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チャレンジャー向け模擬試験その3(記事版)

「チャレンジャー向け模擬試験その3」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.屛風にを描き、頭風の邪を辟く。
2.倡優の詼諧、哄堂を生ず。
3.擱しむも、弋釣して餒えを凌ぐ。
4.籌算を回らし、敵兵を轢蹙して殄滅す。
5.艶状に回雁無く、怫鬱と懊悩す。
6.鏗戛たる琴瑟の音に恍然と聞き入る。
7.矍鑠たる翁媼、剽賊を拿獲せり。
8.陣風隴畝を襲い、氛霾朦朦たり。
9.濬潭に隕ち殤死した儕輩を偲ぶ。
10.孩童の襯衫を盥で浣濯する。
11.眼瞼攣縮が原因で眩しく感じる。
12.殊恩に讐いんと竟日淬勉す。
13.誚譲譴罰を以て訓迪する毋れ。
14.冬は冱寒に顫え、韶光を翹首す。
15.熊羆の士、獰悪なる渠魁と搏闘す。
16.諷喩を用いて苟偸の輩を戒飭す。
17.黼黻の粲粲たるに黔首の畏甚だし。
18.水主が檜楫を抱えて艤装する。
19.箙刀を振り翳し、槁木の枝を拆裂する。
20.鸞輅に乗り、辺の地に潜幸す。
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21.挙措にしき徳を該ね給う。
22.を横たえて詩を賦す。
23.狡智を以て黎民をけり。
24.小人の過つや必ずる。
25.颯颯たる商風にの如く舞い上がる。
26.捷報来らば、大旆をぐべし。
27.深邃な澗谷に喊声がする。
28.き戦袍を身を纏う。
29.お重に鱓、草石蚕、、慈姑が並ぶ。
30.束脩を持ちて繡腸の謫仙に覿う。
 
(二)
1.讃岐ウドンを勢いよく啜る。
2.あまりの値段の高さにガクゼンとする。
3.ジョウシの節句に雛人形を飾る。
4.野菜のトウが立って食べられない。
5.ノウショウを絞って難局を乗り切る。
6.酒色にチンメンして身を持ち崩す。
7.君主の威厳にキョウクし平伏す。
8.身内でイガみ合う訌争が起こる。
9.児童の健全な精神をカンヨウする。
10.倏然と搔き曇りアラレが降る。
11.まだモウロクする年齢ではない。
12.昔からの村の仕来りにナズむ。
13.毎度のハタ迷惑な出来事に咨嗟する。
14.貴人のヒリンを待ち侘びる。
15.海内にヒリンの無い傑作である。
16.その男ヒリンにして鐚一文出さず。
17.アガナうべき術のない科を負う。
18.アガナうに足らぬ擬物である。
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19.ウン繝彩色の仏画を鑑賞する。
20.毛氈にいるダニを駆除する。
 
(三)
1.うらない。
2.驚いて目をみはること。
3.代々。世を重ねること。
4.視野の狭い考え方。
5.貧困者や災害者に金品を与えること。
 
えきよう、かんけん、しんじゅつ、ちはく、
どうじゃく、ほうじょ、ぼくぜい、ろどん
 
(四)
問1
1.(   )不食
2.(   )思服
3.(   )在側
4.(   )成風
5.(   )北暢
6.兎起(   )
7.肥馬(   )
8.槐門(   )
9.燕頷(   )
10.万物(   )
 
いんぷ、うんきん、きょくろ、けいきゅう、こけい、
こつらく、ごび、せいせつ、なんこう、ふくこう
 
問2
1.心にわだかまりがなく澄み渡っている。
2.生き物のこと。
3.いやしくこびへつらうさま。
4.見せ掛けの能力で過分な地位に居座る。
5.男女が離れて二度と会えないたとえ。
 
俛首帖耳、光風霽月円顱方趾、尸位素餐、
濫竽充数、瓶墜簪折、跂行喙息、邪智奸佞
 
(五)
1.狼煙
2.紅娘
3.雎鳩
4.水蠆
5.繁縷
6.牛尾魚
7.三和土
8.六月雪
9.九面芋
10.十二雀
 
(六)
ア 1.陟升 … 2.陟る
イ 3.幽嬾 … 4.嬾い
ウ 5.凭欄 … 6.凭れる
エ 7.賻賚 … 8.賻る
オ 9.戦慴 … 10.慴れる
 
(七)
1.闃寂
2.晦蔵
3.微醺
4.旌顕
5.熟練
 
6.敬屈
7.老大家
8.典籍
9.眷愛
10.顚躓
 
かんすい、かんちつ、きしゅく、けいせつ、けんとう、
げんよう、さてつ、ざんき、しょうちょう、ふかん
 
(八)
1.耳にタコができる。
2.ウソの雄は晴れを呼び雌は雨を呼ぶ。
3.滄海のイチゾク
4.明日はエンブの塵ともならばなれ。
5.ロウショウの喜び。
6.性は猶キリュウのごとし。
7.チンが嚔をしたよう。
8.シャショク墟となる。
9.天下にキキ多くして民弥貧し。
10.テップ城を傾く。
 
(九)
 しかも平氏は独り、公卿の反抗を招きたるのみならず、王荊公に1.ホウフツたる学究的政治家、信西入道が、2.コンリョウの御衣に隠れたる黒衣の宰相として、屢屢謀を3.イアクの中にめぐらししより以来、寒微の出を以て朝栄を誇りとしたる院の近臣も亦、平氏に対する恐るべき4.ケイテキなりき。彼等は素より所謂北面の下﨟にすぎずと雖も、猶竜顔に5.シセキして、日月の恩光に浴し、一旦簡抜を6.カタジケノうすれば、下北面より上北面に移り、上北面より殿上に進み、遂には親しく、廟堂の大権をも左右するに至る。かくの如き北面の位置が、自ら大胆にして、しかも、野心ある才人を7.キュウゴウしたるは、蓋し又自然の数也。而して此の梁山泊に集まれる十の智多星、百の霹靂火が平氏の跋扈を憎み、入道相国の8.センオウを怒り、手に唾して一挙、ア.紅幟の賊をイ.さんと試みたる、亦彼等が位置に、頗る似合いたる事と云わざるべからず。しかも彼等は近く、平治乱に於いて、源左馬頭のウ.梟雄を以てするも、猶彼等の前には、敗滅の恥を蒙らざる可からざるを見たり。七世刀戟の業を継げる、源氏の長者を以てするも、亦斯くの如し。平門の小冠者を誅するは目前にありとは、彼等が、窃かにエ.める所なりき。名義上の勢力に於いても、外戚たる平氏に劣らず、事実上の勢力に於いても荘園三十余州に及ぶ平氏に多く遜らざる彼等にして、かくの如き自信を有す。彼等が成功を万一に僥倖して、剣を按じて革命の風雲を飛ばさんと試みたる、元より是、必然の事のみ。試しに思え、西光法師が、平氏追討の流言あるを聞いて、白眼オ.瞋声、「天に口なし人を以て云わしむるのみ」と慷慨したる当時の意気を。傍若無人、眼中殆ど平氏なし。彼は院の近臣の心事を、最も赤裸々に9.ドウハせるものにあらずや。しかも、彼等のカ.密邇し奉れる後白河法皇は、入道信西をして、「反臣側にあるをも知ろしめさず。そを申す者あるも、毫も意とし給わざる程の君也」と評せしめたる、極めて敢為の御気象に富み給へる、同時に又、極めて術数を好み給ふ君主に、おわしましき。かくの如き法皇にして、かくの如き院の近臣に接し給ふ、鬱勃たる反平氏の空気が、遂に恐るべき陰謀を生み出したる、亦怪しむに足らざる也。此の時に於いて、隠忍、軽悍、キ.驕妬の謀主、新大納言藤原成親が、治承元年山門の争乱に乗じ、名を後白河法皇の院宣にク.り、院のケ.嬖臣を率いて、平賊を誅せんとしたるが如き、其の消息の一端を洩らしたるものなりと云わざるべからず。小松内大臣が「富貴の家禄、一門の官位重畳せり。猶再び実る木は其の根、必ず傷(やぶ)るるとも申しき。心細くこそ候え」と、入道相国を10.セッカンしたる、素より宜なり。若し夫、唯機会だにあらしめば、弓をひいて平氏政府にコ.かんとするもの、豈独り、院の近臣に止まらんや。一葉落ちて天下の秋を知る。平治の乱以来、茲に十八星霜、平氏は此の陰謀に於いて、始めて其の存在の価値を問わんとするものに遭遇したり。是、寿永元暦の革命が、漸くに其の光茫を現さんとするを徴するものにあらずや。(芥川龍之介「木曾義仲論」より)



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