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模擬試験その37(記事版)

「模擬試験その37」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.春暄訪れて、蟄虫露る。
2.堂奥に入りたる者は緘黙を守るべし。
3.闔国恬安なるを以て欣説す。
4.朏魄幽かなるも、皺襞の陰翳を弁う。
5.佳人の徂謝に、埋玉の悲しみが広がる。
6.烈丈夫甎全を悪み、敢死して事に莅む。
7.百味の卓袱料理に頤が落ちる。
8.斗酒猶辞せずと豪飲し、後に噎嘔す。
9.曁曁たる驍雄は却行せず。
10.坊市に赴き、廛肆に入る。
11.部屋に几案を臚列し、耋艾俱に勖勉す。
12.銛戟も柯無くんば、臠刀に如かず。
13.涓涓たる臭液は九竅に従い沸き挙がる。
14.贓吏跋扈して、政治の痿痹を招く。
15.列伍無く旁午する稠人を乱鴉に譬う。
16.止戈洗兵し、鏖戦を遏む。
17.先考の誄文を校讐して発兌する。
18.麑鹿を礼奠とし、禍神の怒りを鎮める。
19.灼なる薬餌の効、宿痾を痊可せり。
20.子の登第を祝いて、加蜹魚を捌く。
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21.韓盧を駆りて蹇兎をつ。
22.哀をみ、誠を致す。
23.我近海を掠め、我海岸にす。
24.雉兎を捕らうるにを以てす。
25.一斗の粟、尚くべし。
26.酒は残さで酌み、主客偕にを乾す。
27.蛟竜首をげ、翼を奮う。
28.徒口を慎むよう窘められる。
29.菠薐草を白齏えにして食べる。
30.虎鶫の鳴き声が夜の帳を震わす。
 
(二)
1.お腹のゼイニクが気になる。
2.藁にもスガる思いで助けを求める。
3.彼は広島でダビに付された。
4.消毒してバイキンの繁殖を抑える。
5.身に起きた不運をカコつ。
6.遺産を巡り、互いにキンゲキを生じる。
7.ツラツラ考えて、間違いに気付く。
8.何もヤマしいことはしていない。
9.宴会でスイヨの興に乗じて熱唱する。
10.助力するにヤブサかではない。
11.サイセン箱に五円玉を投げ入れる。
12.男が自慢げにチカラコブを見せる。
13.ヤニサがった顔つきで武勇伝を語る。
14.要所をヤクして戦闘を優位に導く。
15.ミズノトミの年に生まれる。
16.衣類をカンタクし、汚れを落とす。
17.熱に浮かされてセンゴを発する。
18.センゴのある表現を訂正する。
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19.サコにある小さな村に訪れる。
20.コチ釣るや濤声四方に日は滾る。
 
(三)
1.ひっそりと静かでさびしいさま。
2.よい配偶者。
3.そしること。人を悪く言うこと。
4.官位・身分の高い人。
5.杯を酌み交わすこと。
 
げきせき、けんしゅう、こうきゅう、しんしん、
ちしゅ、ていき、もうたん、らんすい
 
(四)
問1
1.(   )逡巡
2.(   )両岐
3.(   )斥鹵
4.(   )必敗
5.(   )夜遊
6.不屈(   )
7.春風(   )
8.電光(   )
9.深根(   )
10.因循(   )
 
きょうへい、こうしょ、こうせき、こぎ、こてい、
たいとう、ちょうろ、ばくすい、ふとう、へいしょく
 
問2
1.賢人や美人の死のたとえ。
2.筆遣いに勢いがあるたとえ。
3.老人のこと。
4.子が父母を敬愛して孝行すること。
5.役に立たない無能な人のたとえ。
 
南郭濫竽、弁才無礙怒猊抉石、昏定晨省
蘭摧玉折、行尸走肉、越鳧楚乙、頭童歯豁
 
(五)
1.秋桜
2.朱欒
3.抽斗
4.楊桐
5.幫間
6.鵲豆
7.花楸樹
8.馬尾藻
9.雁来紅
10.荷包牡丹
 
(六)
ア 1.飄揚 … 2.飄る
イ 3.眷眄 … 4.眄る
ウ 5.黔首 … 6.黔い
エ 7.敝虧 … 8.虧ける
オ 9.離逖 … 10.逖い
 
(七)
1.鞅掌
2.斬新
3.責譲
4.小食
5.漆黒
 
6.稀代
7.赤心
8.避暑
9.供餉
10.跪拝
 
けんたん、こうせい、こうはく、しょうか、しんせん、
たんかん、ちんとう、ふふく、ぶりょう、ゆうじょ
 
(八)
1.カンポウの交わり。
2.煙焰天にミナギる。
3.我が家楽のカナダライ
4.積悪の家には必ずヨオウあり。
5.スネから火を取る。
6.愛オクウに及ぶ。
7.両豆耳を塞げばライテイを聞かず。
8.千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰え、百尺の室もトツゲキの煙を以て焚く。
9.タイカの顚るや、一木の支うる所に非ず。
10.鶴キュウコウに鳴き声天に聞こゆ。
 
(九)
 余多年意を本邦の草木に刻して、日々に其の品種を探り、其の形色を察し、其の1.イドウを弁じ、其の名実を覈(ただ)し、集めて以て之を大成し、此に日本植物誌を作るを素志となし、我が身命を賭して其の成功を見んと欲す。ア.には其の宿望遂に抑う可からず、僅かに2.イッカイ書生の身を以て、敢えて此の大業に当たり、自ら貲をイ.って先ず其の図篇を発刊し、其の事漸く緒に就きしと雖も、後幾(いくば)くもなく悲運に遭遇して其の3.シコウを停止し、此に再び好機来復の日を待つの止む可からざるに至れり。居ること年余、偶々乏を理科大学助手に承け、植物学の教室に仕う。4.キュウカツを更うる此に四回、時に同学新たに大日本植物誌編纂の大業を起こし、海内幾千の草木を5.キョクジンし、詳説を経とし、精図を緯とし、以て遂に其の大成を期し、洵に此学必須の偉宝と為さんと欲す。余幸いに其の空前の成挙に与り、其の編纂の重任を辱うするを得て、年来の宿望漸く将に成らんとするを欣び、奮って自ら其の説文を起こし、其の図面を描き、6.キッキョ以て日に其の業に従えり。而して其の書たる精を極め微をウ.き、以て本邦今日、日新学術の精華を万国に発揚するに足るべきものと為さんと欲するに在るを以て之を済す。必ずや此に幾十載の星霜を費やす可く、其の間日夜孳々事に之従い、其の精神を抖擻(とそう)(注)し、其の体力を7.ケツジンするに非ざるよりは、何ぞ能く此の大業を遂げ、以て同学企図の本旨にエ.うを得んや。此に於いてか専心一意之に従事せんが為に、始めて俗累を遠ざくるの必要を見る。(注:奮い起こす。)
 余や土陽(≒土佐)8.ヘキスウの郷に生まれ、幼時早く我が父母を喪い、後初めて学の門に入り、好んで草木の事をオ.め、復歳華の改まるを知らず、其の間斯学のためには我が父祖の業を廃し、我が世襲の産を傾け、今は既に貧富地を易え、9.チュウセキの煖飽は亦何れの辺にか在る。…(中略)…
 千思又万考、速やかに我が身を衣食の煩累と絶つの策を画するの急要なるを見、又今日本邦所産の草木を図説して以て日新の教育をカ.く可き者の我が国に欠損して、而して未だ備わらざるを思い、此に漸く一挙両得の法を覓め、敢えて退食の余暇を偸んで此の書を編次し、乃ち10.ショコをして之を刊行せしめ、一は以て刻下教育の須要に応じ、一は以て日常生計の費を補いて、身心のキ.怡晏を得、従容以て公命に答えんと欲す。…(中略)…今や此の書の発刊に臨みて之を奇貨とし、又何ぞ妄りに巧言を弄して世をク.き、以て名をケ.め利を射るのコ.陋醜を為さんや、敢えて所思を告白して是を序と為す。(牧野富太郎「新撰日本植物図説」より)



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