漢検1級模擬試験倉庫

文章題書き取り問題その5

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[こんぱくないこうふくぼつふしゅうへんたく]

◇それは大崎の大崎義隆の臣の里見隆景から事起こって、隆景が義隆をして同じ大崎の巨族たる岩出山の城主氏家弾正を殺させんとしたので、弾正が片倉小十郎に因って政宗に援を請うたところから紛糾した大崎家の(1.)が、伊達対大崎の戦となり、伊達が勝てば氏家弾正を手蔓にして大崎を吞んで終おうということになったのである。ところが氏家を援けに出た伊達軍の総大将の小山田筑前は三千余騎を率いて、金の采配を許されて勇み進んだに関わらず、岩出山の氏家弾正を援けようとして一本槍に前進して中新田城を攻めたため、大崎から救援の敵将等と戦って居る中に、中新田城よりは後に当たって居る下新田城や師山城や桑折城やの敵城に策応されて、袋の鼠の如くに環攻され、総大将たる小山田筑前は悪戦して死し、全軍殆んど(2.)し、陣代の高森上野は婿舅の好を以て哀れみを敵の桑折の城将黒川月舟に請うて僅かに帰るを得た程である。(幸田露伴「蒲生氏郷」より)

◇文久二年、三十六歳、沖永良部島(3.)中。
朝に恩遇を蒙り夕べに焚坑。人世浮沈晦明に似たり。縦(たと)い光を回さざるも葵日に向かう。若し運を開く無きも意誠を推す。洛陽の知己皆鬼と為る。南嶼の(4.)独り生を窃む。生死何ぞ疑わん天の附与。願わくは(5.)を留めて皇城を護らん。
(西郷隆盛「遺篇」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[えきれいきじょうごびしそつれいしょ]

◇朕薄徳を以て忝く重任を承けたり。未だ政化を弘めず(6.)にも多く慙ず。古の明主は皆先業を能くして国泰らかに人楽しみ災い除かれ福い至れり。何の政化を修め能く此の道を臻(いた)さん。頃者(このごろ)年穀豊かならず、(7.)頻りに至り、慙懼交集りて、唯ひとり労して己を罪す。是を以て広く蒼生の為に遍く景福を求む。(亀井勝一郎「大和古寺風物誌」より)

◇而るに為憲と貞盛等と心を同じゅうし、三千余の精兵を率いて、恣に兵庫の(8.)戎具並びに楯等を出して戦を挑む。是に於いて将門(9.)を励まし意気を起こし、為憲の軍兵を討ち伏せ了わんぬ。時に州を領するの間滅亡する者其の数幾許なるを知らず、況んや存命の(10.)は、尽く将門の為に虜獲せらるる也。(幸田露伴「平将門」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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このシリーズは、今週金曜日に公開する「その6」が今季最終回です。
来週は「H30-3直前模試」を公開します。
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コメント

きじょう

おはようございます。

「きじょう」知りませんでした。

転じて軍備などを表すのかと思い、
「騎乗」違うと思いつつ強引でした。

勉強になりました。
出題されないかな~

  • 2019/01/22(火) 09:49:36 |
  • URL |
  • rikuroku #-
  • [ 編集 ]

盲点の漢字?

rikurokuさん、コメントありがとうございます。

「仗」の熟語は盲点になりやすいかと思い、出題してみました。
推測も難しいので、かなりの難問だと思います。
類義語問題でも出せそうですね。

どうもありがとうございました😊

  • 2019/01/22(火) 10:41:16 |
  • URL |
  • spaceplusKK #hHfHWlpo
  • [ 編集 ]

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