漢検1級模擬試験倉庫

続・spaceplusKK流記憶法

前回の記事の続きです。(順番にお読みください。)

前回は単に「方針」を示しただけなので、今回は具体的な方法について触れたいと思います。

長くなるので折りたたみます。
「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



前回は、「『叩き込む』より『思い出す』ことに重点を置く」という学習法を紹介しました。

当初はこれだけで終えるつもりだったのですが、これだけだと、参考にされた方のメモ帳がミニテストだらけになってしまいますよね…^^;

ということで、問題のリストをどう篩い分けるかなど、具体的な方法の一例を紹介したいと思います。
(様々なやり方があると思いますので、飽くまで一例です。)

折角なので、こちらの記事の問題を使用します。→「ランダム1級訓読み(送り仮名あり)

1.愍れむ 2.呟く 3.眩しい 4.搏つ 5.撥ねる
6.嬾い 7.嬾る 8.梟す 9.劈く 10.耄ける
11.煬る 12.羈ぐ 13.濘る 14.徇える 15.贖う
16.嚶く 17.耆む 18.悍しい 19.凊しい 20.沁みる
21.眩い 22.矇い 23.慳しむ 24.暝い 25.恊う
26.孵る 27.躊う 28.皎い 29.曰く 30.侑める

(問題はランダムに出たものを取り出してきました。)

まずは、問題に取り組んだ後にどうするか、間違えた問題数の少ない場合と多い場合に分けて紹介します。

パターンA:間違えた問題数が少ない場合

例えば、「1.愍れむ」「2.呟く」「3.眩しい」の3つを間違えたとします。
まず、漢字の「愍」「呟」「眩」についての周辺情報を軽く調べるなどして、理解を深めます。
(時間の無い場合やウッカリミスだった場合は飛ばしても構いません。)
前回書いた通り、時間をかけて答えを叩き込む必要はありません。

その後ミニテスト形式のメモを作成します。

愍れむ あわ
呟く つぶや
眩しい まぶ


当日にすることはこれくらいで、後は暫く間隔を空けて定期的にテストするだけです。


パターンB:間違えた問題数が多い場合

例えば、「21.眩い」~「30.侑める」の10問を間違えたとします。
この場合はすぐにミニテストを作成します。

眩い まばゆ
矇い くら
慳しむ 
暝い くら
恊う かな
孵る かえ
躊う ためら
皎い しろ/(きよ)
曰く いわ
侑める すす


作成し終わった段階ですぐテストをします。
作ってすぐなので、正解できるものは多いと思います。
この時に間違えたものが「矇い」「孵る」「躊う」「曰く」の4つだとした場合、「矇」「孵」「躊」「曰」についての情報を調べるなどして、答えを印象付けします。
ここでも、時間をかけて答えを叩き込む必要はありません。

終わった直後にテストをもう一度して、(一時的に)全て正解できる状態になったのを確認した時点で終了です。

後はパターンAと同じく定期的にテストするだけですが、少し早めに復習するようにした方が良いと思います。


間違いの量に応じて方法を変えたのは、間違いが多い時の作業の手間を減らすためです。
残念ながら、量に応じて作業時間を増やせば一気に覚えられる、ということはありません。
その時点での作業量を減らし、復習のテストを繰り返すことで少しずつ覚えていく方が効率的だと考えています。

また、作業量を減らすということで言うと、間違いが多い時は、採点を緩めにする、軽いウッカリミスは気にしないなど、多少の(自身に対する)「甘やかし」もOKだと私は考えています。
まずはざっくりと覚えていくことを優先して、細かい部分はミスが少なくなってきたときに気にすれば良いでしょう。


さて、次は定期的なテストの際に、問題を篩い分ける方法です。
以下では、パターンBの数日後を想定して話を進めます。

まずは勿論テストを解きます。
前回書いた通り、答えが分からない場合は、少し時間を多めにとって思い出すようにしてください。
周辺情報を調べていた場合は、その辺りの記憶も呼び起こすようにします。

全て解き終わったら、正誤によって問題を分けますが、ここでは正解したものを上に纏めることにします。
(正解したものに印を付ける、などでもOKです。)
例えば「眩い」「矇い」「孵る」「皎い」「曰く」を正解したとすると…

・正解
眩い まばゆ
矇い くら
孵る かえ
皎い しろ/(きよ)
曰く いわ
・不正解
慳しむ 
暝い くら
恊う かな
躊う ためら
侑める すす


となります。(こういった作業のしやすさの点から、PC等の活用をオススメします。)

不正解の問題に対しては、ここでも間違いの量に応じて、先ほどのパターンA,Bを参考に作業を決めます。
作業時間をあまり増やし過ぎないことがコツです。
(その分の時間を「思い出す」方に回してください。)

そして、また数日後にテストを行います。

再び正誤によって分ける訳ですが、2連続(心許なければ3連続でも可)で正解した問題は、削除、もしくは他のメモへ移すなどして、リストから外してしまいましょう。
それ以外の問題は、正解と不正解によって上と同様に分けます。
仮に、「眩い」「矇い」「孵る」「慳しむ」「暝い」「恊う」を正解したとすると…

・正解
慳しむ 
暝い くら
恊う かな
・不正解
皎い しろ/(きよ)
曰く いわ
躊う ためら
侑める すす


となります。
これ以降は同じことの繰り返しです。

このリストとは別の問題を解いた場合、間違えたものをリストの「不正解」欄に追加することで、このミニテストリストを続けて利用することができます。
例えば、「儚い」「烝す」「騁せる」「麾く」を間違えた場合…

・正解
慳しむ 
暝い くら
恊う かな
・不正解
皎い しろ/(きよ)
曰く いわ
躊う ためら
侑める すす
儚い はかな/(くら)
烝す 
騁せる 
麾く さしまね


となります。(勿論別分野の問題を加えてもOKです。)
問題数が減ったら新たな問題に挑戦して増やす、という方針で進めれば対策量をある程度調整することもできます。

また、例えば1週ごとに復習を行う場合には、「月曜の復習リスト」「火曜の復習リスト」…といった感じでリストを作っておけば毎日定期チェックが出来るようになります。(この辺りは様々な工夫が考えられると思います。)


以上、問題の復習からミニテストの活用までの方法の紹介でした。
長々と書きましたが、全てがセットという訳ではありませんので、部分的にでも参考にしていただければと思います。

つづく。 (ん?(笑))
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コメント

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  • 2017/05/04(木) 17:33:38 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

こちらこそ長文返し失礼します

コメントありがとうございます。

今回のテーマを挙げれば「篩い分け」になるでしょうか。
例え話になりますが、救急医療では、患者さんが少なければ十分なケアをすることが大事ですが、多ければ優先順位を付けて対処するトリアージが必要になります。
同じように、学習においては、対策すべき量が少なければ何度も繰り返すことが大事になりますが、量が多い場合は優先度を付けた方が良い、と言えると思います。

確かに一部を切り捨てるのは勇気が要りますが、重要な語であれば勉強を進めていくうちにまた出会いますし、その問題を今後一切復習しないという訳では無いですから、長い目で見れば取捨選択した方が全体の正解率が上がると思います。

今回紹介した方法は一例で、工夫は様々だと思いますので、混乱しない範囲で自分に合うスタイルを探ってみてください。

PCは、可能であれば活用をオススメします。
仰る通り、作業することで少しは印象に残るので、それだけで一部を覚えられたりもすると思います。

いつも過分にお褒めいただいて、大変恐縮です。
前回のコメント、2回もバタバタと追記してしまってすみませんでした^^;

やはり閃いたときの楽しさは漢検の醍醐味ですよね^^
それに比べて見直しは決して楽しいものではありませんが(笑)、読み1~2巡、書き2~3巡ぐらいはしておきたいところですね。

たとえ多少難化することがあったとしても、本番では合否は一旦忘れて、「一問一問を集中して解く」「正解できるはずの問題は落とさない」という姿勢で取り組んでいけば、合格できる実力はお持ちですので、自信を持ってくださいね^^

次回こそ最後です(笑)
おまけのようなものなので、軽く流して読んでいただければ結構です。
どうもありがとうございました<(_ _)>

  • 2017/05/04(木) 20:33:27 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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