漢検1級模擬試験倉庫

模擬試験その18 制作後記

模擬試験その18、いかがでしたか?

難問が多くて出題者として心苦しい"特訓回"がやっと終わりました…^^;
次回からは、難しすぎたり簡単すぎたりしていないか心配で仕方ない"本番直前回"が始まります(苦笑)
直前での致命的なミスはもっと心配…(´;ω;`)

…さて、今回もいくつかお話を…。
(以下、「その18」の内容に触れますので、解かれてからご覧ください。)



(一)27「栩(くぬぎ)」
熟字訓「栩板(とちいた)」のせいで「とち」と答えたくなります。
ネットで調べると、「栩」に「とち」の意もあるようですが、正解になるかどうかはよく分かりません…。

(二)18「トド(海馬)」
出題者が言うことでは無いですが、この問題は正直無いです(笑) (←おいっ!)
漢検辞典初版には「胡獱」が大見出しで載っていますが、「獱」は配当外です。(勿論、正解にはなるでしょう。)
結局、これを解答に載せなかったために、答えが「海馬」のみの変な出題になってしまいました(汗)
ちなみに、これも配当外ですが、一字で「魹」(魚毛)とも書くようです。

(二)20「ツグミ(鶫)」
「鶫」「鶇」のどちらが国字かいつも迷います(苦笑)
「鶇」に音読み「トウ」があることを確認して、正解していますけど^^
音訓両方ある国字は少ないですからね。
…と書いたところで、念のため調べてみたら結構ありました(汗)
(「熕」「搾」「諚」「鱈」「簓」「雫」「働」「鯰」「錻」「蚫」など)

(三)4「季諾」
「季布の一諾」のことです。
故事成語の方で出そうかとも思いましたが、人名の「季布」を出題していいか迷ったので、形を変えて語選択に転用しました^^;
こういうことをするから難化するんですよね…(苦笑)

(三)5「俎豆」
「まないた」で「まめ」を切っている訳ではありません(笑)
「豆」は「たかつき」の意です。
「たかつき」の意の熟語が無いか調べていて発見しました。
ついでにこのとき、漢字ペディアの「瑕疵」も発見しました(笑)
詳しくはこちらの記事で。

(六)エ-6「藉草(しゃそう)」7「藉(し)く」
この分野は、熟語から訓読みを推測することが多いと思いますが、この問題は訓読みの「しく」から「藉(シャ)」の音を特定した人がいたかもしれません。
漢検辞典の読み分けでは、「藉(ふ)む」意だと「セキ」、それ以外は「シャ」となっています。

(七)2「足蹠⇔顱頂」3「媼嫗⇔丱女」
「足蹠」=「あしのうら」、「媼嫗」=「老いた女性」なので、それぞれ対義語にあたるのは「あしの甲」「老いた男性」だと思われた方もいるかもしれません。
「対義」と一口に言っても一意に決まる訳では無いので厄介ですね。
集合論の「全体集合をどう決めるかで補集合が変わる」という話と良く似ています(笑)

(七)7「宏謨≒丕図」
「宏謨」は「洪謨」「鴻謨」とも書きます。
元は、「丕図」が問題、「宏謨」が解答だったのですが、10「鴻荒」と「鴻謨」がカブるので逆にしました。
何となく、模試に「鴻」の字を出し過ぎている気がします(苦笑)

(九)ク「口を漱(すす)ぎ」
原文は「嗽」ですが、漢検辞典に(「くちすす(ぐ)」はありますが)「すす(ぐ)」は無いので、「漱」に変更して出題しました。


本試験も近いので軽めにしようと思っていたのですが、結構書いてしまいました(汗)

さて次回「その19」は、10/15(土)の10時~12時頃に公開します。
(本試験まで残りの模試…あと3回)
次回も挑戦お待ちしております(^^)/
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