漢検1級模擬試験倉庫

ミニ模試その6

「ミニ模試」のリクエストをいただき、「その6」を作成しましたので公開します。
(リクエストいただいてから、公開までに長くかかってしまってしまい、申し訳ございませんでした。)

ミニ模試の詳しい説明はコチラの記事をご覧ください。

久々に作成したので、これまでの難易度と比較するのは難しいですが、合格ラインが60点程度になるように作成したつもりです。
実力のある方でも悩みそうな問題も多めに入れているので、想定よりも難しい可能性もあります。
通常の模試とは異なる感覚で取り組んでいただければと思います。

問題の下にある<ヒントの表示><答えの表示>の文字部分をクリックすると、それぞれヒント、答えが表示されるようになっています。
(クリックすると、<ヒントの消去><答えの消去>が代わりに表示されます。)
間違えて押してしまわないよう、ご注意ください。

表示できる字体で載せていますので、通常の模試と違い標準字体で表記されていない問題、解答もあります。
点数は気にせずご利用ください。
拙作ではありますが、楽しんでいただければ幸いです。



(一)次の読み(11~15は下線部分)をひらがなで記せ。
1~10音読み11~15訓読みである。 (15)1×15

1.臘月 
2.炙背 
3.甄明 
4.乖悖 
5.皁莢 
6.草螽 
7.禊宴 
8.回飆 
9.枉橈 
10.赭堊 
----------------------
11.乱をめて正を反す。 
12.焼いたと蜆の汁を馳走になる。 
13.一つで千の疲れを癒やす。 
14.経界正しからざれば、井地しからず。 
15.みやげにとての実ひとつおくらる。 

(二)次の下線部分のカタカナ漢字で記せ。
10国字で答えること。(20)2×10

1.マブしい笑顔が脳裏に焼き付く。 
2.問題解決のため、ノウショウを絞る。 
3.ミズボウソウに罹り発熱する。 
4.波止場でボラを釣る。 
5.朝日がヘイとして山々を照らす。 
6.自著を読者のリュウランに供す。 
7.鬢のホツれを搔き上げる。 
8.親密を越えて、コウジツに流れる。 
9.徒にコウジツし、事を為さず。 

----------------------
10.何ともアッパレな結果である。 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を、下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5

1.傷が治ったあとに残るあと。  
2.情けある取り計らい。  
3.物事の意味を理解すること。  
4.文章の字句を訂正すること。  
5.墓地。  

語群:[えいいきおんてんてんざんはんこんりょうりゃく]

(四)次の四字熟語の(1~5)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で記せ。(10)2×5

( 1 )罵詈  
( 2 )約礼  
発揚( 3 )  
昼耕( 4 )  
孤苦( 5 )  

語群:[ざんぼうとうれいはくぶんやしょうれいてい]

(五)次の熟字訓・当て字読みを記せ。(5)1×5

1.沢瀉 
2.浮薔 
3.急焼 
4.氷下魚 
5.射干玉 

(六)次の熟語の語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。(5)1×5

1.(剽掠) … 剽かす 
2.(仗義) … 仗る 
3.(鷙戻) … 鷙い 
4.(于役) … 于く 
5.(背譎) … 譎る 

(七)次の1~5の類義語を下の語群の中から選び、漢字で記せ。
<語群>の語は一度だけ使うこと。(10)2×5

1.驚動  
2.膾炙  
3.微禄  
4.猥歌  
5.軋轢  

語群:[きんげきごとべいさくがくせきじんていせい]

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。(10)2×5

1.千金の裘は一狐のエキに非ず。 
2.大羹は和せずしてイミあり。 
3.キントウの固きも粟に非ざれば守らず。 
4.ソウリン実ちて礼節を知る。 
5.河はイイを以て故に能く遠し。 


(九)文章中の下線(1~5)のカタカナ漢字に直し、
下線(ア~オ)の漢字の読みをひらがなで記せ。(15)2×5,1×5

 ア.草莽の微臣田中正造、誠恐誠惶頓首頓首謹みて奏す。伏して惟(おもんみ)るに、臣田間の匹夫敢えて規をイ.え法を犯して、1.ホウガに近前する其の罪実に万死に当たれり。而も甘んじて之を為す所以のものは、ウ.に国家生民の為に図りて一片のエ.耿耿竟に忍ぶ能わざるもの有ればなり。伏して望むらくは、陛下深仁深慈臣が至愚を憐れみて少しく2.イツヤの覧を垂れ給わんことを。
 伏して惟るに、東京の北四十里にして足尾銅山あり。近年鉱業上の器械洋式の発達するに従いて、其の流毒益々多く其の採鉱製銅の際に生ずる所の毒水と毒屑と之を澗谷に埋め渓流に注ぎ、渡良瀬河に奔下して沿岸其の害を被らざるなし。加うるに3.ヒネン山林を濫伐し煙毒水源を赤土と為せるが故に河身激変して洪水又水量の高まること数尺、毒流四方に氾濫し毒渣の浸潤するの処、茨城栃木群馬埼玉四県及び其の下流の地数万町歩に達し、魚族4.ヘイシし田園荒廃し数十万の人民中産を失えるあり、営養を失えるあり、或いは業に離れ飢えて食なく病みて薬なきあり。老幼はオ.溝壑に転じ壮者は去りて他国に流離せり。如此にして二十年前の肥田沃土は今や化して黄茅5.ハクイ満目惨憺の荒野と為れるあり。(田中正造「直訴状」より)
    

    

---- おわり ----

<ヒントの表示> 

<答えの表示> 



<解説の表示>


関連記事

コメント

取りこぼしアリ

こんにちは。早速取り組ませていただきました。

仗義の意味を押さえておらず、「まも」ると解答してしまいました。品詞としても、調べてみると「まも」りの読みは護衛兵のことなので、動詞では使わないのでしょうかね。

九の1.は、原文とは異なるものの、宝駕も可でしょうか。

  • 2019/03/30(土) 17:15:31 |
  • URL |
  • ユキノシタ #VMZGbEbU
  • [ 編集 ]

「よ(る)」と「まも(り)」

ユキノシタさん、挑戦およびコメントありがとうございます。

「よ(る)」と「まも(り)」は私もよく混乱します。
幾つか調べてみましたが、仰る通り「まも(り)」は護衛の意味で、動詞として読むのは適さないと思われます。
熟語の意味を全て把握して読み分けるは難しそうなので、こういった情報を頼りに答えるのが現実的かもしれませんね…。

チェックが不十分で申し訳ありません。
「宝駕」は同音同義なので正解ですね。
後ほど、解答に加えておきます。

移動のお疲れもあったと思いますが、早々と挑戦していただき、どうもありがとうございました。

  • 2019/03/30(土) 17:34:25 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する