漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

模擬試験その21(記事版)

「模擬試験その21」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(一)
1.酩酊した男が踉蹌として歩く。
2.丕績を残した英雄として祀られる。
3.先進の訓迪を受ける。
4.誑惑して金銭を騙し取る。
5.家鶏を厭い、野鶩を愛す。
6.罪人が縄で繫縻される。
7.理事全員の卸任を要求する。
8.好言は口よりし、莠言も口よりす。
9.瞬霎の間に社会は変貌を遂げた。
10.何も語らずに悁悒の表情を見せる。
11.宮中で追儺が行われる。
12.京の西に将軍がを立てる。
13.夜の穹窿を見入りつつ若者涙うち流したり。
14.瓦甎を用いて像を作る。
15.焠掌して精神を病む。
16.人里離れた地に孑然と棲む。
17.糴糶して生計を立てる。
18.園の花が芳菲として咲く。
19.芻豢甘きを加えず。
20.有益な書籍が薈萃している。
----------------------------
21.目の覚めるようなしさを持つ。
22.など持ちて農夫集まれり。
23.高き位をみて驕らず。
24.人の姿がかに見える。
25.のような息を吐く。
26.を逃れて殍する。
27.聖人の感化が多くの弟子にぶ。
28.が近く啼きしきる。
29.厥の宗すでに膚をめり。
30.随身が葛箙を腰に付ける。
 
(二)
1.観衆が手品師の動きにカツモクする。
2.その話はどうにもシンピョウ性に欠ける。
3.カンジキを履いて雪道を歩く。
4.師のケイガイに接する。
5.ホウショを受け取らない清廉な政治家だ。
6.ヨシんば間違えても問題は無い。
7.彼女の前でヒザマズき愛を誓う。
8.男は妄言を吐き、帝王の名をセンショウした。
9.ギョウショウの求心力で万卒が団結する。
10.手がカジカんで小銭を落とす。
11.戦国大名のビョウエイにあたる人物を探す。
12.アカダナに花を供える。
13.言動を慎むようカイチョク処分が下される。
14.イグサを編んで畳を作る。
15.若いころからコウコクの志を持つ。
16.コウコク一丸となり戦う総力戦となる。
17.子供がマリを突いて遊ぶ。
18.客の持つマリに酒を注ぐ。
----------------------------
19.涙を必死にコラえる。
20.湖沼にエリを仕掛ける。
 
(三)
1.忙しく働き、暇のないこと。
2.寝言。転じて、取るに足らない戯言。
3.欲深く無慈悲な人のたとえ。
4.人材の育成。また、人材育成を楽しむこと。
5.意見に賛成し、味方すること。
 
おうしょう、かきん、さいろう、さたん、
ざんさ、しんとう、せいが、びご
 
(四)
問1
1.(   )虎視
2.(   )三尺
3.(   )相逢
4.(   )定省
5.(   )風鬟
6.桃李(   )
7.魯魚(   )
8.多蔵(   )
9.暴虎(   )
10.讒諂(   )
 
おんせい、がいし、こうぼう、すいぜん、せいけい、
ひょうが、へいすい、むびん、めんゆ、りょうじょう
 
問2
1.来訪した友人を手厚くもてなすこと。
2.学問を教える所。講堂。
3.亡国の嘆き。
4.非常にやつれ細った様子。
5.花の咲き乱れているさま。
 
三面六臂千朶万朶、麦秀黍離、槁項黄馘
緇林杏壇、蕩佚簡易轂撃肩摩、冒雨剪韮(冒雨剪韭
 
(五)
1.仙人掌
2.莫大小
3.野木瓜
4.独脚蜂
5.接続草
6.茶梅
7.羊歯
8.水夫
9.冬青
10.円規
 
(六)
ア 1.晏起 … 2.晏い
イ 3.混淆 … 4.淆じる
ウ 5.鬩牆 … 6.鬩ぐ
エ 7.蔓衍 … 8.衍る
オ 9.焜燿 … 10.焜く
 
(七)
1.訥訥
2.遯世
3.稔熟
4.恪勤
5.劫末
 
6.啼泣
7.鯉素
8.嚆矢
9.震撼
10.午睡
 
かいびゃく、がんぱく、きょうけん、こうしょく、しゅつろ、
しょうどう、たんぱん、どうこく、らんしょう、りゅうちょう
 
(八)
1.イッキに十たび起つ。
2.アシの葉に法の方便
3.朝菌はカイサクを知らず。
4.心正しければ則ちボウシ瞭らかなり。
5.シセキを弁ぜず。
6.シトクの愛。
7.親父の夜歩き、息子のカンキン
8.セイアの見。
9.同じ穴のムジナ
10.蓼虫キサイに徙るを知らず。
 
(九)
 日本人で、二十歳ぐらいの女性だった。漆黒の断髪を潮風にア.かせ白い船室をバックにして手すりにイ.れていた。海風が彼女の体を撫でるたびに、彫刻のように均斉のとれている肢体が、レンズを透してふっくらと浮出して見えた。…(中略)…
 あの、慶子ソックリの美女を造る整形外科室と聞いて、中野は、一段と眼をウ.てながら、ドアーをエ.った。
 まだ奥にも部屋があるらしいが、その最初の部屋は、一寸病院の診察室といった感じだった。しかも、最早美女の施術は終ったのか、傍らの椅子に、ずらりと並んでいるのは、あまり人相のよくない男たちで、突然入って来た中野の方をじろじろ流し見ては、何か小声で1.ササヤきあっていた。
 細川三之助は、一向そんなことには頓着なく、奥でカルテを見ている白衣を着た禿頭の老人の所に行くと、しばらく何かぼそぼそと話しあっていたが、やがて、その二人は、何か頷きながら中野をオ.いた。…(中略)…
中野ソックリの男はそういって立ると、二人に2.イチユウして海に飛込み、そのまま抜手を切って泳ぎ去ってしまった。
 中野は、慌ててあたりを見廻した。しかし、いずれを見ても、3.ビョウビョウ満満たる大海原の真只中で、とても泳ぎ切れるとは思えなかった。
(そうだ、人工4.シンキロウにかくされた日章島が、このすぐ近くにあるんだ……)
 と気づいた。しかし、いかに瞳を凝らして見ても、遂にそれは見わけられなかった。(蘭郁二郎「地図にない島」より)
 
B 彼女は省線を牛込で降りると、早稲田行きの電車に乗り換えた。車内は師走だというのにすいていた。僅かな乗客が牛の5.ボウコウみたいに空虚な血の気のない顔を並べていた。
 彼女も吊り皮にぶらさがったまま、茫然と江戸川の濁った水を見ていたが、時々懐中の金が気になった。
 彼女はこれから目的の真宗の寺へ、その金を持ってゆかなければならなかった。…(中略)…
 彼女は三四度声をかけて見たが、奥迄はその声がカ.らないらしかった。色々の調子を変えて呼んで見た。すると奥からキ.衣摺れの音がして三十格好の6.ボンサイらしい粋な女が出て来た。が、女は彼女の服装を下から上へと逆に7.イチベツしただけで玄関の突き当たりの電話室の硝子戸の中に入ってしまった。…(中略)…
 円い大きいスタンプのような寺の判を捺した領収書を貰うと彼女はすぐに其処を出た。不浄物を棄てたような身軽さと、親戚の環視の眼から逃れたような気易さとを感じながら、寺の石段を下りたが、先刻から彼女の眼には、死んだ祖母が背を屈めて、物影へ入っては、チャリン、チャリンと音をさせながら、一日中にク.屹度一度、人に隠れて銭勘定をしている姿がケ.んでいた。
 当時彼女はよく、祖母の銭勘定をコ.ったり罵ったりしたが、今はその姿を想い出すと眼頭へ涙が8.ニジんで来た。
 然し先刻のあの僧侶が、祖母の為に永遠に経を読む等という真ッ赤な嘘を、公然とお互に通してゆく世の中を考えると、彼女は9.クスグられるような気持ちにもなった。
 寺の石段の上からは、直ぐ下に暮の街が展開された。薄い夕靄の中に電灯の火が10.チリバめられていた。(若杉鳥子「棄てる金」より)



<解答の表示>

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad