漢検1級模擬試験倉庫

H30-1直前模試(1/5)

本試験H30-1まで1週間を切りました。
今回も直前のチェック用に、記事形式で模試を公開したいと思います。
これまでの直前模試と同じく、月~金の5日間で40点分ずつ分けて出題します。

今回は、最近の本試験の難易度を考慮して、今までの直前模試に比べて高い難易度になるように作成しました。
具体的には「模擬試験その39」「模擬試験その40」と比べて、やや難しいと予想しています。

過去問は積極的には入れておりませんので、本試験に比べて難易度が高いと感じる方も低いと感じる方もいらっしゃると思います。
実力を試すためというよりも、気を付けるべき点を確認するための出題のつもりです。
従って、自信を無くす可能性のある場合には、試験直前での挑戦はオススメしません。

尚、金曜日に記事が全てが出揃いますが、出題に不備が無いことが確認され次第、PDFに纏めたものを出す予定です。
一度に全問挑戦したいと思われる方は、金曜夕方頃までお待ちいただいて、PDF版で挑戦していただければと思います。

それでは本日分の出題です。
本日は、「(五)熟字訓・当て字」(10点満点)と「(九)文章題」(30点満点)です。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(五)熟字訓・当て字

1.海月
2.水綿
3.月代
4.媒鳥
5.倍良
6.翻車魚
7.映日果
8.牛皮凍
9.長寿花
10.摩納哥


(九)文章題

A 晩唐一代の名家、韓昌黎に、一人の1.ユウシ韓湘あり。江淮より迎えて昌黎其の館に養いぬ。ユウシ年少うして2.ハクセキ、容姿恰も婦人の如し。然も其の行い放逸にして、.かも学ぶことをせず。学院に遣わして子弟に伴わしむれば、愚なるが故に同窓に辱めらる。更に街西の僧院を仮りて独り心静かに書を読ましむるに、日を経ること.かに旬なるに、和尚のために其の狂暴を訴えらる。…(中略)…
 昌黎信とせず、審らかに其の仔細を3.ナジれば、韓湘高らかに歌って曰く、青山雲水の窟、此の地是我が家。子夜.瓊液を飱(そん)し、.寅晨降霞を咀(く)らう。琴は碧玉の調を弾(たん)じ、炉には白珠の砂を煉る。宝鼎金虎を存し、芝田.白鴉を養う。(泉鏡花「花間文字」より)


B 夜九時、大風室を.四匝せる石壁を透徹して.雷吼す、4.ガイハクして耳目きわめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月を憶い起こし、一人窃かに戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して、這うが如く剣ヶ峰に到り、その一角にしがみ附きて観る。
 霧収まりて天低う垂れ、銀錫円盤大の白月、額に当たって空水流るること一万里、截鉄の如き玄沙5.シュッコツとして黒玻璃と化す。雲の峰一道二道と山の腋より立ち昇りて、神女白銀の御衣を曳いて長し、…(中略)…下は即ち荒邈(こうばく)として、裾野も、森林も、一面に.大瀛の如く、茫焉として始処を知らず、終所を弁ぜず、長流(ながる)言わずや、不二の根に登りてみれば天地は、未だいくほども別れざりけりと、まことや今日本八十州、残る隈なく雲の波に浸されて、四面.圜海の中、6.コツリツするは我が7.ビクを載せたる方幾十尺の不二頂上の一8.サツドのみ、このとき白星を啣(ふく)める波頭に、漂う不二は、一片石よりも軽且つ小なり、仰げば無量無数の惑星恒星、爛として、吁嗟億兆何の悠遠ぞ、月は夜行性の蛾の如く、.けて愈白く、ここに芙蓉の蜜腺なる雲の糸をたぐりて、天香を吸収す。…(中略)…
 下りて七合目に至る、霜髪の翁、剛力の肩をも借らず、杖つきて下山するに追いつく、9.キョウカンを質せば関西の人なりという、10.ネンシを問えば、即ち対えて曰く、当年八十四歳になります!(小島烏水「霧の不二、月の不二 -明治三十六年八月七日御殿場口にて観察-」より)




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明日は「(七)対義語・類義語」「(八)故事・成語・諺」を出題します。
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