漢検1級模擬試験倉庫

常用大見出し語表から 書き取り問題その1

金曜日は書き取り問題を出題します。
5問ずつの選択形式での出題ですが、前半は(二)(八)を意識した短文での出題、後半は(九)を意識した長文での出題になっています。
(シリーズ全体の説明はコチラ。)



書き取り問題(選択形式)です。
前半は短文で(諺を含む)、後半は長文で出題します。

語群(1~5):[こうるいしゅきゅうじょうしちゅうこうへんぺん]

1.売り場に()軍が押し寄せる。

2.大師は寺の()開山と仰がれる。

3.若き花嫁が()を絞る。

4.敵の大将の()を挙げる。

5.()たる蛮触の争いに嘆息する。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[えつれきしこしょうきたんせきひしゅう]

6.支那の官場には廻避といふ制度がある。地方官となるにも、その本籍所在地では就任が出来ぬ。…(中略)…科挙の場合にも、試験官と親族の関係ある者は、その受験を遠慮せなければならぬ。廻避の制度を立てた精神は、官吏がその親族知人と()して私を営むべしという、上下の猜疑を避くるに在ること申す迄もない。(桑原隲蔵「支那人の妥協性と猜疑心」より)

7.椿岳のいわゆる浅草絵というは淡島堂のお堂守をしていた頃の徒然のすさびで、大津絵風の泥画である。…(中略)…袋の文字は大河内侯の揮毫を当時の浅草区長の町田今輔が雕板したものだそうだ。慾も得もない書き放しで、微塵も()がないのが好事の雅客に喜ばれて、浅草絵の名は忽ち好事家間に喧伝された。(内田魯庵「淡島椿岳 -過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド-」より)

8.人一代の伝を委しく残そうとすれば誰人(だれ)を伝しても一部の小冊は得られよう。ましてその()は波瀾万丈、我が国新女優の先駆者であり、泰西の劇団にもその名を輝かして来た、マダム貞奴を、細かに書いたらばどれほど大部の人間生活の縮図が見られるであろう。(長谷川時雨「マダム貞奴」より)

9.ときに数杵の鐘声遠く響きて、月はますます白く、空はますます澄めり。…(中略)…()寥廓として、ただ山水と明月とあるのみ。(泉鏡花「義血侠血」より)

10.糧も尽き、心も疲れ、人馬ともに生色なく、墓場にも似た古城の内にただ草ばかり伸びてゆく。関羽は幽暗な一室に瞑目していた。趙累が前にひれ伏して、「城中の運命はもうここ()のうちです。如何にせばよいでしょうか」「ただよく守れ。最後まで」関羽は一言しかいわなかった。(吉川英治「三国志 -出師の巻-」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


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コメント

数学脳に

こんにちは~
今日はぼろぼろでした~
常用漢字は難しい

数学ばかりやっていて数学脳になってしまったのか(汗)

3.膏涙 「膏」常用漢字じゃないし

「紅涙を絞る」 慣用句なんですね

9.旦寂
 朝しずかな様かと・・

10.指呼
「呼べば答えるほどの近い距離」→城の運命が差し迫った状況かと

楽しかったです。
出題ありがとうございました。

  • 2020/06/26(金) 09:30:13 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

複数科目

rikurokuさん、コメントありがとうございます。
今回は難問が多くなってしまったようですね💦

「紅涙を絞る」は私も最近知りました。
こういった慣用句は推測が難しいですが、対策も簡単ではないので厄介ですね。

「指呼」のミスは想定していませんでした。
空間的な近さを表す語なので、試験の基準だと厳しそうですが、比喩として解釈できなくはないですね…。

数学との両立は大変だと思いますが、受験生の気持ちで複数科目を頑張ってください(笑)

こちらこそありがとうございました😊

  • 2020/06/26(金) 10:28:58 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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