漢検1級模擬試験倉庫

模擬試験その32 制作後記

「模擬試験その32」に挑戦していただいた皆さん、ありがとうございました。

今回は「作成期間の長さに比例して難問数が増える法則」が発動してしまいました(苦笑)
次回は難易度を抑えて作成したつもりですが、どうなっていることやら…^^;

では、今回の後記です。「続きを読む」をクリックしてご覧ください。
(「その32」の解答等の内容に触れていますので、ご注意ください。)



(一)28「空に標(しめ)結う」

「空に標縄(しめなわ)を結い渡すような、不可能なこと、思ってもかいのないことを思い煩う。」(デジタル大辞泉)とのことです。

「標」の訓読みは「しるし」「しるべ」「しめ」(第二版では「こずえ」)とあるので、ややこしいですね。
この中で「結う」ことが出来るのは「しめ」(=しめ縄)だけだと思います。
かなりの難問でした。

(二)12「功伐/功閥」

辞典にもある通り「『功』も『伐・閥』も手柄の意。」です。
「攻伐」とは意味が全く異なるので、注意が必要です。

(二)17「義臣のチュウカン(忠諫)を聞き入れる。」
18「山の紅葉は十一月チュウカン(中澣/中浣)が見頃だ。」


同音異義問題、やや強引な作問でした(汗)
「澣/浣」のこのような使い方は辞典の「意味」欄に「参考」として載っています。

(三)3「鈞天」

「千鈞」「万鈞」以外に「鈞」の付く熟語はあまり見当たりませんが、これは国語辞典(広辞苑・大辞泉・大辞林)に載っています。
漢検辞典にはどこにも載っていませんが…^^;
今回最大の難問でした。

(四)問1

「寛仁大度」「武陵桃源」が常用四字熟語でした。
実は出題後に「武陵」が人名だと知りました(汗)
出題を「桃源」の方にしておいて良かったです(苦笑)

(四)問2

全て漢検四字熟語辞典にあるものだと思います。
しかし以下の通り、人名を含むものが4つもあり、今までで最もややこしかったのではないでしょうか?

泣斬馬謖:私情より法。
鄒衍降霜:真夏に霜を降らせた故事。
慧可断臂:強い決意。
韓信匍匐:目的のため、屈辱に耐える。

(七)7「監倉≒囹圄/囹圉」

「囹圄/囹圉」は、意外にも大見出しでない熟語です。
四字熟語や故事成語で見ますし、「れいぎょ」という音にも特徴があるので、「監倉」の意味がなんとなく推測できれば難しくはなかったと思います。

(七)8「註疏≒縷説」

「註疏」の意味が推測しにくかったかもしれません。
「註」は「解き明かす」意、「疏」は「説明する」意です。
「説明する」意の「疏」の熟語は、他には「疎明/疏明」「弁疏」「分疏」などがあり、全て「言い訳」の意です。
(他の意味があるものもあります。)

(七)9「岳父≒外舅」

「外舅」は「下つき」欄にしかない語でした。
「岳父」の意味を知っていれば、「舅」は推測で書きたいところですが、「外」は思い付きにくそうです。

(九)1「蕭蕭/[瀟瀟]」9「鏘鏘」

「ショウショウ」を2つ出題してしまいました^^;
「鏘鏘」は、大見出しでは読みが「ソウソウ」で、項目内に「『ショウショウ』とも読む。」となっています。
少し意地悪な出題でしたが、原文の通りに出題しました。

(九)8「秋霜」

「厳しいもののたとえ」です。
四字熟語「秋霜烈日」から推測できたでしょうか…?

(九)ウ「仆(たお)れ」、オ「斃(たお)れた」

同じ読みだったので悩まれた方もいらっしゃったと思います。
文章題の読みの出題は本当に大変なので、何卒お許しを…<(_ _)>


さて、先週お知らせした通り、次回の模試「その33」は来週5/13(土)に公開予定です。
本試験29-1までに出す模試に限れば、(PDF形式では)最終回となります。
次回の模試もお楽しみに~(^^)/
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