漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

模擬試験その3(記事版)

「模擬試験その3」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。
(この模試は旧形式です。特に問題番号等にお気を付けください。)

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(一)
1.浩瀚な書物に目を通す。
2.この国は独裁者が秉鈞している。
3.健康のために薑蒜類を積極的に摂る。
4.庭に咲いた舜英を愛でる。
5.縉紳の身でありながら誰とでも接する。
6.屈強な男が護衛のために景従する。
7.大義の下に聯袂辞職する決意だ。
8.小動物が狗竇から出入りする。
9.寵眷していた部下に反噬される。
10.蜥蜴の尾は切れてもすぐに再生する。
11.不遇な少女に憐愍の情を抱く。
12.旅行先で彼女と迦逅した。
13.土階三等、茅茨剪らず。
14.阿育王は遏劉を決断した。
15.悪怯れもせず叨沓としている。
16.巽与の言は、能く説ぶこと無からんや。
17.無実を訴えながらも縲紲される。
18.亡き師を偲んで壟塋に集う。
19.雨後に架かる虹霓を望む。
20.無為に過ごせば年甫も窮臘だ。
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21.何かとけて怠ける癖がある。
22.豆腐をぐ行商が通る。
23.に草が満ちる。
24.一目散に丘へとった。
25.の奥に痛みが走る。
26.大蛇の擡頭に思わずく。
27.吾、神にさるるを望む。
28.を用いて穴を空ける。
29.武将の下に続々と家臣が馳せる。
30.春の香りに誘われて艾餅を買う。
 
(二)
1.人間は考えるアシである。
2.双六でエイシュを争う。
3.三つの勢力がテイジする。
4.人の手際の悪さを見るとギヨウに堪えない。
5.木材を斧でハツる。
6.フクイクとした香りが漂う。
7.先日の無礼をび入る。
8.ハリは七宝の一つに数えられる。
9.酔っ払いがロウソウとして近づいてくる。
10.勢いよく蕎麦をススる。
11.腸ネンテンに苦しむ。
12.カクシャクと陽光が照り付ける。
13.祖父母ともにカクシャクとしている。
14.ゼンマイ仕掛けの時計を買う。
15.春の山でゼンマイを摘む。
 
(三)
1.何千万トンもの廃棄物が毎年出ている。
2.マスで量って箕でこぼす。
3.何時間も切羽ハバキする。
4.ナギの頃に浜辺を歩く。
5.ハラカが朝廷に献上された。
 
(四)
1.鍵。
2.生まれつきの性質。
3.往来が激しいこと。
4.太陽を運行させる御者。転じて、太陽。日月。
5.小さいこと。取るに足りないこと。
 
ぎか、しえき、はくぎ、ひんぷ、
ぼうご、やくし、ようま、りんろう
 
(五)
ア.( 1 )炊金
イ.( 2 )鳥形
ウ.( 3 )懲創
エ.( 4 )得車
オ.( 5 )膝行
カ.轍乱( 6 )
キ.昼耕( 7 )
ク.渾金( 8 )
ケ.海底( 9 )
コ.栄諧( 10 )
 
あいきょう、きび、こうれい、こくめん、
しじ、せんぎょく、はくぎょく、ほふく、
やしょう、ろうげつ
 
11.痩せ細り、衰えている様子。
12.戦いに負けて慌てて逃げる様子。
13.贅沢な食事のたとえ。
14.貧しい生活を送りながらも勉学に励むこと。
15.不可能なことに無駄な労力を費やすたとえ。
 
(六)
1.塊芋
2.竜爪稗
3.蝘蜓
4.赤目魚
5.不如帰
6.三鞭酒
7.鮎並
8.青繦
9.鼠李
10.慈鳥
 
(七)
ア 1.姙孕 … 2.姙む
イ 3.識閾 … 4.閾る
ウ 5.窘蹙 … 6.窘しむ
エ 7.礪淬 … 8.淬ぐ
オ 9.殷軫 … 10.殷ん
 
(八)
1.丱童
2.微醺
3.恬謐
4.叮
5.拙詠
 
6.霄壌
7.儕輩
8.妖冶
9.零落
10.欺誣
 
あだ、うつもん、かじゅう、かんすい、
けっさ、げつべつ、ちゅうりょ、ちんりん、
とうかん、ぼうてつ
 
(九)
1.讒臣国を乱し、トフ家を破る。
2.アイクチに鍔。
3.オウムよく言えども飛鳥を離れず。
4.怒気ある者もヒョウガは咎めず。
5.ヤスリと薬の飲み違い。
6.虎グウを負う。
7.ウカワの小鮎。
8.キュウサクの六馬を馭するが如し。
9.群蟻セイセンに附く。
10.両虎相闘いてドケン其の弊を受く。
 
(十)
 余は真宗の家に生まれ、余の母は真宗の信者であるにア.わらず、余自身は真宗の信者でもなければ、また真宗について多く知るものでもない。ただ上人が在世の時自らイ.愚禿と称しこの二字に重きを置かれたという話から、余の知る所を以て推すと、愚禿の二字は能く上人のウ.為人を表すと共に、真宗の教義を1.ヒョウボウし、兼ねて宗教その者の本質を示すものではなかろうか。人間には智者もあり、愚者もあり、徳者もあり、不徳者もある。しかしいかに大なるとも人間の智は人間の智であり、人間の徳は人間の徳である。三角形の辺はいかに長くともエ.ての角の和が二直角に等しというには何の変わりもなかろう。ただ2.ホンシン一回、此の智、此の徳を捨てた所に、新たな智を得、新たな徳をオ.え、新たな生命に入ることができるのである。これが宗教の真髄である。宗教の事は世のいわゆる学問知識と何ら交渉もない。コペルニカスの地動説が真理であろうが、トレミーの天動説が真理であろうが、そういうことは何方でもよい。徳行の点から見ても、宗教は自ら徳行を伴い来るものであろうが、また必ずしもこの両者を同一視することはできぬ。昔、融禅師がまだ牛頭山の北巌にカ.んでいた時には、色々の鳥が花を啣(ふく)んで供養したが、四祖大師に参じてから鳥が花を啣んで来なくなったという話を聞いたことがある。宗教の智は智その者を知り、宗教の徳は徳その者を用いるのである。三角形の幾何学的性質を究めるには紙上の一小三角形で沢山であるように、心霊上の事実に対しては英雄豪傑も3.ヒップヒップと同一である。ただ眼は眼を見ることはできず、山にある者は山の全体を知ることはできぬ。此の智此の徳の間に頭出頭没する者は此の智此の徳を知ることはできぬ。何人であっても赤裸々たる自己の本体に立ち返り、一たび懸崖に手を4.サッして絶後に5.ヨミガエった者でなければこれを知ることはできぬ、即ち深く愚禿の愚禿たるキ.所以を味わい得たもののみこれを知ることができるのである。上人の愚禿はかくの如き意味の愚禿ではなかろうか。他力といわず、自力といわず、一切の宗教はこの愚禿の二字を味わうに外ならぬのである。
 しかし右のようにいえば、愚禿の二字は独り真宗に限った訳でもないようであるが、真宗は特にこの方面に着目した宗教である、愚人、悪人を正因とした宗教である。同じく愛を主とした他力宗であっても、猶太教から出た基督教はなお、正義の観念が強く、いくらか罪を責むるという趣があるが、真宗はこれと違い絶対的愛、絶対的他力の宗教である。例の放蕩息子を迎えた父のように、いかなる愚人、いかなる罪人に対しても弥陀はただク.のために我は粉骨砕身せりといって、これを迎えられるのが真宗の本旨である。『歎異抄』の中に上人が「弥陀の五劫6.シユイの願をよくよく案ずればひとへに親鸞一人がためなりけり」といわれたのがその極意を示したものであろう。終りに宗祖その人の人格について見ても、かの日蓮上人が意気7.チュウテン、他宗を罵倒し、北条氏を目して、小島の主らが云々と壮語せしに比べて、吉水一門の奇禍に連なり北国の隅に流されながら、もし我配所に赴かずんば何によりてか8.ヘンピの群類を化せんといって、法を見て人を見なかった親鸞上人の人格は頗る趣を異にしたものといわねばならぬ。風ケ.び雲走り、怒濤9.ホウハイの間に立ちて、動かざることコ.の如き日蓮上人の意気は、壮なることは壮であるが、煙波10.ビョウボウ、風静かに波動かざる親鸞上人の胸懐はまた何となく奥床しいではないか。(西田幾多郎「愚禿親鸞」より)



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