漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

模擬試験その31(記事版)

「模擬試験その31」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.民を貴しと為し社稷之に次ぐ。
2.改弦易轍して、弊竇の擺脱を図る。
3.躑躅離披に至り、山燃ゆるが如し。
4.鴪隼、尖鋭なる嘴爪を以て小禽を狩る。
5.毳冕を冠り、四方の山川を祀る。
6.輪輿顚覆し、人馬仆僵す。
7.として其鳴くは、其の友を求むる声。
8.盥器を用いて浣衣する。
9.具眼の士、淑慝臧否を甄別す。
10.塵寰を離れ甕牖の廬に住む。
11.蕭寥たる小巷、蒼枯たる石級。
12.猗頓の富遺りて、昆弟相訟鬩す。
13.霖潦の後、泓渟に蹉跎する者あり。
14.買售を繰り返し、贏利を得る。
15.民業は田猟から稼穡に移った。
16.丐命して磔刑を逃れる。
17.藹藹たる森林、成条参縒たり。
18.千鎰の裘は、一狐の白に非ざるなり。
19.俎豆に膰肉、粢盛、秬鬯を並べる。
20.遒勁なる筆力で山肌の皺襞を描く。
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21.部屋中に陰鬱な雰囲気がる。
22.気にすべき点が違う。
23.省みてしくない行いを心掛ける。
24.の宿に起居するを託つ。
25.四方の門を障害物でぐ。
26.力をすよう頼まれる。
27.最後の望みを託して切れた。
28.を用いて荷を運ぶ。
29.之の子に帰る、遠く野に送る。
30.を見て次の行動を決定する。
 
(二)
1.咳が出る程度のビヨウに過ぎない。
2.歴史ある老舗がイラカを争う。
3.チョウカン図で地形を確認する。
4.失敗を重ね、ジクジたる思いがある。
5.優秀な議員を大臣にスイコクする。
6.敵をワナに掛けて捕らえる。
7.ショウユウの名演技に観客が沸き立つ。
8.子どもが駄々をねる。
9.我関せずエンの態度を堅持する。
10.若菜をハナガタミに摘み入れる。
11.ヒョウカンな武者達が敵陣に迫る。
12.経緯をツブサに調べて報告する。
13.テンシ板に種々の蝶を並べる。
14.騙されて罪をナスり付けられる。
15.中国チュウサツの大使が一時帰国する。
16.茹でた野菜をヌタで和える。
17.書面にインカが押され契約が成立する。
18.契約により自由な活動をインカされる。
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19.鰈やコチが網の中で跳ねる。
20.シキミの葉を焚いた匂いが立ち込める。
 
(三)
1.仲間。ともがら。
2.寝台。ねどこ。ベッド。
3.いつくしみあわれむこと。
4.君主の側にいる悪臣のたとえ。
5.小さなもの、わずかなもののたとえ。
 
がとう、きんちょう、けんてき、しゃそ、
だっき、ちゅうりょ、ふさく、ぶじゅつ
 
(四)
問1
1.(   )千里
2.(   )法守
3.(   )発外
4.(   )跳梁
5.(   )驚竜
6.酔眼(   )
7.乱雑(   )
8.満身(   )
9.天空(   )
10.物論(   )
 
えいか、かいかつ、ごうごう、ごうり、そうい、
どうき、ばっこ、むしょう、もうろう、ゆううん
 
問2
1.高位・高官のしるし。
2.心から待ち望むこと。
3.体力や気力が次第に衰えていくこと。
4.人体を構成しているもの。また、人体。
5.抜きんでて優れていること。
 
生滅滅已、百骸九竅晏嬰狐裘、高牙大纛
惨憺経営、超軼絶塵、頽堕委靡、鶴立企佇
 
(五)
1.麺麭
2.斑鳩
3.山茶
4.苜蓿
5.小舌
6.鱠残魚
7.和尚菜
8.五加木
9.胡蘿蔔
10.海鷂魚
 
(六)
ア 1.諂佞 … 2.諂う
イ 3.践蹂 … 4.蹂む
ウ 5.湮没 … 6.湮む
エ 7.恐竦 … 8.竦む
オ 9.鹹腥 … 10.鹹い
 
(七)
1.瀟灑
2.夷坦
3.新語
4.報恩
5.慵懶
 
6.不審
7.頻数
8.書札
9.擒捉
10.指弾
 
うろん、かんとく、しょうしゅん、だほ、とうげん、
はんぜい、ひり、ひんせき、びんべん、るじ
 
(八)
1.病コウコウに入る。
2.同じ穴のムジナ
3.糞土のショウはぬるべからず。
4.倉廩満ちてレイギョ空し。
5.キソクを展ぶ。
6.中流のシチュウ
7.カギュウの庵。
8.落落としてシンセイの相望むが如し。
9.風下にザル
10.タイカの顚れんとするは一木の支うる所にあらず。
 
(九)
A その頃――というのは、アシュル・バニ・アパル大王の治世第二十年目の頃だが――ニネヴェの宮廷に妙な噂があった。毎夜、図書館の闇の中で、ひそひそと怪しい話し声がするという。王兄シャマシュ・シュム・ウキンの謀叛がバビロンの落城でようやく鎮まったばかりのこととて、何かまた、1.フテイの徒の陰謀ではないかと探ってみたが、それらしい様子もない。どうしても何かの精霊どもの話し声に違いない。最近に王の前で処刑されたバビロンからの2.フシュウ共の死霊の声だろうという者もあったが、それが本当でないことは誰にも判る。…(中略)…
 その日以来、ナブ・アヘ・エリバ博士は、日ごと問題の図書館に通って万巻の書に目をさらしつつ3.ケンサンに耽った。両河地方メソポタミヤでは埃及と違って紙草(パピルス)を産しない。人々は、粘土の板に硬筆をもって複雑な4.クサビガタの符号を彫りつけておった。…(中略)…
 …さて、こうして、おかしな統計が出来上がった。それによれば、文字を覚えてから急に5.シラミを捕るのが下手になった者、眼にア.が余計はいるようになった者、今まで良く見えた空の鷲の姿が見えなくなった者、空の色が以前ほど碧くなくなったという者などが、圧倒的に多い。「文字ノ精ガ人間ノ眼ヲ喰イアラスコト、猶、6.ウジムシガ胡桃ノ固キ殻ヲ穿チテ、中ノ実ヲ巧ミニ喰イツクスガ如シ」と、ナブ・アヘ・エリバは、新しい粘土の備忘録にイ.した。…(中略)…
 若い歴史家は妙な顔をして帰って行った。老博士はなおしばらく、文字の霊の害毒があの有為な青年をもウ.なおうとしていることを悲しんだ。文字に親しみ過ぎてかえって文字に疑を抱くことは、決して矛盾ではない。先日博士は生来の7.ケンタンに任せて羊のエ.り肉をほとんど一頭分も平らげたが、その後当分、生きた羊の顔を見るのも厭になったことがある。…(中略)…
 文字の霊が、この8.ザンボウ者をただで置く訳が無い。ナブ・アヘ・エリバの報告は、いたく大王のご機嫌を損じた。ナブウ神の熱烈な讃仰者で当時第一流の文化人たる大王にしてみれば、これは当然のことである。老博士は即日謹慎を命ぜられた。大王の幼時からの9.シフ(注)たるナブ・アヘ・エリバでなかったら、恐らく、生きながらの皮剥ぎに処せられたであろう。思わぬご不興に愕然とした博士は、直ちに、これが10.カンケツな文字の霊の復讐であることを悟った。(注:守り役。)(中島敦「文字禍」より)
 
B 木の枝に頭陀かけてそこにオ.昼寐
 
萩ちるやカ.に掛けたる青灯籠
 
わびしげにキ.をねぶるや秋の蠅
 
秋のくれク.を釣れば面白し
 
あぜ道や稲をおこせばケ.飛ぶ
 
コ.か家のかこひもなしに蘆の花
 
(正岡子規「寒山落木 巻一」より)
 


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