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模擬試験その46(記事版)

「模擬試験その46」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.満身の愛を捧げて琴瑟調和の実を挙ぐ。
2.太宰の之を知るの疾きに悚懼せり。
3.荒廃の気が鋪甎の上に漂っている。
4.自ら芳叢に傍いて鷹觜を摘む。
5.禽獣蝮蛇も、攫噬の心ある無し。
6.狂悖の性は愈々抑え難くなった。
7.ひたすら空の滄瀛へ眼を挙げている。
8.黯爾として俱に時に滅ぶ。
9.南に嘉魚有り、烝然として罩罩す。
10.一巻の蠧書に眼睛を瞎却される。
11.政界の溷濁復済う可からず。
12.黍を燔き豚を擘き、汚尊にして抔飲す。
13.収蔵せる名画金石彝鼎、棟宇に充積す。
14.廝養の児、瓜葛の親有れば伝に乗ず。
15.或いは謔浪笑罵し、酒に酔いて僵臥す。
16.患者が嗄声の症状を訴える。
17.菘圃葱畦、路を取ること斜めなり。
18.下利、或いは口渇き、或いは喘噎す。
19.還一枝の春を持ち、挿み向かう両髻丫
20.先生曷鼻巨肩魋顔(たいがん)膝攣なり。
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21.肺腑をる鋭い言葉を放った。
22.秕政を為せば、天がいを降ろす。
23.火鉢に手を載せてる。
24.馬の群れにが紛れ込む。
25.意設筆綴して、烏有の談をる。
26.お盆の表面を少しずつす。
27.兄弟牆に鬩げども外其のりを禦ぐ。
28.か富貴を欲せざらんや。
29.敵の矢が篦深く腹に刺さる。
30.鍾会文帝に薦め、相国の掾にさる。
 
(二)
1.人権ジュウリンの疑いがある。
2.戸棚の中にエモンカけが並ぶ。
3.悪夢に苦しみウナされる。
4.ソウソウたる顔ぶれが揃う。
5.アダっぽい仕草で秋波を送る。
6.雪道をトセンして凍傷になる。
7.力士がマエミツを取って寄り切る。
8.シャラクな青年で好感が持てる。
9.未だ演技の拙いドンチョウ役者である。
10.患者の体位を変えてジョクソウを防ぐ。
11.拙作を御笑覧に供しギョクフを乞う。
12.地下水を得るためにサクセイする。
13.古い床のキシみが気になる。
14.彼の才能にはコウセイの感がある。
15.ベッコウアメを子供たちに分け与える。
16.スミレイロの着物を誂える。
17.告別式で友人たちがルイを読んだ。
18.彼は芭蕉のルイを摩す天才である。
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19.山滝に日射すとみゆれカケス翔ぶ。
20.接続部分が二マタになっている。
 
(三)
1.社会や人間の真の姿を映し出すもの。
2.何もせず天下が平和に治まる。
3.振り返って見ること。
4.つまずくこと。失敗すること。
5.人に先んじて主張すること。
 
いっかげん、けいがん、こべん、さち、
しゅそ、しょうどう、しょうまきょう、すいしょう
 
(四)
問1
1.(   )玉折
2.(   )停機
3.(   )求疵
4.(   )無声
5.(   )閉月
6.安閑(   )
7.摩肩(   )
8.兎起(   )
9.道聴(   )
10.根深(   )
 
あじゃく、しゅうか、すいもう、せっしょう、ちょし、
ていこ、てんせい、とせつ、ふきょ、らんさい
 
問2
1.列になって切れ目なく進むこと。
2.酷暑のたとえ。
3.詩文が自在で巧みなたとえ。
4.民衆が軍隊を歓迎すること。
5.勉強が長続きしないたとえ。
 
彫虫篆刻、波詭雲譎、流金鑠石簞食瓠漿、
蜀犬吠日銜尾相随、雍也論語、高鳳漂麦
 
(五)
1.長閑
2.鷸子
3.貲布
4.香魚
5.回鶻
6.鉄蕉
7.回青橙
8.馬兜鈴
9.赤翡翠
10.南京黄櫨
 
(六)
ア 1.綜緝 … 2.緝める
イ 3.圜牆 … 4.圜い
ウ 5.謙巽 … 6.巽る
エ 7.衲被 … 8.衲う
オ 9.叨冒 … 10.冒る
 
(七)
1.朶雲
2.刻薄
3.逸足
4.宥和
5.凋残
 
6.旅枕
7.治国
8.鎮圧
9.鬱積
10.同座
 
いんせい、かんてい、きぐう、しょうり、すんちょ、
ちっかい、どさい、ひんせき、ゆうあく、れんるい
 
(八)
1.人のセンキを頭痛に病む。
2.ナマリは国の手形。
3.シンショウの隔て。
4.養って愛せざるは之をシコウするなり。
5.良驥の足をホダして責むるに千里の任を以てす。
6.キッチュウの楽しみ。
7.人にして恒無くんば以てフイを作す可からず。
8.カイジョウの露。
9.悪言は口より出ださず、コウゴは耳に留めず。
10.之をトウグウに失い桑楡に収む。
 
(九)
A 朱樺の火は燃え出した、その明るくなることは、花がア.くのと同じで、万象の色が真の瞬間に改まる、槍と穂高と、兀々(ごつごつ)した1.ザンガンが、先ずイ.い天火に洗われて容を改めた、自分の踏んでいる脚の下の石楠花や偃松や、白樺の稚(おさな)いのが、今眠りから醒めたというように朝風に身振るいしてソヨソヨとウ.った、天地皆新しい。…(中略)…
 天は愈明るい、氷の海は一層の白を加うると共に、一分の硬味を減じて来た雪になったのである、2.ギョクセツ累々ともいうべき空に懸かれる雪の大路を無形の手で、エ.を縦横に搔き廻しはじめたと見え、オ.ね返した痕跡が割れ目を生じたころは、雪は一方に堆く盛り上げられ、一方では掬われたようにげっそりと凹む。…(中略)…
 太古の山中へ、一人遺されたかと思うと、雲の上にも漂泊の運命が、3.ヒシヒシと身に迫って来るのを感じる、声を限りに叫んだが、反響(エコー)は岩の空洞よりオーイと返すのみ、自分は友を呼ぶ、反響は自分を冷嘲する、4.リョウカク無辺の天の一角をカ.彷徨うて、何処に自分は5.テッキするのであろう、昨日来た路は記憶している、引き返して中房温泉に戻れば、最も安全である、併し自分は奥常念を超え蝶ヶ岳から神河内へ下りてみたい、路を迷って幾日も山谷の間を往来するのはいいとしても、食糧品一切は、善作が荷になって去った、これには弱る、又思い返して、自分が先方を捜している通り、先方でも自分を呼んでいるに違いない、行け行けと決心した。(小島烏水「奥常念岳の絶巓に立つ記」より)
 
B 抑々我が輩が小野君とキ.相識ったのは、同君の義兄たる小野義真君の紹介によったので、小野義真君は当時大蔵省に勤め我が輩の配下であった。…(中略)…当時の官省は旧思想の人物を以て充たされていたから、新智識を有するものを欲することは大旱に6.ウンゲイもただならずである。そこで早速我が輩の部下に任用したが、果たして学問の造詣深きのみならず経綸の才があって、種々の方面に我が輩の参謀となり秘書となって輔佐してくれた。…(中略)…
 小野君は常に我が輩に向かって、この日本の藩閥政治、武断政治は永く我が国を隆盛ならしむる道に非ず、宜しくこれらの権力を打破して分離せる国権を統一するには、欧州文明諸国の如く憲法政治をク.くに如くはなしという意見を漏らしておった。我が輩もこれと全く同じ意見を有しておったので、まずその手段の一として会計検査院なるものに大なる権力を賦与して、政治機関運転の原動力たる会計の検査を厳密にせば、これによりて従来乱用せられつつある国権を制し7.コクドの濫費を防ぐが故にこれを実行し、梓君は今日の会計検査官の地位を占めたのである。そしてその8.ウンチクせるところの智識、ことに財政上に於ける意見を吐露するの機会を得たのである。
 その後幾ばくならずして我が輩は反対党のために敗北し、同志と共に袖を列ねて冠をケ.けたのである。そこで野に下りたる我が輩はまず政治の方面、即ち改進党の組織に力を用ゆることとなった。当時政治は薩長土の武力によりて翻弄せられ、国民の思想は統一を欠き、国家の危機を9.ハイタイするの虞れがあり、コ.旁旁小野君との10.モッケイもあり、ここに一大政党を樹立して第二の王政維新を実現せんと志したのである。(大隈重信「東洋学人を懐う」より)



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