漢検1級模擬試験倉庫

フォントサイズの罠

本試験がじわじわと迫っていますね。私は相変わらず復習をしています。
復習をしていて気付いたことがあり、「これは指摘しておいた方が良い」と思ったので、急遽記事を書くことにしました。
(もし他の方が既にどこかで指摘されていたらすみません。)

フォントによって字体が変化する話を以前しました。(→「ビビビビビ!」「漢字ハネハネ選手権」)
このとき紹介した字体の変化は、許容される可能性の高いものが多かったと思います。

今回取り上げるのは「篌」の字体の変化です。
ただし、フォントを変えた場合の変化ではなく、フォントサイズを変えた場合の変化です。

百聞は一見に如かず…下の画像をご覧ください。

篌

「篌」の字をフォント「MS ゴシック」、フォントサイズ「9」「10」「11」「12」で表示させ、画像をタテヨコ3倍に拡大したものです。
左2つの竹冠の下…どう見ても「候」になっとる!Σ(・□・;)

どうやら、フォントサイズが10以下になると、「候」と表示されてしまうようです。
(このブログでも通常のサイズで表示させると→「篌」)

(追記)ブログのフォントのサイズを変更したために正しく表示されています。元のサイズでは「篌」

常用漢字の「侯」「候」の書き分けは必須ですよね…。
となると、「篌」も「丨」を入れてしまうと間違いになる可能性が高そうです。
「MS ゴシック」は最も使用されているフォントの一つですし、通常の設定でフォントサイズが「10」になっていることはよくあるので、この状況は物凄く危険だと思うのですが…。
学習でPCを利用したり、漢検ブログを見たりする場合、拡大せずに見ていると、勘違いしてしまいますよね…。
(ちなみに、「MS 明朝」の場合は大丈夫でした。)

もし、漢検さんがこのことを把握している場合、書き問題では出題しないようにするかもしれませんが、とりあえず我々にできることは、書き間違えないように気を付けることだけですね。

PCを利用して学習しているので、他の字でもこのような例があるかもしれないと思うと、ゾッとするのですが…(怖)
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