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模擬試験その9(記事版)

「模擬試験その9」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。
(この模試は旧形式です。特に問題番号等にお気を付けください。)

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(一)
1.僥倖に恵まれた隣人を窺伺傚慕する。
2.垢を刮げて瘢疣を捜す。
3.蓄えた脯糒の量が生死を分ける。
4.土砂が流され、隧渠の一部が表面に露出する。
5.春色靄然たる平原曠野に出る。
6.人を詆訐した報いを受ける。
7.日本料理の一皿に松釵を添える。
8.懦闇たる王に仕える不幸を嘆く。
9.物語の佳境でが現れる。
10.棕櫚竹を観賞用に栽培する。
11.水滸にて薜蘿を纏いて投綸す。
12.鄭和は奄尹として七度の大航海を指揮した。
13.輻の輳轂するが如く鉄道網が敷かれる。
14.大雨により川の水が泛漲する。
15.褞袍を着て寒さを凌ぐ。
16.闇夜に轟く劈歴に怖ず。
17.空しく白石爛を吟ずれば、涙は満つ黒貂の裘。
18.鶯、我に近づきて嬌囀せり。
19.子供達が広い公園で游虞する。
20.庭に咲く婪尾春を愛でる。
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21.の向こうに気配を感じる。
22.一緒にいると心がかくなる。
23.を枕にして旦を待つ。
24.日昇りてらかなり。
25.衍字をって修正する。
26.週末になるとれる。
27.彼女は何かというと彼をむ。
28.を纏い、華麗に舞う。
29.そんな些細な事で彼の名がれることはない。
30.藪莨の枝に多くの花が咲く。
 
(二)
1.何件も飲み歩いてメイテイ状態になる。
2.マサカリ担いで金太郎。
3.ゲイカの思し召しに適うよう計らう。
4.ウワゴトで恋人の名を呟く。
5.キョショウを抱える南国の島へ行く。
6.アツウンの曲に耳を傾ける。
7.人気俳優のリュウベンに黄色い歓声が響く。
8.私の妻はシッカり者だ。
9.あの鳥はセキレイの一種だ。
10.班に分かれて飯盒スイサンをする。
11.凜としたタタズまいをしている。
12.宵越しの金は持たないゴウトウな人だ。
13.本文の説明をゴウトウに細かく注する。
14.偲び泣く者、目カスむ。
15.忍び泣く者、人の目をカスむ。
 
(三)
1.クヌギ材から良質の木炭を作る。
2.体重が五十キログラムに迫る。
3.ハタハタを発酵させ醢汁を作る。
4.イスカの嘴の食い違い。
5.上りヤナで遡上する魚を捕らえる。
 
(四)
1.つまづくこと。
2.せき。しわぶき。
3.人や物の良しあしを評定すること。
4.上位者の権威が衰えること。また、衰退。
5.物事の最初。起源。
 
けっち、こうかん、そうがい、はんさ、
ひんしつ、ぼうすい、らんしょう、りょうたい
 
(五)
ア.( 1 )雨臥
イ.( 2 )怪事
ウ.( 3 )歯肥
エ.( 4 )定省
オ.( 5 )散木
カ.管窺( 6 )
キ.日月( 7 )
ク.目指( 8 )
ケ.煮豆( 9 )
コ.攀竜( 10 )
 
おんせい、きし、じりょう、ちょれき、
とつとつ、ねんき、ふうさん、ふき、
ゆまい、れいそく
 
11.親孝行をすることのたとえ。
12.見識が狭いこと。また、狭い見識での判断。
13.言葉を出さず、目下の者をこき使うこと。
14.役に立たない人や物のたとえ。
15.兄弟の仲の悪いことのたとえ。
 
(六)
1.黒子
2.番紅花
3.客人
4.柳葉菜
5.玉蘭
6.年魚
7.烏臼
8.襁褓
9.海金砂
10.保合
 
(七)
ア 1.灼爛 … 2.爛れる
イ 3.倏閃 … 4.倏ち
ウ 5.嚮赴 … 6.嚮かう
エ 7.鄙陋 … 8.陋しい
オ 9.摶黍 … 10.摶める
 
(八)
1.劫末
2.梗概
3.婉曲
4.曩祖
5.大兵
 
6.致仕
7.沾湿
8.躊躇
9.捕虜
10.昵懇
 
いんえい、かいびゃく、ぎぎ、けいかん、
こうきん、こさい、しゅじゅ、じゅじゅん、
ちょくせつ、ふしゅう
 
(九)
1.人のセンキを頭痛に病む。
2.タライ、半切を笑う。
3.外ボロの内錦。
4.キョウドの末魯縞に入る能わず。
5.レイシュ設けず。
6.イッチュウを輸する。
7.嘘もツイショウも世渡り。
8.カテイの訓え。
9.シュクトクを旌別して、その門閭を表す。
10.天機セツロウすべからず。
 
(十)
A 汽車の八方に通じている国としては、日本のように雪の多く降る国も珍しいであろう。それがいたる所深いア.谿をさかのぼり、山の1.ビョウブを突き抜けているゆえに、かの、
 黄昏や又ひとり行く雪の人
の句のごとく、おりおりは往還に立ってじっと眺めているような場合が多かったのである。停車場には時としては暖国から来た家族が住んでいる。雪の底の生活に飽き飽きした若い人などが、何という目的もなしに、2.クワをイ.うて庭前の雪を掘り、土の色を見ようとしたという話もある。鳥などは食に飢えているために、ことに簡単な方法で捕えられた。二、三日も降り続いた後の朝に、一尺か二尺四方の黒い土の肌を出しておくと、何の餌も3.オトリもなくてそれだけで4.ヒヨドリやウ.が下りてくる。大隅の佐多とか土佐の室戸とかの、茂った御崎山の林に群れてさえずりかわしていたものが、わずかばかり飛び越えるともうこのような国に来てしまうのである。(柳田国男「雪国の春」より)
 
B 二葉亭氏の訳筆の妙は今更5.ショウヨウする必要を視ない。「あひびき」の一小篇にしたところが、ただの翻訳ではなくて、寧ろ二葉亭自身の創作よりも以上に、真実の創作である。またそれだけ力が籠もっている。よくこなれた俗語の適切なる使いぶりと、よく曲げてエ.やかにオ.んで弾力性に富んだ句法とが、互に絡みあって洗練されて新文体を創めた二葉亭氏の労力は非常なものであったろう。氏の6.テンピンは最もよくその訳筆に於いて窺われる。…(中略)…
 二葉亭氏はこの「あひびき」をいきなり幼稚な文壇に擲(な)げ出して置いて、その影響には全く関わるところがなかった。二葉亭氏の文壇に於ける行動のカ.間歇的であった如く、その感化影響も潜流的であつたが、新旧文学の交替遷移の傍らにあって、何物にもキ.わされることのなかったのはク.に異色と云わねばならない。(蒲原有明「『あひびき』に就て」より)
 
C いな、人間の死は、科学の理論を待つまでもなく、実に平凡なる事実、時々刻々の眼前の事実、なんびともあらそうべからざる事実ではないか。死のきたるのは、一個(ひとり)の例外もゆるさない。死に面しては、貴賤・貧富も、善悪・邪正も、知恵・7.ケンフショウも、平等ケ.一如である。なにものの知恵も、のがれえぬ。なにものの威力も、抗することはできぬ。もしどうにかしてそれをのがれよう、それに抗しようと、くわだてる者があれば、それは、ひっきょう痴愚のいたりにすぎぬ。ただこれは、東海に不死の薬をもとめ、バベルに昇天の塔をきずかんとしたのと、同じ8.ショウヘイである。…(中略)…
 もし赤穂浪士をゆるして死をたもうことがなかったならば、彼ら四十七人は、ことごとく光栄ある余生を送って、終りをまっとうしえたであろうか。そのうち、あるいは死よりも劣った不幸の人、もしくは醜辱の人を出すことがなかったであろうか。生死いずれが彼らのために幸福であったか。これは問題である。とにかく、彼らは、一死を分として満足・幸福に感じて9.トフクした。その満足・幸福の点においては、七十余歳の吉田忠左衛門も、十六歳の大石主税も、同じであった。その死の社会的価値もまた、10.ジュヨウのコ.如何に関するところはないのである。(幸徳秋水「死刑の前」より)



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  • 2017/06/16(金) 21:19:21 |
  • |
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ありがとうございます

ご指摘感謝いたします。
仰る通り「発行」ではなく「発酵/醱酵」ですね、失礼しました。
今晩中に順次修正したいと思います。

今後もミス等ありましたら、遠慮なくご指摘ください。
どうもありがとうございました。

  • 2017/06/16(金) 21:32:37 |
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  • spaceplusKK #hHfHWlpo
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