漢検1級模擬試験倉庫

常用大見出し語表から 書き取り問題その14

書き取り問題(選択形式)です。
前半は短文で(諺を含む)、後半は長文で出題します。

語群(1~5):[けいじしょうかずいきとうしゅくにしん]

1.感激して()の涙を流す。

2.熱海の旅館に暫く()する。

3.面従して窃かに()を抱く。

4.簾や打ち水などの()法を試す。

5.優しい先輩を尊敬し()している。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんけんけいていじょくちすいさんみょうじゅう]

6.過去現在未来は全宇宙の所有物にして、人間の私有にあらず、…(中略)…然りと雖も、宇宙の人間に対するは蛇の蛙に於けるが如くなるにあらず、人間も亦宇宙の一部分なり、人間も亦遠心、求心の二引力の持ち主なり、又二引力の臣僕なり。魚市に喧囂せる小民、彼も亦宇宙に対する運命に洩れざるなり、彼も亦彼の部分を以て、宇宙を支配しつつあるものなり、この観を以てすれば、王侯将相と彼との間に何の()あらんや。(北村透谷「頑執妄排の弊」より)

7.今吾輩の云った垣巡りと云う運動はこの垣の上を落ちないように一周するのである。…(中略)…とうとう四返繰り返したが、四返目に半分ほど巡りかけたら、隣の屋根から烏が三羽飛んで来て、一間ばかり向こうに列を正してとまった。これは()な奴だ。人の運動の妨げをする、ことにどこの烏だか籍もない分在(ぶんざい)で、人の塀へとまるという法があるもんかと思ったから、通るんだおい除きたまえと声をかけた。(夏目漱石「吾輩は猫である」より)

8.私が、宝塚少女歌劇のスターとの恋を失って、そのため文士くずれの落語家たらんと志したに至るまでは、すでに書いた。が、私のことにすると、単に寄席の高座へばかり上がりたかったのではなく、一個、変わり種の落語家として、じつはあっぱれ宝塚の大舞台へ一枚看板で押し上がり、彼女を見返してやりたかったのだ。…(中略)…そののち小林一三先生の()を得た時、先生は私に君は落語家でなく、役者になったらどうだ、それならうちの舞台を貸すがと言われたが、私は立ち上がって何かを演る方の自信はなかったので御辞退した。(正岡容「わが寄席青春録」より)

9.修行の年も漸く積もりぬ、身もまた初老に近づきぬ。流石心も澄み渡りて乱るることも少なくなり、旧縁は漸く去り尽くして胸に纏わる雲も無し。忽然として其初一人来りし此の裟婆に、今は孑然として一人立つ。待つは機の熟して果(このみ)の落つる我が()の時のみなり。(幸田露伴「二日物語」より)

10.若い学生などからよく、どうしたら文章がうまくなれるか、という質問を受けることがある。…(中略)…何度繰り返して読んでみても、何を言うつもりなのかほとんどわからないような論文中の一節があれば、それは実はやはり書いた人にもよくわかっていない、条理混雑した欠陥の所在を標示するのが通例である。…(中略)…この所説もはなはだ半面的な()をやや誇張したようなきらいはあろうが、おのずから多少の真を含むかと思うのである。(寺田寅彦「科学と文学」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


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コメント

ラッキー!

こんにちは

5.「けいじ?」
まず「敬う」だよな~「じ・じ・恃?ん?常用じゃないよね・・・あ!待!」

ということで「敬待」
 「待」に「ジ」音無いじゃん!

そして「敬待」という熟語を覚えた(笑)

瓢箪から駒が出た。

出題ありがとうございました。

  • 2020/09/25(金) 11:39:33 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

兄事

rikurokuさん、コメントありがとうございます。

「兄事」は短文だと分かりにくかったかもしれませんね。
「敬事」を外すために「尊敬し」と入れたのですが、真っ先に「敬」を入れてしまいましたか💦
出題の難しい熟語かもしれませんね…。

結局全く異なる熟語に辿り着いたんですね(笑)
「嗟来」の対義語に当たるでしょうか…?

こちらこそありがとうございました🙇

  • 2020/09/25(金) 12:16:39 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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