漢検1級模擬試験倉庫

(かんけんいっきゅうもぎしけんそうこ):漢検ブログの一。模擬試験を作成,公開している。略称,模試倉庫。

続・続・spaceplusKK流記憶法

前回の記事の続きです。(順番にお読みください。)

今回はおまけで、記憶の「引っ掛かり」を多くするために対策すべき分野についての話です。

長くなるので折りたたみます。
「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



最初の記事で、このような画像を使用しました。

関連する知識に引っかける

関連する知識に引っ掛けて新たな知識を増やす、というイメージ図でしたね。

では、その「引っ掛かり」を増やすにはどうするか、ということについて触れたいと思います。


まず、この画像でも使用しているように「四字熟語」の対策は、「引っ掛かり」を増やす第一段階になると思います。
四字熟語の読みは基本的に「音読み」で、意味は「訓読み」と関連しているので、

音読み―漢字―訓読み

の繫がりが、多くの「引っ掛かり」を作ることは間違いありません。

また、四字熟語の1文字目と3文字目、2文字目と4文字目の対応も「引っ掛かり」になることがあります。
例えば、「魂飛魄散」なら「魂」と「魄」の対応、「年災月殃」なら「災」と「殃」の対応などです。

四字熟語は、単に四字熟語分野の点数のためだけではなく、漢字そのものの理解を深めるためにもしっかり対策すべきもので、1級四字熟語の対策が一通り終われば、ある程度1級漢字への理解が深まるでしょう。


四字熟語ほどの繫がりはありませんが、勿論二字熟語の対策でも同じように「引っ掛かり」を増やすことができます。
しかし、(四字熟語も勿論多いですが)対策すべき二字熟語の量はかなり多いので、同じように一つ一つ対策するのはなかなか大変だと思います。

これは人に依って意見の異なることだと思いますが、私は、いきなり「対類」「語選択」などの書き対策を多く熟す、というのはあまりオススメしません。
私がまずオススメするのは、「音読み」をメインとした対策です。

書き問題の方が点数が高いですし、「対類」「語選択」で点を伸ばすことが大事なので、「読み」対策を勧めることに違和感を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「読み」は漢字の呼び名のようなものです。
人を知るならまず名前を覚えるのが自然なように、漢字を知るならまず読みを覚えるのは自然なことだと私は思っています。

実際に私は、「対類」「語選択」などの書き対策よりも、先に「音読み」対策をしっかりとしていました。

しかし、「音読み」対策と言っても、「音熟語を多く読む」対策だけしていたわけではありません。
各音に対して音熟語例を一つに絞り、

漢字―音熟語―音読み

の結びつきをセットで覚えるようにしていました。
例えば「『丫』は『丫鬟(あかん)』の『ア』」、「『喙』は『容喙(ようかい)』の『カイ』」といった感じで、敢えて名づけるなら、「ドレミの歌」学習法でしょうか?(笑)
(ここで「覚える」と書きましたが、勿論頭に叩き込んだのではなく、「丫鬟」「容喙」などの一つに絞った熟語例の読みテストを繰り返しました。)

この対策をしている時には気付かなかったのですが、例えばこの「『丫』は『丫鬟(あかん)』の『ア』」というワンフレーズ(?)の中には、(意味を調べるなどしなくても、)

・「丫」の音読み「ア」
・「鬟」の音読み「カン」
・「丫鬟」という熟語
・「鬟」の部首「はつがしら」から、「丫」の「髪」に関連するイメージ

という「引っ掛かり」が多く存在し、今回の記事のテーマである「『引っ掛かり』を増やす」という点で功を奏していることに、後になって気が付きました。

また、「対類」「語選択」などの問題は、熟語の"音読み"の中から選択して解答する形式です。
音読み対策によって、音読みからの「引っ掛かり」が増えれば、書き対策をしていない語でも正解できたり、間違えたものを理解・記憶するのが楽になったりすると思います。
実際私は、上記の音読み対策を進めた頃から、「対類」「語選択」の実力もグッと伸びた記憶があります。


自慢になってしまうのでどうかと思いましたが(苦笑)、実績(?)を示しておきたいと思います。

漢検ブログ「漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!!」のこちらの記事「漢検1級28-②に向けて 分野別“超難問”シリーズ その15&その16 (漢検2準拠)」の問題をご覧ください。
タイトルにもある通り"超難問"ですが、コメント欄によると私は20問中16問も正解したようですΣ(・□・;) (←自分でも驚きです^^;)

実は更に驚かれるかもしれませんが、この問題に挑戦した時点で、書き対策済みだった語は半分の8問も無かったように記憶しています。
この記事には偶然にも、上で紹介した対策法で使用していた語が多く出題され、繰り返し読み対策をしていたことに加えて、前々回の記事で触れた「思い出す」訓練をしていたことで、ここまでの正解数になりました。

この例では偶然が重なったこともあるので、そう毎回上手くいく訳ではありませんが、「読み対策が書き問題にも活きてくる」ということはお分かりいただけたのではないでしょうか?

勿論、書き対策も重要な対策で、やらなくて良いわけではありません。
ただ、書き問題の点数を気にして書き対策ばかりになり、対策した熟語1つ1つがバラバラに頭に入ってしまうとしたら、やはり効率が悪くて勿体ないと思います。
読みを十分に対策しておく方が、長い目で見れば実力を大きく伸ばせるのではないかと考えています。

ちなみに、「訓読み」対策も「引っ掛かり」を増やす点では同様に重要だと考えていますが、ここでは割愛します。


以上、今回の記事を纏めると…

・まずは(1級)四字熟語対策
・次に音熟語を用いた音読み対策

の2つが、私のオススメで、これらによって知識の「引っ掛かり」が増えれば、漢字の理解が深まり、その後の学習にも活きてくる、ということでした。


偉そうに長々と書いてきましたが、(前々回、前回の記事を含め)個人の意見に過ぎませんので、絶対に正しいというわけではありませんし、紹介した方法が合わない方もいらっしゃると思います。

漢検学習では、自身に合った学習を見つけることが大事です。
これまでのスタイルを大きく変える必要はありませんので、参考になる部分があれば取り入れていただければと思います。

おわり。 (あ~、終わった~ヽ(´∀`)ノ)

(ちょっとだけ後記)
記事を3つ書きましたが、かなり推敲しました(汗)
文章を書くって本当に難しいですね…。
疲れるので学習法の記事はもう出さないかもしれません(笑)
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  • 2017/05/06(土) 16:09:39 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

学ぶ姿勢に刺激を受けました

コメントありがとうございます。
こちらこそ、毎回ご丁寧に返答いただいて感謝しております。

私は丁寧な対応が出来ているでしょうか…?^^;
言葉だけだと上手く伝わらないことも多いと思うので、出来る限り誤解などの起きないよう丁寧に書くように意識していますが、ちゃんと書けているかいつも悩みます…。
分かりやすいと言っていただける例を思い付けて良かったです^^

「とにかく量を熟してやった気になっただけ」の学習は私も偶に陥ります(苦笑)
最初の記事の「『叩き込む』より『思い出す』」という方針を始めたきっかけはよく覚えていないのですが、恐らく、私の場合、「叩き込む」とやった気になりがちなので、変更したのではないかと思います。
以前、「ただ我武者羅に練習量をこなせばいいわけではない」という主旨の発言を羽生結弦選手がされていたのですが、この言葉を肝に銘じるようにしています。

ちなみに、「優先順位を付ける」というのは、簡単に思えて結構難しいので、最初は削りすぎたり、削らなすぎたりしてしまうかもしれませんが、これは慣れていくしかありません。
かく言う私も失敗することがあるので、偉そうなことは言えませんが…^^;

「豁然大悟」…恥ずかしながら、意味を思い出せずに調べました(/ω\*)ハズカシイ
四字熟語の意味問題は選択肢があるので、いい加減にしか覚えていないです…(反省)
さらりと、四字熟語を使いこなされていて素晴らしいです^^

拙模試に挑戦していただき、ありがとうございます。
模試の点数、前回より上がりました…?
難易度は上がっていると思ったのですが、凄いですね(驚)
出題が変わっても安定して点数を取られているので、しっかりと実力がついていることがハッキリしましたね^^

ひでまろさんとrikurokuさんのTwitter、勉強になりますよね。
ちょうど、rikurokuさんからコメントを戴いているので、お伝えしておきます^^

学習を楽しんでいらっしゃるようで何よりです。

3回の記事でいただいたコメントの内容にとても刺激を受けました。
特に、より多くの事を学ぼうと、ご自身の学習法と照らし合わせながら記事内容を咀嚼していただいたことが伝わってきたので、その姿勢に、私の方が多くの事を学ばせていただいたと思っています。
こちらこそありがとうございました<(_ _)>

  • 2017/05/06(土) 18:00:33 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
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