漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

模擬試験その24(記事版)

「模擬試験その24」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(一)
1.小高い丘壟に登る。
2.譎詭変幻たる雲を眺める。
3.罪有らば絞縊して以て戮せられん。
4.幽禽嘲哳機を忘るるに似たり。
5.浩浩として懐山襄陵す。
6.大量馘首に労働者が抗議する。
7.遐邇体を壱にし、率賓して王に帰す。
8.小人は欺軟怕硬す。
9.以て己を知らざる者の詬厲すとなす。
10.幽昧にして嶮阨なる道を行く。
11.私覿には愉愉如たり。
12.嫋娜たる舞を披露する。
13.崖が次第に頽虧する。
14.時の過ぎ行くを馬の霍奕するに喩う。
15.その頰の一臠に舌鼓うつ時の感なり。
16.下書きを芟正してから清書する。
17.以て民に示して偸薄ならざらしむる。
18.旭日輝きて杲杲たり。
19.鏡に向かいて髻梳す。
20.百里樵を販がず千里を販がず。
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21.収穫物を蔵にめる。
22.欲と不安を駆り立て、人心をぐ。
23.旅立つ若者にの言葉を贈る。
24.猫がをいらうよう。
25.民の彝をる、是の懿徳を好む。
26.今に判然と云うことは出来ない。
27.子供がを指で弄る。
28.貨色功利の習い、肌に淪み髄にし。
29.白栲の雲か隠せる天つ霧かも。
30.傅きて若き王をく。
 
(二)
1.患者にケイレンの症状が現れる。
2.タライに水を張り洗濯する。
3.意識がモウロウとする。
4.此度の無礼、ごリョウジョを賜りたい。
5.船のヘサキを東に向ける。
6.ブゼンとした面持ちで立ち尽くす。
7.長男のハツノボリを揚げる。
8.キックツとして分かりにい文章だ。
9.長湯をして指先がホトびる。
10.青酸毒はリゴウでも死に至る。
11.ココロオキテに反する行動を取る。
12.節操の無い媚附コウゴウの類を嫌う。
13.鋭い目つきで相手をイスクめる。
14.人の行き来がラクエキとして絶えない。
15.カラめ手門からこっそり逃げる。
16.セキゾクの刺さった人骨が発掘される。
17.見張りために兵がショウシャに詰める。
18.洗練されたショウシャな身なりだ。
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19.彼の最後の舞台をシカと見届ける。
20.水を数センチリットル注ぐ。
 
(三)
1.教え導くこと。
2.悪事の報いの災いが子孫に残ること。
3.細かい文字や僅かな利益のたとえ。
4.明るく透きとおっていること。
5.ちょっと会っただけで親しくなること。
 
えいてつ、おうが、かし、けいがい、
けいてき、とうけい、ようとう、よおう
 
(四)
問1
1.(   )委蛇
2.(   )髪指
3.(   )聴従
4.(   )羽衣
5.(   )落落
6.横行(   )
7.桜花(   )
8.多銭(   )
9.老驥(   )
10.開心(   )
 
うよ、えんべん、かっぽ、げいしょう、けんせい、
しれつ、ぜんこ、ふくれき、らいらい、らんまん
 
問2
1.汚い格好。
2.相手を自在に扱い、屈服させること。
3.気が落ち込んで晴れないさま。
4.心がひねくれてずるがしこいこと。
5.思い切りよく行動すること。
 
七縦七擒、千金一擲、心広体胖奸佞邪智、
眼光炯炯敝衣蓬髪、遏悪揚善、精神鬱怏
 
(五)
1.躑躅
2.齲歯
3.蜷局
4.鹿薬
5.漏蘆
6.水豆児
7.刺椿象
8.金雀枝
9.見風乾
10.響尾蛇
 
(六)
ア 1.騙取 … 2.騙る
イ 3.遷徙 … 4.徙る
ウ 5.瞻矚 … 6.瞻る
エ 7.懍慄 … 8.懍れる
オ 9.孱羸 … 10.孱い
 
(七)
1.剴切
2.枯燥
3.坦夷
4.説懌
5.鮑肆
 
6.箝制
7.酩酊
8.殪仆
9.出帆
10.佩服
 
おうのう、かいらん、かんすい、きやく、しゅんしょう、
せんろく、ていご、へいし、りょうざんぱく、りんり
 
(八)
1.にも晴れにも歌一首。
2.インジュを解く。
3.狂瀾をキトウに廻らす。
4.ケイガクの欲。
5.骨肉相む。
6.アザミの花も一盛り。
7.煽てとモッコには乗り易い。
8.ドウシュウ相救う。
9.三界の火宅、シクの露地。
10.巧言コウの如し、顔之厚し。
 
(九)
 ぐっとア.を張ったように斜に構えた太い本枝の骨組みのイ.さ。一気にさっと線を引いたように、ながく延び切った1.スワエの若々しい気随さ。…(中略)…
 ウ.や鷦鷯(さざい)などが、山から里へおとずれて来るには、頭を円めた2.トンセイ者のように、どんな時でも道連れのない一人旅ときまっているが、それとは打って変わって3.セキレイは多くの場合公園の散歩客のように夫婦づれだ。…(中略)…
 彼は出来上がった薬を大切そうに掌面に載せた。顔にはほがらかな微笑みさえも浮かんでいた。
「わしは、今これを服そうとしているのだ。次の瞬間には、わしの身体は4.コウノトリのようにふわりと空高く舞い揚がることができるのだ。大地よ。お前とは久しい間の……」
 彼はこういって、最後の一瞥を長い間の5.ジッコンだった大地の上に投げた。
 その一刹那、彼の心は変わった。彼は掌面に盛っていた仙薬の全分量の半分だけを一息にぐっとエ.み下したかと思うと、残った半分を惜し気もなくそこらにぶち撒けてしまった。…(中略)…
 自らの心をそうした大自然の深みとオ.脈搏相通ずる辺りにおいている者にとっては、枝にかけたカ.の調子に乗って、風に戯れる騒がしさは、彼が持ち前のほんの一寸した軽はずみに過ぎないにしても、冥想の静けさを邪魔だてするものとして、二度とこの6.ヒョウキン者にそんな機会を与えないように、彼を枝から取りおろしたものに相違ない。
 実際雑音のやかましさが、静虚な心境を楽しむものや、7.シユイの生活を愛するものにとつて、憎むべき鼠であり、キ.であり、また虎であることについては、私が殊更めかしてここに言わなくとも、むかしの詩人がク.くからいっている。…(中略)…
 …その興奮を鎮め、緊張を緩め、疲労より回復するには、是非ともケ.天鵝絨のような静境を必要とする。私達は己がじしの和やかな家庭生活において、その静境をもとめようとするのに、うるさい雑音の小魔達は、このひっそりした避難所にまでも8.チンニュウして来て、そして意地悪くも回復の邪魔だてをしようとするのだ。
 このあいだ亡くなったイギリス文壇の散文の名家ジョージ・ムーアが、ある時筆生に自分の原稿を9.クジュしていると、隣室に住んでいるアイルランド生まれの二人の婦人から厳しい抗議が持ち込まれて来た。
「(声を低くして静かにしてほしいという内容)」
 ムーアはそんな抗議などは少しも気に留めないで、相変わらず高調子でクジュを続けていた。すると、ある日のことだしぬけに隣の室から、調子はずれなオルガンの音が聞こえ出した。いつぞや抗議を持ち込んで来た婦人たちが腹癒せの仕返しらしく、それからというもの毎日のようにムーアが仕事を始めると、それをきっかけに、隣の室からオルガンが単調な、コ.い音を壁一重こちらにまでもひきずり込むので、これにはさすがに強情なムーアも少なからず閉口させられたということだ。
 これは雑音のうるささに報いるのに、雑音のやかましさをもってしたもので、この散文詩人が、自分の仕事に10.セイヒツがなくてはならないものだといふことを、百も承知していながら、それでいて、疲れている隣の二婦人が、それと同じものを欲しがっていることには、少しも思いやりがなかったのは、あまり感心した話ではなかった。(薄田泣菫「独楽園」より)



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