漢検1級模擬試験倉庫

文章題書き取り問題その24

文章題書き取り問題(選択形式)です。

※今回の文章は「その22」の続きからの出題です。
軽く前の文章をご確認いただければ、理解しやすいかと思います。


語群(1~5):[きょくせきしったちゅうちょうひっせいゆうし]

◇更に(1.)して二三の号舎を仔細に窺えば、年々の受験者等が嘗て灯せる油煙の痕、尚歴然として壁間の凹処に認められ、幾多受験の士子等の心血を濺ぎし跡忍ばれて哀れなり。当年号軍等の(2.)叫喚の声亦尚耳に在る心地す。されば若し此の荒廃のみならましかば、鬼気人を襲いて、長く(3.)の低徊をゆるすべきにあらざれど、満地に舗ける菜の花の我が国にて見馴れたる黄色のもののみならで、紫の色さえたるが多くさき雑じり、幾千万の青年が(4.)の栄として通過を希いし其の竜門の辺、砌間となく階前となく、皆此の黄紫の花もて被われたれば、此処にも春は忘れで訪れにけると覚えて、懐古の念は為に一しおの深さを加えながら、而も人をして徒に(5.)自失に終わらしむることなく、虚心考察の余裕を得せしめたりき。(原勝郎「貢院の春」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんかさいかしっぴとうだいれきかい]

◇(6.)して明遠楼上に登臨すれば、二万六百四十四の号舎鱗の如く眼下に列なる。屹然として相対し東西に聳立するは、所謂瞭楼なるものにして、これよりして(7.)せば、各々院の一半を監視し得べく、号舎に就ける士子等の妄動を禁じ得べきものなり。監視の設備の甚だしく厳重なるは、人をして近世式の監獄を連想せしめ、狭矮なる号舎の(8.)は、曽て米国市俄古にて見物せし、ユニオン・ストック会社の家畜市場を思い起こさしむ。江南二省二万余の士子此の一試場に会して(9.)を闘わし、而も(10.)僅かに約百五十人のみと云うに至りては、蓋しこれ文明の一大偉観にして、欧米諸国と雖も、之に比隆すべきものあらず。(原勝郎「貢院の春」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





「文章題書き取り問題」シリーズは今回が今季最終回です。
お付き合いいただきありがとうございました。

今季分の問題を纏めたPDFは本日中に公開予定です。
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コメント

二日酔いのほうが・・

こんにちは

二日酔いで頭痛がひどい(泣)

なのに勘はバッチリ
「れきかい」「さいか」知りませんでしたが、閃きました!

今季「文章題書き取り問題」シリーズ
ありがとうございました。

痛い・・・

  • 2020/02/06(木) 13:48:26 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

難問正解、素晴らしいです

rikurokuさん、コメントありがとうございます。
二日酔いで大変そうですね…。

今回の内容で、全問正解は凄すぎです!💦
二日酔いの方が才華が発揮されるのでしょうか(笑)

こちらこそお付き合いいただきありがとうございました。
体調管理には十分お気を付けください🙏

  • 2020/02/06(木) 15:06:40 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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