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模擬試験その15(記事版)

「模擬試験その15」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.弟子は洶湧する水に慌てふためいた。
2.長年、痒痾に悩まされる。
3.臧否をよく考えて行動する。
4.裲襠装束を身につけ舞を披露する。
5.朝にして下大夫と言えば、侃侃如たり。
6.力は能く扛鼎し、才気は人に過ぐ。
7.花は玉缸を撲って春酒香し。
8.倔彊な兵士たちが集まる。
9.徒爾に兀坐瞑目して、頑空を養成す。
10.橦末の伎に観衆たちが沸く。
11.生徒たちの黽勉の成果が如実に表れる。
12.流れ行く水の声、淙潺と聞こゆ。
13.大簇の中澣に長子が生まれる。
14.魂夢幽怨に堪えず、更に一声啼鴃す。
15.彼の発言に覦心が見て取れる。
16.黯湛たる湖に汨羅の鬼あり。
17.第三者が尸盟の役割を果たす。
18.小川で大きな蝲蛄を捕まえる。
19.敵の襲撃に遭い敢え無く殞殪する。
20.犢鼻褌を身に着け祭りに参加する。
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21.子供の御遣いの様子をう。
22.辺りはく、不安に駆られる。
23.相手を寄せ付けまいとを振り回す。
24.しさと強さを兼ね備える。
25.耳目の慾をけ、学識知能を絶つ。
26.髪がの如くさらさらと揺れた。
27.暖簾をげて店を出る。
28.管を以て天を窺いを以て海を測る。
29.に出場したときとは違う緊張感がある。
30.慌てて徒跣で飛び出す。
 
(二)
1.だるような暑さが続く。
2.来客のためにヘイレイの品を用意する。
3.中国のハイシ小説を繙く。
4.頑なに首を振りてウベナわず。
5.彼は上司にコウゴウしてばかりの太鼓持ちだ。
6.寒い日にはカンザケを飲んで温まる。
7.悪しざまに罵られ、ダカツの如く嫌われる。
8.重圧にジュウゼイな心は耐えきれなかった。
9.当時は江戸幕府全盛のミギリだった。
10.難民をブジュツし、支援活動を行う。
11.精神状態が安定せず、ソウウツを繰り返す。
12.男は不気味に笑い、ラングイバを覗かせる。
13.レンパクを掛けて日差しを遮る。
14.金を出さないリンショクカンだと揶揄される。
15.洗練されていないヒリな言葉遣いだ。
16.まさにヒリの陽秋と言える態度を貫く。
17.モミの木に飾り付けをする。
18.モミの布を長着の胴裏や袖裏に用いる。
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19.暑い日々もヤガて終わる。
20.ワカサギの天ぷらを食べる。
 
(三)
1.横合いから口を出すこと。
2.金品を寄付して官職を得ること。
3.むらがり集まること。
4.言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ。
5.ならず者。
 
えんのう、きょせつ、くんし、こんと、
しふ、へいとう、ようかい、よくい
 
(四)
問1
1.(   )加璧
2.(   )禍心
3.(   )一炊
4.(   )万間
5.(   )叢裏
6.一世(   )
7.夜雨(   )
8.竜虎(   )
9.被髪(   )
10.鮮血(   )
 
けいきょく、こうか、こうりょう、そうはく、そくはく、
たいしょう、ふうび、ほうぞう、ようきょう、りんり
 
問2
1.兄弟や夫婦の仲が良いたとえ。
2.悪は蔓延りやすく善は駆逐されやすいこと。
3.つまらない文章や無駄な話のたとえ。
4.非常に不安定な状態や危険なことのたとえ。
5.世の中の話題になり、もてはやされること。
 
一家眷族一薫一蕕大衾長枕、犬吠驢鳴
晨煙暮靄馮異大樹燕巣幕上、膾炙人口
 
(五)
1.松魚
2.小波
3.雀躍
4.蹲踞
5.末濃
6.鳳梨
7.斥候
8.鉄掃箒
9.沙子
10.仙人帽
 
(六)
ア 1.讙譁 … 2.讙しい
イ 3.翦屠 … 4.屠る
ウ 5.夾繞 … 6.夾む
エ 7.虔祗 … 8.祗む
オ 9.繹味 … 10.繹ねる
 
(七)
1.博覧
2.痩骨
3.矮樹
4.廓然
5.一霎雨
 
6.刪潤
7.鉄漿
8.豪商
9.鴻溝
10.芸閣
 
おうてん、きょうぼく、けいそう、しょうじょう、たいこ、
でっし、てんざん、ひはん、らいかい、りんいん
 
(八)
1.ヒイキの引き倒し。
2.ウジャクの智。
3.火を乞うはスイを取るに若かず。
4.コウゼンの気を養う。
5.ソウリン実(み)ちて礼節を知る。
6.中流に船を失えばイッピョウも千金。
7.セキレイ原に在り、兄弟難を急にす。
8.六親和せずしてコウジ有り。
9.シジの端書き。
10.自家のケンシュウは自家知る。
 
(九)
A 天蓋には、1.ヨウラク、羅網、ア.花鬘、イ.幢旛、仏殿旛等。
 厨子は、木瓜厨子、正念厨子、丸厨子(これは聖天様を入れる)、角厨子、春日厨子、ウ.鳳輦形、宮殿形等。
 その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮、柄香炉、常花、鈴、五鈷、三鈷、エ.独鈷、金剛盤、輪棒、オ.羯磨、馨架、雲板、魚板、木魚など、余は略します。(高村光雲「幕末維新懐古談 -彫刻修行のはなし-」より)
 
B 建国以来、日本にも国運上又は国政上に、危うい、きわどい時機が幾度かあった。その所謂危機が外部から襲来した事もあり内部から爆発した事もある。そういう時、日本にはきまって不世出の大人物があらわれ、其の禍を断ち、却って更に国運の向上を来さしめている。あとから思うと不思議なくらいそれがうまく行っている。推古天皇の御代を、そういう危うかった時代といっていいかどうか分らないが、思想上にも、国政上にも、どうしても解決しなければならない重大問題が前代から山のようにたまったままになっていて、ここで一歩をあやまれば取りかえしのつかないような事になるし、しかも最早一日も2.ジンゼンしていられない土壇場に押しつめられたような時代であった。幸いにも、その時聖徳太子のような3.コウコの大天才が此の世にカ.れて一切の難事業を実に見事に裁決させられた。国是は定まり、国運は伸び、わけて文化の一新紀元がキ.せられた。美の領域に於ける太子の偉業は今日から見て実に世界大なものがある。…(中略)…
 日本美術の精華を語るに当たって、其の例を天平期の諸仏像にとるのは世の常識である。これは当然の事であって、飛鳥白鳳の輸入期を超えて、其の美が漸く純日本の形式に落ち着き、しかも技術の優秀、精神の高遠、共に古今に並びなき発達を遂げた時代であるから、およそ日本美術を語ろうとすれば、どうしても此の時期の諸仏像を挙げざるを得ないのである。4.ユウコンな構想に加えるに緻密な工匠的の美意識に富み、聡明な空間組成と鋭敏豊潤な色彩配置とを為し遂げたその純芸術力は世界にもこれに匹敵するもの甚だ稀である。僅かにギリシャが之に対比し得るだけで、他には規模のク.厖大とか5.ハンサな技術の目まぐるしい積みかさねとか、偏った末梢美の誇示とかいう類のものはあっても、よく美の中正を行き芸術の微妙な機能の公道を捉えているものは甚だ少ない。その点で日本とギリシャとは性質は全く異っても美の世界に於ける二つの大道6.コウクを成すものである。…(中略)…
 斯くの如く天平期の日本芸術の美は7.ケンランを極めているが言い得べくんばこれはすべて完成綜合の美であって、真の意味での新しい芽は無い。すべて飛鳥白鳳期に8.ハイタイせられたものの進展成熟であり、例えば夢殿の救世観世音像に見るようなあの言語道断な、真剣な魂の初発性は見られない。
 天平期の完成に伴う諸弊害を一掃せられた9.エイマイな桓武天皇の平安遷都前後にあたってもう一度人心は粛然として真剣の気を取りもどした。…(中略)…
 背後にケ.蔚然たる五山文学の学芸あり、世は南北朝の暗澹たる底流の上に立って興廃常なき中に足利義満等の夢幻の如き栄華は一時に噴火山上の享楽を世上に流通せしめた。この前後の芸術一般が持つ美には、それゆえ毎に無常迅速の哀感を内にコ.み、外はむしろ威儀の卓然たるものがあった。猿楽は寺坊の間から起こってこれらの将軍と公卿との寵児となり、更に慰楽に飢えた民衆一般の支持をうけ、遠く10.ヘンスウの地にまで其の余光を分かった。能面の急激な発達は斯くして成就せられたのである。仏像の彫刻がただ形式の踏襲に終始し、ただ工人的末梢技巧のめまぐるしい累積となり終わった時、此の新興芸術たる物まねの生命たる仮面の製作には実に驚くべき斬新の美が創り出された。(高村光太郎「美の日本的源泉」より)



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