漢検1級模擬試験倉庫

本試験H30-3について(表)

今回も本試験についての記事を書きました。
長くなるため今回も記事を3つに分けています。

標準解答がまだ分かりませんが、先日出した記事の解答が正しいものとして、話を進めることにします。

メインは、どの程度弊ブログで対策できていたのかという点ですが、試験に関して参考になる情報もあると思います。
お時間のある時にでも、目を通しいていただければ幸いです。

今回は表面についてです。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。



分野ごとに順に触れていきます。
出題箇所や参考になる箇所を載せ、「模試」「大見出し語表」のみ太字で表記しています。

(一)音読み
(一)音読み
オレンジのものは、ちょっとした応用で対応可能と考えたものです。

大見出しそのままの出題が比較的多かったでしょうか…?
ある程度の点数を取ることは難しくない内容だったかもしれません。

一方で「之繞」「恁麼」のような変わった問題も出て、悩まされた方も多いと思います。
「縦迹」でも複数の音の候補が浮かんだかもしれませんね。

ある程度、漢音、呉音、慣用音の使い分けを意識する必要がありそうですし、少し特殊な読み方でも、国語辞典にある熟語は気を付けておいた方が良いのかもしれません…。

「戳」は熟語がそこまで見つからないので、出題するかどうか悩んでいた字でしたが、一字で出題されてしまいました💦
深追いは禁物ですが、一字で使われている文章がある場合は、気を付けておく必要がありますね。

他にも常用の「貝」、準1級の「柘」、判別の難しい「芸」など、ちょっとしたミスの出そうな問題もありました。
最初から時間を取られてしまう問題が多くて、焦ってしまった方も多かったのではないでしょうか…?

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は厳しめに18点としておきます。

(一)訓読み
(一)訓読み
黄色は漢検辞典第二版で新たに追加された読みです。

第二版から遂に3問出題されました💦
しかも、いずれも常用や準1級の漢字で、推測も簡単ではなかったと思います。

更にそれ以外にも「榻」「撓」「誄」「坏」は、送り仮名が無い上に日常で馴染みのない読み方でした。
これらも推測して正解することは無理でしょうね…。

「枉ぐ」も文語体の終止形ですし、単純な基本問題が殆ど無くて、難易度がかなり高いように思います。

訓読みは模試1回の出題量に比べて出題範囲が極めて広いので、なかなか対応するのが難しい分野です。
弊ブログではrikurokuさんの一字訓シリーズのおかげで、何とかカバーできているという状態ですね。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は厳しめに7点としておきます。
第二版の訓の出題が全級に亘るとなると、対策量は膨大になってしまいますので、逆に1級漢字の第一版の読みはミスが無いよう徹底的に対策しておく必要がありますね。

(ニ)
(二)書き取り

今回一番の厄介だったのは、個人的にはこの分野だと思っています。

難問や変則的な出題はこれまでもありましたが、20問中多くて3問程度でした。
今回は難問や変則的な出題が半分近くあり、本来は点数を稼げる分野のはずですが、大きく落としてしまった方も多そうです。

具体的には、三字以上の熟語、(熟字訓を含め)通常の音訓で読めない言葉、大見出しでない語、1級漢字を含まない語、文意の捉えにくいもの、ヒッカケと思われる問題、時間を取られやすい干支、第二版の訓読み…と一つ一つ触れるのは面倒になるほど、悩ましい問題のオンパレードでした。

数年前までは国字問題が5問あったことを考えると、当時と比べて相当な難化をしていると思われます。
それでもここで稼げないと合格の可能性は厳しいので、対策の大変な分野になってしまいましたね…。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は32点としておきます。
この内容だと30点台を取るのもそう簡単ではない気はしますが…。

(三)
(三)語選択

全体から見れば、比較的穏やか(?)な出題でしたが、1級大見出し以外から2問出ているので、簡単とは言えませんね。
また、「鳳字」「木強漢」「朴念仁」で混乱された方もいらっしゃるかと思います。

「鳳字」以外は、模試と大見出し語表だけで何とか対応出来ていました。
ちなみに、ひでまろさんのツイートでは「木強漢」の形で出題してくださっていましたね。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は、厳しめに8点としておきます。

(四)問1
(四)四字熟語1

今回も前回と同じく、常用2つのうち1つが過去問でした。
この分野の難易度はそこまで高くありませんでしたね。

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は、「(寸善)尺魔」を除いた18点です。

(四)問2
(四)四字熟語2

こちらも難易度はそこまで高くありませんでしたが、常用漢字の「翼覆」を読ませる出題が少し変わった出題でした。
2の出題文は、密度(?)が濃いですね(笑)

(飽くまで個人的な意見ですが)合格ラインの目標は満点の10点としておきます。



ということで、表面は終了です。

合格ラインの目標は、前回と同じぐらいの基準で設定しましたが…
(一)25/30
(二)32/40
(三)8/10
(四)28/30
として、表面合計:93/110 という目標になりました。
一部を除いて、かなり厳しめだったかもしれません。
繰り返しになりますが、飽くまで私の個人的な感覚ですから、単なる目安として考えてください。

では、裏面の記事に続きます。
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