漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

模擬試験その25(記事版)

「模擬試験その25」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



(一)
1.猊下の謦咳に接する。
2.涓涓塞がざれば終に江河となる。
3.箱根山彙の全景を双眸に集める。
4.賞に夭殤した数学者の名を冠する。
5.偉人の金言を勒石する。
6.旄鉞を携えた使者が詔書を届ける。
7.藜羹を食らう者は大牢の滋味を知らず。
8.巨大な塔が霄峙する。
9.を以て海を測る。
10.聳揖して敬意を示す。
11.鎖鑰となる建物周辺を梭巡する。
12.叨沓を理由に馘首を言い渡される。
13.王の溘謝の知らせに国民は皆涙した。
14.蟹螯の身を器用に穿る。
15.姑息な対応の積み重ねが咎殃を招く。
16.難病に苦しむ子供に軫恤の情を抱く。
17.竜蝨は鞘翅類に分類される。
18.蒼朮を含む漢方薬を処方する。
19.顋頰を強打し、意識を失う。
20.時は既に夬月に至る。
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21.長口上に畳の塵をる。
22.が時をつくる。
23.子をむが如く民を霑す。
24.間違えることはではない。
25.梅がって春を感じる。
26.の大きな帽子を被る。
27.進退維まれり。
28.斧のを視れば爛尽す。
29.言りて出づればまた悖りて入る。
30.我が子の受験に肝膾を作る。
 
(二)
1.ソゴの無いよう計画を立てる。
2.盛衰を月のエイキに譬える。
3.梅のツボミが徐々に膨らむ。
4.団子の表面に胡麻をマブす。
5.刺激により血管がシュウレンする。
6.厳密な作法をジョクレイだと揶揄する。
7.打撲によりアオアザができる。
8.師より奥義の記されたホウボクを賜る。
9.長時間の基礎練習にケンパイする。
10.ハナススりの音が響く。
11.マガカミの怒りが災いとなって表れる。
12.詩文にフサクの痕が見られる。
13.獅子奮迅してタケり立つ。
14.寺は人気が無くショウサンな雰囲気だ。
15.キベイに食材を盛り付ける。
16.一杯のマムシザケを呷る。
17.覧古コウシンして真理を追究する。
18.朋友コウシンして談論風発する。
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19.小桜オドシの鎧に身をかためる。
20.カジカを釣りに川へ行く。
 
(三)
1.身をかがめ慎みかしこまること。
2.祈願成就のお礼に神仏に参拝すること。
3.人の機嫌をとっておもねること。
4.墓地。墓場。
5.心がこもりまじめなさま。
 
あび、えいいき、きっきゅう、しじつ、
じっこん、ほうさい、もうりょう、らてい
 
(四)
問1
1.(   )来臨
2.(   )晏起
3.(   )買牛
4.(   )取月
5.(   )辛苦
6.直往(   )
7.驚心(   )
8.家鶏(   )
9.心猿(   )
10.一髪(   )
 
いば、えんこう、おうが、かんなん、せんきん、
そうしん、どうはく、ばいけん、まいしん、やち
 
問2
1.大喜びすること。
2.よい評判が広く知れ渡ること。
3.不自由のない生活のこと。
4.他人の権限を侵す罪。
5.長寿長命を祝っていう言葉。
 
万寿無疆、大名鼎鼎紫髥緑眼、越俎代庖
跌蕩放言、煖衣飽食、歓喜抃舞轗軻不遇
 
(五)
1.浮子
2.譫言
3.茅花
4.墨魚
5.蚌貝
6.覆盆子
7.蚊母鳥
8.黄瓜菜
9.酔魚草
10.玉環菜
 
(六)
ア 1.糜爛 … 2.糜れる
イ 3.匱竭 … 4.竭きる
ウ 5.矮樹 … 6.矮い
エ 7.驕嘶 … 8.嘶く
オ 9.勍敵 … 10.勍い
 
(七)
1.拙歌
2.素服
3.坤輿
4.晦蔵
5.共棲
 
6.討伐
7.延頸
8.村落
9.褊隘
10.妬忌
 
かじゅう、きゅうりゅう、ぎょうぼう、きょうゆう、けんきょう、
げんよう、さっきょ、しい、ようちょう、りんき
 
(八)
1.老牛トクを舐る。
2.礼は未然の前に禁じ法はイゼンの後に施す。
3.君子は言にトツにして行いに敏ならんことを欲す。
4.シャイ路に塞がる。
5.キョッコウの楽しみ。
6.鴫のカンキン
7.ヨトウの罪。
8.山に躓かずしてテツに躓く。
9.キンボウに名を掛く。
10.生まれぬ先のムツキ定め。
 
(九)
A 尾生はとうとう立ちすくんだ。
 川の水はもうア.を濡らしながら、鋼鉄よりも冷やかな光を湛えて、漫々と橋の下に広がっている。すると、膝も、腹も、胸も、恐らくは1.ケイコクを出ない内に、この酷薄な満潮の水に隠されてしまうのに相違あるまい。いや、そう云う内にも水嵩はイ.高くなって、今ではとうとう2.リョウハギさえも、川波の下に没してしまった。が、女は未だに来ない。
 尾生は水の中に立ったまま、まだ3.イチルの望みを便りに、何度も橋の空へ眼をやった。
 腹を浸した水の上には、とうに蒼茫たる暮色が立ちウ.めて、遠近に茂ったエ.や柳も、寂しい葉ずれの音ばかりを、ぼんやりした靄の中から送って来る。と、尾生の鼻をオ.めて、4.スズキらしい魚が一匹、ひらりと白い腹を翻した。その魚の躍った空にも、カ.らながらもう星の光が見えて、蔦蘿(つたかずら)のからんだ橋欄の形さえ、いち早い宵暗の中に紛れている。が、女は未だに来ない。……(芥川龍之介「尾生の信」より)
 
B 当時又キ.可笑しかったことには赤木と俳談を闘わせた次手(ついで)に、うっかり蛇笏を賞讃したら、赤木は透かさず「君と5.イエドも畢(つい)に蛇笏を認めたかね」と大いに僕を冷笑した。僕は「常談云っちゃいけない。僕をして過たしめたものは実は君のク.諳誦なんだからな」とやっと冷笑を投げ返した。と云うのは蛇笏を褒めた時に、博覧6.キョウキなる赤木桁平もどう云う頭の狂いだったか、「芋の露連山影を正しゅうす」と云う句を「連山影をケ.しゅうす」と間違えて僕に聞かせたからである。…(中略)…
 爾来更に何年かを7.ケミした今日、僕は卒然飯田蛇笏と、――いや、もう昔の蛇笏ではない。今は飯田蛇笏君である。――手紙の往復をするようになった。蛇笏君の書は予想したように如何にも8.シュンソウ(注)の風を帯びている。成る程これでは小児などに「いやに傲慢な男です」と悪口を云われることもあるかも知れない。僕は蛇笏君の手紙を前に頼もしい感じを新たにした。(注:人品のすぐれたさま。)
春雨の中や雪おく甲斐の山
 これは僕の近作である。次手を以て甲斐の国にいる蛇笏君に献上したい。僕は又この頃思い出したように時時句作を試みている。が、一度句作に遠ざかった9.タタりには忽ち苦吟に陥ってしまう。どうも蛇笏君などから鞭撻を感じた往年の感激は返らないらしい。所詮下手は下手なりに句作そのものを楽しむより外に安住する所はないと見える。
おらが家の花も咲いたる番茶かな
 先輩たる蛇笏君の10.ビンショウをコ.れば幸甚である。(芥川龍之介「飯田蛇笏」より)



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