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模擬試験その44(記事版)

「模擬試験その44」の問題と解答です。(ヒントはありません。)
問題文などは省略しておりますので、形式等にご注意ください。

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(一)
1.杏壇にて鄒魯の学を誨える。
2.縊痕の残る遺形を棺に納める。
3.勢威熾灼なる権門の後塵を拝す。
4.小舸を舫えし川の滸に蜑戸ありき。
5.檻の細馬の悲嘶するが如く嗟嘆す。
6.祁寒臻りて瓊葩の凋零するを憾む。
7.狂飆吹けば喬木も大廈も頽る。
8.蒼氓の択る者が国秉を贏ち得る。
9.鳳闕を翕闢するに閂を以てす。
10.土鼓蕢桴(かいふ)葦籥は伊耆氏の楽なり。
11.寒郷の者、襤褸を衣、糟糠を餤う。
12.韶景に霓裳を纏いて舞う天女あり。
13.敬虔な信者が日々往詣禱祀を繰り返す。
14.此の嶼には刻涅文身の遺式あり。
15.霎時酣飫すれども、須臾にして復餐す。
16.器宇闊達にして雅に舂容たり。
17.貴糴の債ある寒村を出捐して済うべし。
18.蒲蒻の簇生せる池塘を総角の童が走る。
19.侘しき孤衾の夜、閨牖の月に喞つ
20.槎櫱剪除せずんば太き枝条となるべし。
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21.筐にを摘み入れる。
22.子に其の言の是非をいたり。
23.死ぬる命のに鳴いて暮らすか籠の鳥。
24.んだ髪が風に靡く。
25.寵をみて侈るは妲己の如し。
26.の音を枕にぞ聞く。
27.幼き太子の役を命ぜられる。
28.殷の祀未だきざるに已に死す。
29.片言以て獄をむべき者は其れ由か。
30.円縹の鮮やかな出で立ちで見ゆ。
 
(二)
1.気の抜けた部下のタガを締める。
2.傲慢な態度でヒンシュクを買った。
3.シタユでした食材を炒める。
4.長年をかけてコウカンな書物を著した。
5.ホノボノとした温かさを感じる。
6.河川のシュンセツ工事が始まった。
7.リンキ深い恋人に束縛される。
8.シャクり上げる子どもを宥める。
9.なんともマカ不思議な事件である。
10.ボウショクの念に駆られて罪を重ねる。
11.詔書カンパツにより終戦を知る。
12.体も動かないほどヒハイする。
13.彼は謎に満ちたヌエ的存在である。
14.ロチリメンの着物を誂える。
15.正月七日にナズナガユを食べる。
16.水が勢いよくキョウユウして溢れた。
17.都心を離れてキョウユウに移り住む。
18.信長は戦国のキョウユウの一人である。
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19.文章の爾乎波が正しくない。
20.シキミが小さな花を咲かせる。
 
(三)
1.奥ゆかしく上品なさま。
2.古い字句の解釈をすること。
3.話の次第に面白くなるところ。
4.天子の心。
5.水が深く、ゆったりと広いさま。
 
おうよう、かいぎゃく、くんこ、こうくん、
しゃきょう、しんきん、ほうはい、ようちょう
 
(四)
問1
1.(   )臆測
2.(   )風従
3.(   )虚造
4.(   )保身
5.(   )寡欲
6.風声(   )
7.陶犬(   )
8.鮮血(   )
9.剽疾(   )
10.海市(   )
 
かくれい、がけい、きょうへき、けいかん、しま、
しんろう、そうえん、てんたん、めいてつ、りんり
 
問2
1.賢不肖に関わらず同一に遇する。
2.苦しむ者に恵みを与えること。
3.軍隊などを歓迎すること。
4.遊び暮らす者は身を滅ぼす。
5.人は環境によって善にも悪にもなる。
 
僭賞濫刑、南橘北枳、宴安酖毒、牛驥同皁
病入膏肓簞食壺漿、越鳧楚乙、霖雨蒼生
 
(五)
1.許婚
2.両下
3.雎鳩
4.通草
5.醬蝦
6.蟹足腫
7.翻筋斗
8.絡新婦
9.沿階草
10.金瘡小草
 
(六)
ア 1.遒緊 … 2.遒い
イ 3.修禊 … 4.禊う
ウ 5.曼嘯 … 6.曼く
エ 7.盻恨 … 8.盻む
オ 9.嬰繞 … 10.嬰る
 
(七)
1.放散
2.祥慶
3.簡略
4.美風
5.退位
 
6.巡視
7.貶竄
8.客舎
9.献饌
10.亡母
 
いしゅう、きてい、けいら、さいおう、せんたく、
せんぴ、なんめん、はんさ、れいてん、ろうしゅう
 
(八)
1.レイコウを食らう者は大牢の滋味を知らず。
2.于公モンリョを高大にす。
3.カイドウの雨に濡れたる風情。
4.財宝は地獄のイエヅト
5.コゼンを引き損ねる。
6.シンルに順う者は帷幕を成す。
7.花を賞するに慎みてリヒに至る勿れ。
8.ニエに赴く羊。
9.乱りに与うるは物をコウガクに遺棄するに如かず。
10.始めてヨウを作る者は後なからん。
 
(九)
A 妻は夜更けに彼を外に誘った。一歩家の外に出ると、白い埃をかむったトタン屋根の四五軒の平屋が、その屋根の上に乾ききった星空があった。家並が杜切(とぎ)れたところから、海岸へ降りる路が白く茫と浮かんでいる。伸びきった空地の叢と白っぽい埃の路は星明かりに悶え1.ウナされているようだった。
 その茫とした白っぽい路は古い悲しい昔から存在していて、何処までも続いているのだろうか。その路の隈々には人間の白っぽい骨が陰々と横たわっている。歪んだア.や陥穽のために、イ.磔刑や打ち首にされた無数の怨恨が今も濛々と煙っている。2.ムコの民を虐殺して、その上に築かれてゆく血まみれの世界が……その世界のはてに今この白い路が横たわっているのだろうか。(原民喜「苦しく美しき夏」)
 
B 如上の事実によって考察すると、始皇は実に中国民族の為に気を吐いた者といわねばならぬ。外敵に対しては一意和親ウ.偸安を事とする、支那歴代の君主の間に在って、彼は確かに一異彩を放って居る。支那四千年の外交史――屈辱的失敗的外交史――は、彼によってわずかにその面目を維持し得たというても、甚だしき誇張の言であるまい。…(中略)…
 三国西晋以降は、五胡3.バッコの時代で、無頓著な支那人すら、神州4.リクチン、エ.華胄左袵と憤慨して居る時代であるから、事々しくオ.に贅する必要がない。唐の太宗は古今の英主である。天下併合の後、異族に対しては、5.ブダン主義を実施する素志もあったが、当時の大臣の兵凶戦危の説に動かされて、遂に懐柔和親策を執ることとなった。唐一代の間、カ.四裔の君長に、請うが儘に所謂和蕃公主を下嫁せしめたのは、この政策の結果である。…(中略)…しかし6.タンラン飽くなきキ.夷狄は、通婚のみで7.キビされるものではない。朝に公主を送ると、夕に金帛を求むるという有り様であった。結婚と贈遺とによって異族を緩和して、そのク.劫掠を免るるというのが、漢・唐――漢族の国威の尤も揚がったと称せらるる――を通じて、対異族策の大方針であったが、結果はやはり不首尾で、8.ウゲキの飛ぶことも、烽火の挙がることも、依然として減少することがなかった。
 宋に於ける契丹・西夏・女真、明に於ける北虜・南倭の事蹟も、茲に9.ジョセツを要せぬ。元・清二代は、天下を挙げて異族の10.シンショウとなった時代、固より批評すべき限りでない。過去二千年の積弱累辱此くの如しとすれば、この間に在って、南は越人を服し、北は匈奴をケ.って、盛んに殖民政策を実行した始皇は、確かに中国民族の一大恩人というべきである。殊に種族革命の成功した中華民国の今日、始皇こそ百代にコ.尸祝さるべき偉人であるまいか。(桑原隲藏「秦始皇帝」より)



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