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ミニ模試その1

今週の模試の公開はお休みします。
代替の新企画として、「ミニ模試その1」を公開します。

ミニ模試とは…簡単に説明すると、「問題数が通常の半分」の模試です。

具体的には、
(一)音読み10問、訓読み5問
(二)書き取り10問(うち国字1問)
(三)語選択5問 …通常と同じ(ただし語群にダミー無し)
(四)四字熟語書き取り5問 …意味と読み問題無し
(五)熟字訓・当て字5問
(六)熟語・一字訓読み5問 …熟語音読み問題無し
(七)類義語5問 …対義語問題無し
(八)故事・成語・諺5問
(九)文章題書き取り5問、読み5問
という形式です。

得点は、
読み30問×各1点=30点
書き35問×各2点=70点
計100点

難易度は全体的に高く、基本的には「(通常の模試の点数)-100点」ぐらいの点数になるように作成するつもりです。
要するに、通常の模試から簡単な問題100点分を除いたもの、という感じです。
難問割合が通常の2倍になるということなので、リピーター向けの出題になると思いますが、難問数はいつもと変わらないので、「既に100点確保した」と思って解けば、通常と同様に感じるかもしれません。

「簡単な問題100点分」にかかる時間は、見直しも含めて20分程度だと思うので、制限時間は40分(=60分-20分)として挑戦してみてください。
(勿論、これは目安ですので、個人で設定していただいても構いません。)

初回は、勝手が分からず、難問を詰め込み過ぎた気がします。
今後、戴いたコメントを参考に難易度を調整していきたいと思います。

ちなみに、問題、解答、ともに横書きですので、答えは横書きで書いた方が良いかと思われます。

解答記事を削除し、解答表示法を「その2」以降と同じにしました。
問題の下にある<ヒントの表示><答えの表示>の文字部分をクリックすると、それぞれヒント、答えが表示されるようになっています。
(クリックすると、<ヒントの消去><答えの消去>が代わりに表示されます。)
間違えて押してしまわないよう、ご注意ください。
(以前と同じ形式の解答記事が必要であれば、コメントしてください。)


表示できる字体で載せていますので、通常の模試と違い標準字体で表記されていない問題もあります。
点数は気にせずご利用ください。
拙作ではありますが、楽しんでいただければ幸いです。



(一)次の読み(11~15は下線部分)をひらがなで記せ。
1~10音読み11~15訓読みである。 (15)1×15

1.夥多 
2.劭美 
3.滄瀛 
4.管龠 
5.閃爍 
6.耕耨 
7.宿酲 
8.童丱 
9.黠鼠 
10.龐錯 
----------------------
11.気の向くままぶ。 
12.足を杙鞋にぶつける。 
13.を調理して食べる。 
14.何ともしい男だ。 
15.餌畚に弁当を入れて持ち歩く。 

(二)次の下線部分のカタカナ漢字で記せ。
10国字で答えること。(20)2×10

1.ホウカンの如く諂う。 
2.人をミクビる態度は良くない。 
3.ヒモロギを神に供える。 
4.日本の文化とタイセイの文化が入り混じる。 
5.海の向こうにカイヤグラが見える。 
6.二人は所謂さぬ仲だ。 
7.消化の良いビシュクを啜る。 
8.シュウショの支持が得られず落選する。 
9.突然川が増水し、人々がシュウショに取り残される。 

----------------------
10.車がツカえて動かない。 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を、下の<語群>から選び、漢字で記せ。(10)2×5

1.あしおと。  
2.酒色などの楽しみにおぼれて、すさんだ生活をすること。  
3.害のある点。  
4.寝室の中。ねや。  
5.短い間。とっさの間。  

<語群>きょうおん、こうぼう、ちゅうこう、てんぱい、へいとう

(四)次の四字熟語の(1~5)に入る適切な語を下の<語群>から選び漢字二字で記せ。(10)2×5

( 1 )天空  
( 2 )反始  
( 3 )美食  
狷介( 4 )  
勧百( 5 )  

<語群>かいかつ、ころう、しい、ふういつ、ほうほん

(五)次の熟字訓・当て字読みを記せ。(5)1×5

1.為人 
2.鹿角菜 
3.竜蝨 
4.黄心樹 
5.蟇股 

(六)次の熟語の語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。(5)1×5

1.(犒師) … 犒う 
2.(遐邇) … 邇い 
3.(馮几) … 馮る 
4.(滔天) … 滔る 
5.(誑耀) … 誑す 

(七)次の1~5の類義語を下の<語群>の中から選び、漢字で記せ。
<語群>の語は一度だけ使うこと。(10)2×5

1.知命  
2.塗地  
3.譫言  
4.勧盃  
5.桑門  

<語群>がいねん、げいご、しと、はいじく、ゆうしょう

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。(10)2×5

1.窈窕たる淑女は君子のコウキュウ。 
2.ケイして遠ざく。 
3.巨川のサイショウ。 
4.士別れて三日なれば、カツモクして相待すべし。 
5.人にして恒無くんば以てフイを作す可からず。 


(九)文章中の下線(1~5)のカタカナ漢字に直し、
下線(ア~オ)の漢字の読みをひらがなで記せ。(15)2×5,1×5

A 私は急に用件が1.フクソウした。第一にこの吉報を一刻も早く清子さんに伝えなければならない。第二に、といっては済まないが、郷里の両親へ手紙を書く。清子さんのことは身の振り方が定まってからと思って、気にしながらも延び延びになっていたのである。第三に従兄のところへ2.ゲキを飛ばす。これは無論両親へ清子さんを推薦して貰う為である。第四に恩師へ礼状を3.シタタめる。何(ど)うしても学校を一日休まなければならない。(佐々木邦「恩師」より)   

B 孟子がこのように自分の見地から孔子の偉大さをア.闡明しようとしたことは、公孫丑上の次の数章によく現れている。
 

 以て仕う可くんば則ち仕え、以て止む可くんば則ち止み、以て久しくす可くんば則ち久しくし、以て速やかにす可くんば則ち速やかにせしは孔子なり。……生民有りてより以来、未だ孔子(の如きもの)有らざるなり。
 宰我曰く、予を以て夫子を観るに、尭舜よりイ.れること遠し。
 
 子貢曰く、その礼を見れば而ちその政を知り、その楽を聞けば而ちその徳を知る。百世の後より百世の王を等するに、これに能く違うこと莫し。生民(有りて)より以来、未だ夫子(の如きもの)有らざるなり。
 有若曰く、豈ウ.に民のみならんや。麒麟の走獣に於ける、鳳凰の飛鳥に於ける、泰山の4.キュウテツに於ける、河海のエ.行潦に於けるは類なり。聖人の民に於けるも亦また類なり。(然れども)その類より出でて、その5.スイを抜く。生民(ありて)より以来、未だ孔子より盛んなるもの有らざるなり。  
  

右(注)の内、最初のオ.頌辞は孟子自身のものであるが、他は孔子の直弟子の語として記されている。…(注:ここでは上の数章のこと)(和辻哲郎「孔子」より)
 

---- おわり ----

<ヒントの表示> 

<答えの表示> 



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コメント

骨太

ミニ試験1チャレンジさせていただきました。
どんな問題が待ち受けているのかワクワクしておりました。
問題数が少ない分、骨太の難問ですね。

参考にしてください。
1-15えさもっこ
3-2??? 4でまんまと「閤房」にしてしまいました。「中冓之言」は何となく知っていましたが意味をよく理解していませんでした。
5-5がにまた
6-5たぶらか たら-す たぶら-かす なんですね。
7-4もちろんわからず
8-3細??? 5布衣
9-イ すぐ-る

すべて復習して意味を学習しました!

とても楽しかったです
ありがとうございました!

  • 2016/11/26(土) 17:20:46 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

送り仮名は厄介

rikurokuさん、挑戦およびコメントありがとうございます。
各分野に満点阻止問題を鏤めてしまったので苦労されたと思います(汗)

・「中冓」…やはり「コウボウ」があったのでミスリードされてしまったようですね…。「中冓之言」はちょっと出題しづらい意味なので、「中冓」のみで出題しました。
・「誑す」…なるほど、そういう間違え方もありますか…。「誑(たぶらか)す」とするのが送り仮名のルールに反する訳では無いので、こういう出題は良くなかったかもしれません(反省)
・「賢(まさ)る」…初版に無い訓読みでした。「すぐれる」も字義にあるので、「すぐ(る)」がダメな理由は無いと個人的には思うのですが…。

通常の模試では難問を減らして、ミニ模試を難しめにするつもりですが、次回は流石に今回より難問を減らすつもりです。
こちらこそありがとうございました。

  • 2016/11/26(土) 17:56:35 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

ミニ模試ムズ模試でした

挑戦させていただきました。たっぷりと間違えました〜(苦笑) 以下参考までに、間違えてしまったところコメントさせていただきます。

(一)10.ろうさく(音読みロウとホウで意味が別々だったんですか〜。未チェックでした)  
12.はしらぐつ(楹と間違えました)

(二)1.幇間   6.済 (済す時の〜で頭がいっぱいになりました(笑))
 7.靡粥(うっかり…?いや普通に?間違えました。靡と糜、どっちがどっちだかわからなくなります(汗))

(三)2.わかりませんでした  4.わかりませんでした 

(四)2.わかりませんでした   4.孤陋…固と孤、また間違えそうです。

(五)2.ひじき…残念出ず(汗)羊栖菜、鹿尾菜、鹿角菜…ややこしや〜(笑) 
5.かえるまた…???画像で確認しました。なるほど〜蛙の足っぽいですねー(笑)

(六)5.たぶらかす  たらすはチェックしてましたが、読み方がパッと出ず

(七)1.わかりませんでした  4.ゆう觴、ゆうが出ず  5.わかりませんでした

(八)2.わかりませんでした (なんとなく見たことあり) 3.苦し紛れ「宰相」 (多分初めて見ました) 5.苦し紛れ「負為」(なんとなく見たことあり)

(九)4.きゅう垤 きゅうが出ず…苦し紛れ旧  
イ.すぐ  
ウ.問題を飛ばしてしまい、すぐ下のエを読んでしまいました(汗)…多分ウもわからなかったでしょう(汗)
エ.「にわたずみ」としてしまいました

なんだか難しくて途中でアセってしまいました。間違えたところはしっかり調べてチェックしておきました。ゆるゆる勉強しすぎて四字熟語とか故事とかどんどん忘れていっている気がしてなりません(苦笑) たいへん勉強になりました。ありがとうございました。

  • 2016/11/26(土) 23:21:24 |
  • URL |
  • asatori #LTBvYwDU
  • [ 編集 ]

四字熟語の「1-3」対応

asatoriさん、挑戦およびコメントありがとうございます。

・「龐」…師匠のブログによると、「ロウ」音が無く全て「ホウ」で読んでいる辞典もあるらしいので、「ホウ」だけ覚えておくと良いと思います。
・「幇間」…「幇」は「幫」の異体字ですので正解です。
・「糜」と「靡」…「糜爛」は「靡爛」という表記もあるようですが、「靡粥」は無さそうですね…。「かゆ」の訓と「米」を結び付けて覚えるとようでしょうか…?
・「狷介コロウ」…四字熟語は1文字目と3文字目が"対"(類義や対義、また述語や修飾語など)になっていることが多いです。今回は、1文字目が「狷」でした。初版には無いですが、「狷(かたいじ)」という訓があるので、3文字目が「固(かたい)」で対になっています。一方、「孤陋」の場合は「寡(やもめ)」「独(ひとり)」などで、「孤(ひとり)」と対となっています。「1-3」の対を意識して覚えると良いと思います。
・「巫医」…「巨川の済渉」を超難問のつもりで出題し、それ以外はメジャーなものを選んだつもりでしたが、こちらも難問だったようですね…。

難問ばかりで申し訳ありませんでした。
ただ、100点を加算して通常の模試と比較すれば、難問の割には点が取れていると思われると思いますので、自信を無くされることのないようお願いします<(_ _)>
こちらこそありがとうございました。

  • 2016/11/27(日) 00:14:52 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

「ミニ模試」に釣られて・・・

30分で一通り解答、10分の見直し時間でしたが、67点でした。
(一)11/15
 3.「滄瀛(えい)」を×「滄羸(るい)」と。よく見れば分かるものを・・・よく間違えます。
 12.×「杙鞋」 14.「悍」×はげ(しい) ◯「悍(あらあら)しい」
 15.畚(ふご・もっこ)の「音読み」を一所懸命考え、「はん・ばん」ではなく「ほん」だった!と自信たっぷりに「(餌畚)じほん」(大笑)
  ・・・思い込みなんですね(-_-;)
(二)14/20
 2.×「見糸益」・・これは×です。◯「見縊」 3.胙・膰・神籬・燔・・全部でてきませんでした。
 5.×「階櫓」言葉を知らないですが、当てずっぽうに「貝」、「階」で迷ったのだが・・。
(三)6/10
 2.×「荒茫」。語源は「流連荒亡」なのか!!4.×「中冓」・・・難問(*_*)
 5.◯「顚沛」・・「沛」フォントは8画っぽいですが、正しく7画で書きました。
(四)6/10
 2.×「放奔」◯「報本(反始)」でした。
 4.×「孤陋」◯「固陋」頻繁に間違えます(笑)「独学」のみ「孤陋」でした。
(五)4/5
 1.「為人」だめでした。
(六)3/5
 2.「遐邇」・・×「遐(とお)い」ではなく、オイオイ、◯「邇(ちか)い」でしょうが。
 5.問題文は×「誑(たぶら)かす」ではなく「誑(たら)す」・・送りがな注意でした。
(七)6/10
 1.「艾年」出来ませんでした。 
 4.「侑觴」・・・全然わかりませんでした。
(八)6/10
 3.巨川の「済渉」・・ これは難しい。
 5.×「(ふい)布衣」と解答。辞典の大見出しに「巫医」(1325頁)が掲載されてたのに吃驚(*_*)
(九)11/15
5.×「粋」。「抜粋」は「抜萃」のあくまで書き換え熟語なんですね。 
 イ.×「賢(すぐ)」れる。◯「賢(まさ)れる」ですよね。
 ウ.×『「惟(おも)う」に』ですね。◯「惟(ただ)に」でした。送りがな注意!
 
 「ミニ模試」に釣られてやってみました(^o^)でも、難しかったです(T_T)
 弱点が炙り出されよかったです。ありがとうございました。

  • 2016/11/27(日) 15:39:14 |
  • URL |
  • 寸草春暉 #-
  • [ 編集 ]

ウッカリしやすいものも多かったようですね…

寸草春暉さん、挑戦およびコメントありがとうございます。

・「縊」…正解になるかは別として「糸益」と書いているフォントがあるのではないかと調べてみましたがありませんでした。個人的には意外でした。
・「荒亡」…「流連荒亡」が分かっていても、「コウボウ」だけだとピンと来ないですよね…^^; 27-2「氷釈」、27-3「管窺」、28-1「居諸」は漢検辞典の大見出しには無いですが、四字熟語「凍解氷釈」「管窺蠡測」「日居月諸」の応用という形で出題されたものだと思いますので、その観点から「荒亡」を出題してみました。ちなみに、「流連」の方も国語辞典に載っています。
・「孤陋」…順序は逆ですが、「孤陋寡聞」もあるのでご注意ください<(_ _)>上のasatoriさんへのコメントで書き忘れたのでこちらで書かせていただきますが、「固(かたい)」の対になるのは、「狷(かたいじ)」と「頑(かたくな)」の2つのようですね。
・「遐邇」…「とお(い)」「ちか(い)」で迷うように出題したつもりです。私もいつも冷静になって確認しないと分からなくなります(苦笑)
・「抜萃」…作成時に調べましたが、「抜粋」の方は「抜き出す」意での説明しか見つかりませんでした。

難易度は、やはりどうしても"割合"で見てしまいますよね…。
モチベーションを下げてしまうことに繫がりかねないので、もう少し難易度を考え直してみたいと思います。
こちらこそありがとうございました。

  • 2016/11/27(日) 17:38:01 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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