漢検1級模擬試験倉庫

「~する」型書き取り問題その6

文章題書き取り問題(選択形式)です。(詳しくはコチラ

語群(1~5):[ げんちゅうちょうふう ]

1.薊の話には工夫がある。男親一人にがんばらせないという底意を()してかかる。

2.彼は快活で朦朧たる心持ちの、のんきな連中に()しているのが耐えられなかった。

3.火焰は天に()して、灼熱した鉄片は空中高く飛散した。

4.ただいたずらに目下の私に煩悶するのみ。けだしそのゆえは何ぞや。直接のために眼光をおおわれて、地位の利害に()すればなり。

5.先生に宛ててそういう事を書いても仕方がないとも思ったし、前例に()してみると、とても返事をくれそうになかった。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ きょうこくちゅうばく ]

6.彼はプラトンの説を()して真理を「天上」から「下界」におろし、「観念」から「実体」に現実させた。

7.握りが自慢になるのは、上方寿司の風情のみに()し、生気を欠くところに比較してのことである。

8.衣を牽き足を頓(す)り道を攔(さえぎ)り()す。

9.長八は渋江氏の江戸を去る時墓木()していたが、久次郎は六十六歳の翁になって生存(ながら)えていたのである。

10.大君に背くものあれば、親兄弟たりといえども、すなわちこれを()して君に帰す。

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





このシリーズは、とりあえず今回が最後です。
これまでの出題で、「~する」型の語の全てではありませんが、漢検大見出しになっているものと、国語辞典にある1級漢字関連のものはほぼ網羅できていると思います。

難しい問題も多くあったと思いますが、単なる漢字の意味というよりも、「~する」という形の言葉の使い方を理解できるよう心掛けたつもりです。
特に慣用表現になっているものもありますので、復習の際には、前後の流れも少し注意してみることをオススメします。

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
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コメント

最終回

おはようございます。もう最終回ということで寂しさも感じつつトライしました。

3.4.を間違えました。4.は、「げんわく」のげんかなというところまで辿り着きながら何故かうっかり「幻」の方を書いてしまいました。実際はないものをあると思い込むという字義と、動詞なら他動詞としての用字になるという2点から誤答でしょうね。

S+様の出題意図を正確に受け止めて取り組めたかは分かりませんが、このシリーズもとても楽しかったです。ありがとうございました。

  • 2019/03/26(火) 08:37:47 |
  • URL |
  • ユキノシタ #VMZGbEbU
  • [ 編集 ]

最大の出題意図

ユキノシタさん、コメントありがとうございます。

「幻」は仰る通り、意味でも使い方でも合わない感じがしますね。
「幻する」という使用例も見つかりませんでした。
「幻?」の形で「?を幻する」と読めそうな熟語(要するに「着席」タイプ)も見つからず、また「?幻」の熟語で「~する」と使うものも殆ど無さそうなので、「~する」型に馴染まない漢字なのかもしれません。

出題意図という程のものが当初からあったわけではありませんが、「~する」という形の出題は、音と意味だけでは絞り切れないので、少なくともよく使われている漢字に触れておくことが大事かと思い始めました。
実際に始めてみると、間違いの報告をしていただいたおかげで、あまり使われていない漢字の方も意識することができ、使われるものと使われないものの違いが何となく分かったような気もしますね。

とはいえ、最大の目的としては、皆さんに楽しんでいただくために出題していますので、楽しんでいただけたのであれば、出題意図を完璧に受け止めていただけていると思います(笑)

こちらこそ、最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

  • 2019/03/26(火) 10:59:45 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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