漢検1級模擬試験倉庫

第二版で消えた訓読み(1級/準1級)

漢検辞典の初版と第二版の訓読みの比較をすると、初版にあるのに第二版に無いものがいくつかありますね。
今回は、1級および準1級配当漢字の「第二版で消えた訓読み」を紹介します。

◇1級

1.桷:ずみ
初版は「たるき・ずみ」、第二版は「たるき」となっています。
一方、初版、第二版ともに、「棠梨(ずみ)」の項目に、「『酸実・』とも書く。」とあるので、なぜ消えたかはよく分かりません。

2.穹:そら
初版は「そら」、第二版は「おおぞら・あな・おお(きい)・たか(い)・ふか(い)」となっています。
「そら」は「おおぞら」になったようで…マギー審司か!とツッコみたくなりますね(笑)

3.憖:なまじい
初版は「なまじ・なまじい」、第二版は「なまじ・なまじい(に)・し(いて)」となっています。
「なまじい」に送り仮名の「に」が付きました^^;
「憖(なまじ)」の項目の「『なまじい』とも読む。」という記述は残ったままです。

4.盍:なん(ぞ)
初版は「おお(う)・なん(ぞ)」、第二版は「おお(う)・あ(う)・なん(ぞ…ざる)」となっています。
否定を伴う場合のみ使用するということなんでしょうね。
ただし、「盍(なん)ぞ」という項目は第二版にもあります。

◇準1級

5.斯:ここ
初版は「これ・こ(の)・ここ・か(く)・か(かる)」、第二版は「これ・こ(の)・か(く)・か(かる)」となっています。
「ここ」という読みのある1級漢字「茲」を調べると、意味の欄に「①ここ。これ。この。ここに。 類:此(シ)・斯(シ)」とあるので、消えたことに若干違和感を感じます。

6.蕪:かぶ
初版は「あ(れる)・かぶ・かぶら」、第二版は「あ(れる)・しげ(る)・みだ(れる)・かぶら」となっています。
「〈蕪菁〉・蕪」の項目も、初版は読みが「かぶ」で、参考として「『かぶら』とも読む。」とあり、第二版は読みが「かぶら」で、参考として「『かぶ』とも読む。」となっています。
一方、1級漢字の「菁」は、初版は訓読みが無く、第二版は「かぶ・かぶら」となっています。

7.弗:ず
初版は「・ドル」、第二版は「…ず・ドル」となっています。
微妙に変更されています(笑)
これは、常用漢字の「不」でも同じです。
ちなみに、漢検辞典だと判別不能ですが、漢字ペディアで見ると、「盍」の「なん(ぞ…ざる)」の「…」は通常の字(送り仮名扱い)ですが、「弗」「不」の「…ず」の「…」は太字(読みの一部扱い)になっています。
なので、「漢字の読み」の検索で、「『…』を含む」ものとして、「弗」「不」は出ますが、「盍」は出ません。
…後半、ものすごく、どうでもいい話ですね(笑)



1~4の訓読みに関して、「1級訓読み表」での扱いをここに記しておきます。

現在出している「送り仮名あり」の表で、4「盍(なん)ぞ」は載せています。
送り仮名の無いものはこれから出しますが、まず、送り仮名が付いただけの3「憖(なまじい)」は載せる予定です。
一方で、1「桷(ずみ)」と2「穹(そら)」は、読みが消えたということで載せないことにしました。
「1級訓読み表」で、1級漢字の初版にある訓読みを網羅するつもりですが、こちらの2つだけは例外になりますので、予めご了承ください。

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