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ミニ模試その5

今週は「ミニ模試その5」を公開します。

ミニ模試の詳しい説明はコチラの記事をご覧ください。

今回は、相変わらず全体的に難しいですが、これまでのミニ模試と比較すると易しい問題が少し増えた印象です。

問題の下にある<ヒントの表示><答えの表示>の文字部分をクリックすると、それぞれヒント、答えが表示されるようになっています。
(クリックすると、<ヒントの消去><答えの消去>が代わりに表示されます。)
間違えて押してしまわないよう、ご注意ください。
(以前と同じ形式の解答記事が必要であれば、コメントしてください。)

表示できる字体で載せていますので、通常の模試と違い標準字体で表記されていない問題、解答もあります。
点数は気にせずご利用ください。
拙作ではありますが、楽しんでいただければ幸いです。



(一)次の読み(11~15は下線部分)をひらがなで記せ。
1~10音読み11~15訓読みである。 (15)1×15

1.地窖 
2.黷職 
3.祚胤 
4.孤孼 
5.簪笏 
6.跨躡 
7.滉漾 
8.鳧鷗 
9.榾柮 
10.俟俟 
----------------------
11.思わず笑みがれる。 
12.いで相手を威圧する。 
13.いかなる状況でもを守る。 
14.その者の性、愚かにしてなり。 
15.馬のを外す。 

(二)次の下線部分のカタカナ漢字で記せ。
10国字で答えること。(20)2×10

1.カスリの着物を身に纏う。 
2.文章中のヒビュウを修正する。 
3.新興感染症がショウケツを極める。 
4.マサカリで木を切り倒す。 
5.世をねた態度を取る。 
6.ユウユウとした黒髪に魅了される。 
7.麻をんで糸を作る。 
8.晴れ渡ったソウキュウに虹が架かる。 
9.常に気忙しく動くソウキュウな男だ。 

----------------------
10.野生のトキが巣から飛び立つ。 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を、下の<語群>から選び、漢字で記せ。(10)2×5

1.ふつかよい。  
2.母が子の帰りを待ちわびること。  
3.神に仕えて、祈禱や神おろしをする人。  
4.硯の異名。また、文章や詩。  
5.秘蔵の器物。  

<語群>いりょ、しゅくてい、じゅうほう、ひっかい、ふげき

(四)次の四字熟語の(1~5)に入る適切な語を下の<語群>から選び漢字二字で記せ。(10)2×5

( 1 )弥久  
( 2 )意乱  
豪華( 3 )  
電光( 4 )  
黛蓄( 5 )  

<語群>けんらん、こうじつ、こうてい、しんこう、ちょうろ

(五)次の熟字訓・当て字読みを記せ。(5)1×5

1.杜若 
2.肌理 
3.梧桐 
4.針眼 
5.黒檜 

(六)次の熟語の語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。(5)1×5

1.(鑽摩) … 鑽る 
2.(諂諛) … 諛う 
3.(遐邇) … 遐い 
4.(圜繞) … 圜る 
5.(陋心) … 陋い 

(七)次の1~5の類義語を下の<語群>の中から選び、漢字で記せ。
<語群>の語は一度だけ使うこと。(10)2×5

1.讒口  
2.遽然  
3.供薦  
4.草亭  
5.六極  

<語群>かろ、かんう、しゅっこつ、ぶこく、ほうてん

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。(10)2×5

1.イアクの臣。 
2.コウリョウ一炊の夢。 
3.鞍に拠りてコベンす。 
4.ラモウの鳥は高く飛ばざるを恨み吞鉤の魚は飢えを忍ばざるを嘆く。 
5.一樫二グミ三椿。 


(九)文章中の下線(1~5)のカタカナ漢字に直し、
下線(ア~オ)の漢字の読みをひらがなで記せ。(15)2×5,1×5

A 時々私は廿年の後、或いは五十年の後、或いは更に百年の後、私の存在さえ知らない時代が来ると云う事を想像する。その時私の作品集は、ア.いイ.に埋もれて、神田あたりの古本屋の棚の隅に、空しく読者を待っている事であろう。いや、事によったらどこかの図書館に、たった一冊残った儘、無残な紙魚の餌となって、文字さえ読めないように破れ果てているかも知れない。しかし――
 私はしかしと思う。
 しかし誰かが偶然私の作品集を見つけ出して、その中の短い一篇を、或いは其の一篇の中の何行かを読むと云う事がないであろうか。更に虫の好い望みを云えば、その一篇なり何行かなりが、私の知らない未来の読者に、多少にもせよ美しい夢を見せるという事がないであろうか。
 私は1.チキを百代の後に待とうとしているものではない。だから私はこう云う私の想像が、如何に私の信ずる所と矛盾しているかも承知している。
 けれども私は猶想像する。ウ.落莫たる百代の後に当たって、私の作品集を手にすべき一人の読者のある事を。そうしてその読者の心の前へ、2.オボロげなりとも浮かび上がる私の蜃気楼のある事を。
 私は私の愚を3.シショウすべき賢達の士のあるのを心得ている。が、私自身と雖も、私の愚を笑う点にかけては、敢えて人後に落ちようとは思っていない。唯、私は私の愚を笑いながら、しかもその愚に恋々たる私自身の意気地なさを憐れまずにはいられないのである。或いは私自身と共に意気地ない一般人間をも憐れまずにはいられないのである。(芥川龍之介「後世」より)   
   

B 一行はまた歩きだした。それからは坂道はいくらもなくって、すぐに広々とした台地に出た。そこからずっとマッカリヌプリという山の麓にかけて農場は拡がっているのだ。なだらかに高低のある畑地の向こうにマッカリヌプリの規則正しい山の姿が寒々と一つエ.えて、その頂に近い西の面だけが、かすかに日の光を照りかえして赤ずんでいた。いつの間にか雲一ひらもなく澄みわたった空の高みに、細々とした新月が、置き忘れられた光のように冴えていた。一同は言葉少なになって急ぎ足に歩いた。基線道路と名づけられた場内の公道だったけれども畦道をやや広くしたくらいのもので、畑からオ.り出された石ころの間なぞに、酸漿の実が赤くなってぶら下がったり、轍にかけられた蕗の葉がどす黒く破れて泥にまみれたりしていた。…(中略)…
 二時を過ぎて三時に近いと思われるころ、父の寝床のほうからかすかな4.イビキが漏れ始めた。彼はそれを聞きすましてそっと5.カワヤに立った。(有島武郎「親子」より)  
  

---- おわり ----

<ヒントの表示> 

<答えの表示> 



<解説の表示>





さて、ミニ模試は今回で最終回とすることにしました。
今後は、通常模試の出題に集中したいと思います。
これまでのミニ模試に挑戦していただいた皆さん、どうもありがとうございました。
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コメント

本当に良問

こんにちは~
ミニ模試5
チャレンジさせて頂きました。
ひでまろさんが常々仰ってますが、
いつも本当に良問ばかりだと思います。
解いててとても楽しい☺

さて結果
1-13おきて
4-2心耗

3-4と5は知りませんでしたが意味から推測できました。嬉しい😃⤴

7-3・4・5は出題が逆だったら出来なかったかも知れません。

とても勉強になりました!
ありがとうございます😄

  • 2017/04/01(土) 17:03:48 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

評価していただいて光栄です

rikurokuさん、挑戦およびコメントありがとうございます。
相変わらず高得点ですね…^^;

・「律(のり)」…解説に書き忘れましたが、これも難問ですね…。
・「筆海」…推測で正解されましたか、流石ですね^^
・「什宝」…しまった、「什」は準1級でした…1級と勘違いして出題してしまいました…ま、いっか(苦笑)
・類義語…最近は難化しすぎないように、ストックしている語を出題側で使用することが多いです。余裕があれば、そちらも対策しておいてください^^

弊ブログで熱心に学習していただいてとても嬉しいです。
こちらこそありがとうございました<(_ _)>

  • 2017/04/01(土) 17:44:28 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

その1~5復習

こんにちは~

本日はミニ模試1~5を復習させていただきました~

通常模試に比べて難問多いですね~

やってよかった!
穴がポロポロと出てきた~

ありがとうございました!

  • 2017/09/20(水) 14:19:24 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

難易度2倍

rikurokuさん、コメントありがとうございます。

順調に復習されていますね^^
想定通りであれば、難問の割合が通常の模試の2倍なので、ある意味復習には適しているかもしれませんね。
しかし、5つ全部はそれなりに大変だったのでは…?^^;

こちらこそありがとうございました<(_ _)>

  • 2017/09/20(水) 14:48:11 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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