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模擬試験その40(記事版)

「模擬試験その40」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.殿下は癸未の年に生まれた。
2.澆漓の世を憾み、喟然と咨嗟す。
3.火車站の佇まいが羇愁を呼び起こす。
4.子孫孳息せば必ず殷熾至らん。
5.栩栩然として胡蝶なり。
6.幎目には緇を用う。
7.旱は既に甚だし、蘊隆虫虫たり。
8.餓狗枯髏を齧む。
9.群蝨褌中に処る。
10.綾羅錦繡を纏い、金齏玉膾を食む。
11.甃砌に沿って梵刹を逍遥する。
12.駟介旁旁、聿皇として馳騁す。
13.靦然と弁疏して卸責せんとす。
14.籒篆で録された史乗を繙く。
15.祗みて磊嵬たる霊山を瞻仰す。
16.仁君は黎首の雍らぎたるを欣覩す。
17.幣帛を掉って巫覡が修祓を行う。
18.駭飆猝かに生じ、星旄を翩と翻す。
19.昊天を滑翔し、籟籥の如く嚶く。
20.童丱集いて怡怡として鬮戯す。
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21.宸念にいて詭計を企てる。
22.を釣りに常夏の島嶼群を巡る。
23.智勇兼備にして武芸も亦れたり。
24.蘆笛の管の、震い響きて音出づる。
25.知識を得て精神のから解放された。
26.襯衫に汗の広くむるを厭う。
27.敵地まで伸しでぎきった。
28.鯛を用ゆる時は先ずそのを検すべし。
29.出端をいて大きく優位に立つ。
30.鐔鑿を用いて釘穴を作る。
 
(二)
1.酒を飲むとジョウゼツになる。
2.山のホコラにお参りする。
3.社会の旧来のロウシュウを打ち破る。
4.カリュウ薬を処方する。
5.試合の結果報告を待ちびる。
6.腸が活発にゼンドウする。
7.ヒソウ感漂う凄惨な映像が流れた。
8.調子に乗ってラッパを吹く。
9.調子に乗った男の鼻っ柱をし折る。
10.子どもがアラレモチを頰張る。
11.誘惑に靡かずテンタンとしている。
12.ヘントウセンが腫れて熱が出る。
13.真実を洗いザラい話す。
14.慢心して他人をビョウシする。
15.貴人がウンゲンベリの畳に座る。
16.新たな天皇がヤタの鏡を受け継ぐ。
17.政敵にザンソウされて都を追われた。
18.勁敵相手に尻尾を巻いてザンソウする。
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19.浮き沈むニオの波紋の絶え間なく。
20.コマイの上に漆喰を塗る。
 
(三)
1.しわと、ひだ。
2.心の拗けた悪人。
3.非常に忙しいこと。
4.あざむくこと。
5.うたがって不安に思うこと。
 
かんぞく、ぎく、きゆう、こわく、
じゃねい、しゅうへき、はんげき、まんちゃく
 
(四)
問1
1.(   )満目
2.(   )止沸
3.(   )及米
4.(   )伉儷
5.(   )撃石
6.三世(   )
7.区聞(   )
8.無病(   )
9.率先(   )
10.巍然(   )
 
いっさん、えいかい、きつりつ、きゅうこう、こうきん、
しこう、しんぎん、すうけん、ちゅうしん、りんろう
 
問2
1.附会して説くこと。
2.自己の悪癖を戒め、矯正を図る。
3.詩文が変化に富み巧妙である。
4.自分の妻の謙称。
5.「野に遺賢無し」の対義に当たる。
 
井渫不食、佩韋佩弦、咬文嚼字、波詭雲譎
縞衣綦巾、翠帳紅閨翦草除根、郢書燕説
 
(五)
1.旋毛
2.羚羊
3.雪洞
4.星港
5.烏樟
6.金剛石
7.海盤車
8.鳳尾松
9.竹節虫
10.瓶爾小草
 
(六)
ア 1.泛漾 … 2.泛かぶ
イ 3.燔艾 … 4.燔く
ウ 5.矜肆 … 6.矜る
エ 7.渙冴 … 8.渙ける
オ 9.兢惶 … 10.兢む
 
(七)
1.直截
2.軋轢
3.勇悍
4.嶮峻
5.地輿
 
6.害悪
7.堕涙
8.殴打
9.熟思
10.燎火
 
いたん、うきょく、かんこう、こうとう、じっこん、
じゅうだ、しょうかん、とどく、はくげき、りゅうてい
 
(八)
1.内エンマの外恵比須。
2.聖人は物にギョウタイせず。
3.修身セイカ治国平天下。
4.勧学院の雀は蒙求をサエズる。
5.シンルに順う者は帷幕を成す。
6.ジンコウも焚かず屁もひらず。
7.三人亀を証してスッポンと作す。
8.イバの才。
9.クンユウは器を同じくせず。
10.エンコウが月を取る。
 
(九)
A 抽斎の墓碑が立てられたのもこの年である。海保漁村の墓誌はその文が頗る長かったのを、豊碑を築き起こして世にア.るが如き状をなすは、主家に対して1.ハバカりがあるといって、文字をイ.る四、五人の故旧が来て、胥(あい)議して2.フエツを加えた。その文の事を伝えて完からず、また間(まま)実にウ.るものさえあるのは、この筆削のためである。(森鷗外「渋江抽斎」より)
 
B 本日は、弘法大師の御降誕に際しまして、真言宗各派の管長の方々、並びにエ.耆宿碩学の3.ヒリンを忝うし、又満堂の諸君の来集の中に於いて、此の演壇に立ち、宗祖大師の時代につきまして、一場の卑見を攄(の)ぶることを得まするは、私にとりまして、光栄至極のことと存じます。演題は、オ.に掲げました通り「大師の時代」と云うのであります、従来、宗祖大師の降誕会を挙行せらるる度毎に、4.シソの諸名流方が、此の演壇の上に現れまして、或いは大師の文章につき、或いは才学につき、或いは建立せられた教義につき、或いは功業遺徳につき、演述せられたものは甚だ多い。…(中略)…
 しかし、吾が輩は、大師の性格につきて、今一つ常に感服して、能うべくんば、私淑したいと思うことは、大師が、常に山林5.エンカの癖のあったことで、身は、大唐の上都に入りて、天下の大を見、文章才学一世をカ.しゅうした身でありながら帰朝の後は、強いて卿相に6.ハンエンして、天子の寵栄を徼めようともせず、法の為国の為、営々として尽くされて、遂に身は、深山の白雲の中に隠れてしまった、是吾が輩の羨望してキ.む能わざる所である。(榊亮三郎「大師の時代」より)
 
C 記者が彼に於いて見たる人格には、胆識ク.雄邁、覇気人を圧する大隈伯の英姿なく、聡敏7.カッタツ、才情円熟なる伊藤侯の風神なく、其の清癯(せいく)孤峭にして、儀容のケ.端愨なる、其の弁論の直截明晰にして而も謹厳なる、自ら是れ義人若くは愛国者の典型なり。…(中略)…
 最後に彼の説明せる石版絵の額は、此の応接間に於いて最も珍奇なる紀念品たりき。旧式の武装を為したる十四五人の軍人は、或いは鉄砲を捧げ、或いは刀を撫して撮影せられぬ。而して彼は三十歳前後の血気盛りなる風貌に於いて其の中に見出されしが、其の面影は今も争われぬ8.ショウジを認識せしめたりき。此の石版絵は、彼が会津征伐より凱旋して、部下の士官を随え、江戸市中を遊観したる時、通り掛けの写真屋にて撮影したるものの複製なり。彼は之を説明しつつ9.ソウソウの感に堪えざるものの如し。
 顧みれば彼の出発点は軍人にして、中ごろ改革家と為り、国会論者と為り、政党の首領と為り、終には社会改良家と為りて、最も平和なる生涯に入る。是コ.えば10.キュウタン変じて激流と為り、更に変じて静流と為り、而して後一碧洋々たる湖沼と為れるが如し。(鳥谷部春汀「明治人物月旦(抄)」より)



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