟南伊太利の原野に満ちて、再びカンネーに会稽の恥を雪がずんばやまず。9.ホウレン西に向かいて、西海に浮かびたる平氏は、九州四国の波濤の健児を糾合して、キ.鸞旗を擁し征帆をかかげ、更に三軍を従えて10.ケイシに迫るの日なくんばやまず。風雪将に至らんとして、氷天霰を飛ばす、義仲の成功と共に動乱の気運は、再び洪瀾の如くク.り来れり。…(中略)…
 然りと雖も、水上の戦に於いては、遂にカルセーヂたる平氏が、独特の長技に及ばざりき。恰も長江に養われたる、呉の健児が、赤壁に曹瞞八十万の大軍をケ.鏖殺し、詩人をして「漢家火徳終焼賊」と歌わしめたるが如く、瀬戸内海に養われたる波濤の勇士は、遂に、連勝の余威に乗じたる義仲の軍鋒を破れり。源軍首を得らるるもの三千余級、コ.白旄地に委して、平軍の意気大いに振るう。彼が百勝将軍の名誉は、此の一敗によって汚されたり。彼は、更に精鋭を率いて平軍と雌雄を決せんと欲したり。(芥川龍之介「木曾義仲論」より)



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