今回は最終回の特別篇で、問2「意味と読み」の問題です。
問1で出題しづらいものを多く選んだので、殆どが新出と思われます。
また、ダミーの中にはややこしいものもあり、難易度は高めになっていると予想しています。
(今回はヒントおよび語群に線を引く機能はありません。)
問題A~Jがあり、全部で5問×10=50問です。
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◇問題A
1.食べ物や飲み物が足りないこと。 はんき
2.高官の権力の悪用で国家が乱れる。 こきゅう
3.身近なことから始めるべきという教え。 かいし
4.役に立たないもの。 ぎゅうしゅう/ぎゅうそう
5.野蛮な風習。 さじん
語群:[牛溲馬勃、半饑半渇、先従隗始、豕交獣畜、
狐裘蒙戎、被髪左袵、高車駟馬、無根無蔕]
<答えの消去>
◇問題B
1.善悪の区別のないこと。 こんこう
2.何もせずにただ見ていること。 ぼうかん
3.苦労を分かち合った友人。 どうほう
4.人を悪事に誘い入れること。 かいいん
5.儒学。 すうろ
語群:[古人糟魄、同袍同沢、茫然自失、悖徳没倫、
袖手旁観、黒白混淆、鄒魯遺風、誨盗誨淫]
<答えの消去>
◇問題C
1.非常に狭い土地のたとえ。 こくし
2.武の舞と文の舞。 うぼう
3.漢字の書体が作られた故事。 しちゅう
4.途中で諦めてはいけないという戒め。 かしん
5.学問をするのに適した書斎。 じょうき
語群:[干戚羽旄、史籒大篆、束髪封帛、明窓浄几、
弾丸黒痣、軻親断機、蝸牛角上、瀟湘八景]
<答えの消去>
◇問題D
1.善悪を問わず、主人に尽くす。 せきく
2.基礎をしっかり安定させるたとえ。 ていこ
3.酒を飲み詩を歌って、風流に楽しむ。 いっしょう
4.確かな根拠のない噂。 ひご
5.古代中国の修辞的な文体。 べんれい
語群:[一觴一詠、四六駢儷、泥首銜玉、雨霖鈴曲、
根深柢固、流言蜚語、跖狗吠尭、蒟蒻問答]
<答えの消去>
◇問題E
1.辛い状況にさしのべられる救いの手。 かんてん
2.所有しているものを求め探す愚かさ。 べきろ
3.臣下が権力を握り、自儘に振る舞う。 りょうき
4.中国の漢民族と異民族が争うこと。 りょうれき
5.自然を題材に詩歌を作ること。 ろうげつ
語群:[一攫千金、尾大不掉、旱天慈雨、胡漢陵轢、
梁冀跋扈、漱石枕流、嘲風哢月、騎驢覓驢]
<答えの消去>
◇問題F
1.詩文の字句を何度も練り直すこと。 すいこう
2.規則に拘らず自由に文章を書くこと。 そし
3.ぼんやりして、よく見えないさま。 もうもう
4.不当に得た財産は不当に失うこと。 はいにゅう
5.親の衰えを嘆くこと。親を思う気持ちが深いこと。 はくゆ
語群:[一倡三歎、月下推敲、伯兪泣杖、悖入悖出、
貪夫徇財、漠漠濛濛、燕頷投筆、麤枝大葉]
<答えの消去>
◇問題G
1.固い友情のたとえ。 こうしつ
2.時季外れで役に立たないもの。 かろ
3.顔に表れるわずかな表情。 いっぴん
4.軍の策略と陣容が整っていること。 こうけい
5.心から人を歓迎すること。 げんせき
語群:[一嚬一笑、中権後勁、阮籍青眼、風雨淒淒、
夏鑪冬扇、馬鹿慇懃、誠惶誠恐、雷陳膠漆]
<答えの消去>
◇問題H
1.険しい崖がそびえること。 せんじん
2.昔の資料を解読した故事。 そくせき
3.文字の誤写や誤読の例え。 さんし
4.色町で遊女や芸者と遊ぶこと。 はんりゅう
5.賑やかで活気のあるさま。 きき
語群:[三豕渉河、白璧微瑕、肉山脯林、折花攀柳、
束皙竹簡、屠毒筆墨、熙熙壌壌、壁立千仞]
<答えの消去>
◇問題I
1.複雑で処理が難しいたとえ。 ばんこん
2.性質の違うものが互いに通じ合う。 むげ
3.残虐な為政者。 しょうけつ
4.虎の巻。 りくとう
5.唐代の四人のすぐれた詩人のこと。 ろらく
語群:[大桀小桀、六韜三略、王楊盧駱、禹湯文武、
異類無礙、渾然一体、槃根錯節、鳳凰銜書]
<答えの消去>
◇問題J
1.持ちつ持たれつの関係。 しんし
2.文人。 とごう
3.主君の面前で臆せず諫めること。 ていそう
4.規則を守るだけで面白味のない文章。 たいこう
5.積善の家の子孫は繁栄するたとえ。 うこう
語群:[于公高門、子墨兎毫、太羮玄酒、廷諍面折、
帷幄上奏、虚無縹渺、輔車脣歯、談天雕竜]
<答えの消去>
四字熟語特訓全7回、お付き合いいただきありがとうございました。
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