「
本試験29-2について(裏)」の続きです。
順番にお読みください。
飽くまで個人の意見ですが、今後の対策について書かせていただきます。
基本的には、合格を目指す場合の対策についてです。
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A.音読み
今回はスタンダードな出題が多かったので、合格を目指すだけなら、拙模試と大見出し語表だけでも十分な内容でした。
「鬨」「齣」「忱」といった、熟語例が見つかりにくいようなものもありましたが、どの分野も深追いのしすぎは危険なので、現時点ではほどほどの対策で良いと思います。
寧ろ、対策済みの漢字でも、熟語が変わると読めなくなる場合がありますので、単漢字でも音が浮かぶような対策をして、ミスを減らす方が大事だと考えています。
弊ブログでは、余裕があれば対策範囲を少し広めにすることも考えますが、今までの範囲でも未出題のものがあるはずなので、その辺りから徐々に進めていく予定です。
B.訓読み
第一版の訓読みが落とせないような状況になってしまいましたね…。
特に1級漢字で送り仮名のある訓読みは、前後の文章無しでも読めた方が良いでしょう。
スマホでも挑戦できると思いますので、ちょっとした隙間時間にでも対策してみてください。
一方の第二版の訓読みですが、「なぜ第一版に無かったのか?」と思うものから、「これは訓読みなのか?」というものまで様々ありますから、何でもかんでも対策するのは危険だと思います。
今のところ…
・文章題に登場したもの
・大見出し音熟語に対応するようなもの
・第一版の訓とイメージが大きくずれないもの
の範囲に大体おさまっているようなので、熟語の意味を調べた際にでも、漢字のイメージをしっかり理解して、推測力を付けるような学習の方が効果があるのではないかと考えています。
いずれにせよ、第一版の訓読みが完璧でないうちから第二版の訓読みに飛びつくと、混乱したり、変則的な出題に対応できなくなる可能性もあるので、お気を付けください。
弊ブログでは、第一版のものでも「訓読み表」頼りになっているので、ある程度対策記事を出すことを考えたいと思います。
また、第二版の中から大見出し語に対応する訓を選んで、一定の範囲内で対策してみたいと思います。
「大見出し語表」の熟語の理解が深まるようなものを選べば、混乱も少なく比較的多くの訓を対策出来るのではないかと考えています。
C.音熟語書き取り
1級大見出しが多く出題されていたと思います。
特に対類で1級大見出しが9問も出題されたのは、25-3以来でしょうか…?
珍しく故事成語分野でも多かったように思います。
何割が過去問なのかは分かりませんが、もう1級大見出しは全て落としてはいけないものなのかもしれませんね…。
一方で、準1級、および常用の大見出し語の出題が少ないのが印象的でした。
逆に、大見出しで無い準1級熟語、および常用熟語が多く、それらは超難問でしたね💦
この辺りは、対策が難しい範囲ですので、気にしない方が良いと思います。
特に文章題は…いや、やめておきましょう^^;
弊ブログでは、未だに出題できていない1級大見出しがあるので、そちらを中心に対策予定です。
今回は出題が少なかったとはいえ、準1級、常用の大見出しの対策もある程度進めたいと思います。
D.訓読み書き取り
面倒なので、ツイートを貼り付けました(笑)
「宜:むべ」「甚:いた(く)」は読みでしたが、書き取りで3つが出ているので、「
常用漢字の1級配当の訓読み」はしっかり対策しておいた方が良さそうです。
勿論、1級漢字のものは必須ですが、総量が大して多くないので、もう殆ど過去問で出てしまっているかもしれませんね…。
弊ブログでは、模試や「訓読み書き問題」シリーズで多く出題しているので、今後特に対策はしません。
ただし、「訓読み書き問題」シリーズは近いうちにPDF化を予定しております。
E.四字熟語
ここ最近は毎回、漢検漢字辞典(漢字ペディア)にある常用四字熟語が1~2つ出ています。
今回は出典の無いものが出ましたが、割合としては出典の付いているものが多く出ていますので、余裕のある方は、そういった範囲から徐々に対策して行くことも考えたいですね。
ちなみに、1級配当四字熟語は絶対に落とせないものですが、前回の「雲遊(萍寄)」、今回の「櫛風(沐雨)」のように1級漢字を含まない方の出題は対策を忘れがちなので、全部ひらがなでも書けるように対策しておくことをオススメします。
F.熟字訓
そこまで優先すべき分野ではありませんが、索引だけで8~9点を確保できるので、今回の難易度を考えると比較的点を伸ばしやすい分野なのかもしれません。
対策をするのであれば、余裕のある時期にすることをオススメします。
弊ブログでは、特に対策の予定はありません。
今回の試験は難問でしたが、それでも比較的対策しやすい範囲のみで160点を超えることは可能です。
と同時に、その辺りのミスが多いと致命的になるような内容の出題でもありましたので、飽くまで基本を大事に、いかにミスを減らすかという観点で対策を講じるべきだと考えます。
手前味噌ではありますが、「過去問」+「1級配当四字熟語」+「拙模試/弊ブログ」でも既に合格点は超えることが出来ますので、上手くご活用いただければ幸いです。
最後に、拙模試に関してですが、チャレンジャーの方でも正解すべき問題を集めた「必須版」(仮)と、本試験と同程度難しくした「通常版」(仮)の2パターン作ることも検討中です。
そこまでの数は作れないと思うので、どちらかに片寄る可能性もありますし、断念する場合もあると思います。
この辺りは、今後じっくり考えたいと思います。
記事を3つも書きましたが、29-2の試験に関する記事は以上です。
内容は私の独断で書かせていただきましたので、絶対に正しいという訳ではありませんが、今後の学習方針の参考にしていただければ幸いです。
最後まで目を通していただき、どうもありがとうございました<(_ _)>
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