漢検1級模擬試験倉庫

故事熟語対策問題 その20

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年の挨拶はこれぐらいにして…本日もいつも通り問題を出題します(笑)



"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。

1.隔たりが甚だしい。 2.人物批評。 3.急ぎの告知文。
4.老い衰えた年齢。 5.狭い見識。 6.道義の廃れた末世。
7.遊興に耽って帰るのを忘れる。 8.口々に言いはやすさま。
9.臣下として君主に仕える。 10.美しく光りきらめくさま。

語群:[うげきかんけんぎょうきけいていげったん
 さくさくたいれいほくめんりくりりゅうれん]

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「~の~」型書き取り問題その8

「~の~」という表現の書き取り問題を出題します。

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文章題訓読み問題 準1級二版読み対策その9

準1級漢字の第二版の訓読みを出題します。(詳しくはコチラ

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故事熟語対策問題 その21

"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。

1.いくさぶね。 2.日本。 3.病魔。
4.滅亡。 5.でたらめ。 6.皇太子。
7.抜きん出て優れている。 8.脇から自由な行動を妨げる。
9.容貌の偉大なさま。 10.乱雑なさま。また、乱暴する。

語群:[かいがんせいちゅうたくらくちょくんにじゅ
 ふけいふそうもうどうりくちんろうぜき]

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「~の~」型書き取り問題その9

「~の~」という表現の書き取り問題を出題します。

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心を打つ音楽

二週間ごとに書いている個人的な計画の記事です。

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文章題訓読み問題 準1級二版読み対策その10

準1級漢字の第二版の訓読みを出題します。(詳しくはコチラ

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故事熟語対策問題 その22

"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。

1.全世界。 2.失敗の前例。 3.食い違う。
4.大敗。 5.出過ぎたこと。 6.後宮。
7.目的達成のための便宜的な手段。 8.自らを顧みず苦労する。
9.君主を助けて政治を行う。 10.労を厭い、何もしないでいる。

語群:[えきていえっそけんどうさんじょうしご
 しゅうしゅじんすいはいせきはっこうふくてつ]

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「~の~」型書き取り問題その10

「~の~」という表現の書き取り問題を出題します。

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スーパー類義語問題その19

今週から月曜日には「スーパー類義語問題」を出題します。
(今季は週1での出題です。)

難易度は高めですので、詰まったところでヒントを上手くご活用いただければと思います。

それでは早速本日分の出題です。
(「スーパー類義語問題」に関する詳しい説明はコチラ。)



類義語問題です。(対義語はありません。

1.雀躍 2.空言 3.啓閉 4.哀号 5.馥郁
6.汗顔 7.崩御 8.釈子 9.脱稿 10.悽愴
11.相論 12.覆載 13.金烏 14.要地 15.障害

語群:[あんがかいこうかくひつけいきょくげんこう
 こっきゅうさやくじくじしとそくそく
 なんちんひりんふんぽうべんぶもうたん]

(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)

◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)




 <ヒント全表示>  <ヒント全消去>



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文章題書き取り問題その19

今週から火、木には「文章題書き取り問題」を出題します。
難易度は木曜日の方が高くなっておりますので、予めお含みおきください。
(「文章題書き取り問題」の詳しい説明はコチラ。)



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[きせきこけんひょうぼうびんらんれんびん]

◇彼女からおじさんの御商売は?と訊かれて、僕は小説を書いていると答えた。靴屋ならば靴をこしらえていると答えるだろうし、時計職ならば時計を組み立てていると答えるだろう。ただ僕の場合はまだ文芸年鑑にも登録されていないし、一冊の著書さえなく、また二三書いたものを発表したこともあるが、その雑誌もいまは廃刊している。けれども若しそんなことで僕が悪びれたりしたなら、その小さな店で敢闘している彼女に対しても、男子の(1.)にかかわることだろう。自分で小説書きを(2.)する以上、上手下手はべつとして、僕としては仕事に励む気になっている。(小山清「落穂拾い」より)

◇衷情を訴えた血涙の文字だと思っているのは、彼自身の感傷が、彼自身を、悲壮にさせていたのだともいえる。
 なぜならば、正直な彼にも、やはり文には、偽飾がある。すべてが、真実ではない。また、(3.)を仰ぎながら、その筆ですぐ強がりもいっている。
 だが、中央の(4.)はもとよりのこと、地方の民治は、支離滅裂な時代ではあった。強い者があくまで勝ち、虚構が正直者を圧し、中央の公卿仲間に如才ない者が、ややもすると、官符を受けて、国庁の権や、土地ところの政情をも、私にうごかし得たのだ。そういう濁流の中の一文としては、まだまだ将門の文字の如きは、あわれむべき小心さと、正直者の光を、紙背にもっていたものといってよいかもしれない。
(吉川英治「平の将門」より)

◇中村花痩もまた硯友社の一人だった。…(中略)…一生借金の苦労に追われて終に名を成す遑がない中に、夫妻相続いて急性の肺患に犯され、一月経たぬ間に夫婦とも(5.)に入った極めて不幸な作者であった。(内田魯庵「硯友社の勃興と道程 -尾崎紅葉-」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんぜつしょうりつぜいげんたんせいほうふつ]

◇唐は芸術最盛の時代であった。中にも支那の絵画は、当時の世界に(6.)して居った。唐末のアラビア人の支那見聞録にも、支那人はあらゆる技芸に於いて、世界の各国民中に卓越して居るが、殊に絵画を第一とする。彼等は他国民人には、到底模倣し得ざる程の完全なる絵画を作ると述べてある。支那の鋳金術や合金術も、古代から頗る発達して居った。大師の入唐より約百年前に、則天武后の延載元年(西暦六九四)に、諸蕃長は醵金して、武后の徳を頌する為に、洛陽の宮城の正門前に、銅鉄製の天枢を建てた。天枢の形は八角で、その一面の広さ十二尺、高さ百五尺という。天枢の正面には、武后の親筆で大周万国頌徳天枢の八字を刻し、その周囲には、この計画に賛成した百官及び四夷諸酋長の名を刻した。土台は同じく銅鉄製の山形で、高さ二十尺周囲百七十尺余に及ぶ。この土台の上に、天枢が(7.)して、定めて偉観を呈したであろう。天枢は武后の死後間もなく破壊されたけれど、当時の記録によって、その規模を(8.)の間に想見することが出来る。唐人の金物製作に長じて居ったことは、正倉院の御物――御物の中に唐製の器具尠ないと見受ける――を拝観しても、推知するに難くない。この芸術の発達した唐時代に、或いは(9.)を以て、或いは鋳金を以て、供奉博士に推された人々の、技能の抜群なるべきは(10.)を要せぬ。従って大師が携帯帰朝された、此等の曼荼羅・仏具は、単に芸術的方面から観ても、大いに貴重すべきものと思う。(桑原隲蔵「大師の入唐」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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故事熟語対策問題 その23

"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。

1.よろめく。 2.入門時の謝礼。 3.僧侶。
4.社会の指導者。 5.心の中。 6.天子の宮殿。
7.あげまき。転じて、幼時。 8.強情で人に従わない。
9.退官。また、七十歳。 10.原因やきざしが生じる。

語群:[きゅうちょうきょうじごうふくそうかくそうもん
 そくしゅうちしはいたいぼくたくまんさん]

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文章題書き取り問題その20

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[いんかえいまいきゅうりせっしょうそうまい]

◇今ここに会社を立てて義塾を創め、同志諸子、相ともに講究切磋し、もって洋学に従事するや、事、もと私にあらず、広くこれを世に公にし、士民を問わずいやしくも志あるものをして来学せしめんを欲するなり。
 そもそも洋学のよって興りしその始を尋ぬるに、昔、享保の頃、長崎の訳官某等、和蘭通市の便を計り、その国の書を読み習わんことを訴えしが、速やかに(1.)を賜りぬ。すなわち我が邦の人、横行の文字を読み習うるの始めなり。
 その後、宝暦明和の頃、青木昆陽、命を奉じてその学を首唱し、また前野蘭化、桂川甫周、杉田鷧斎等起り、専精してもって和蘭の学に志し、相ともに切磋し、おのおの得るところありといえども、洋学(2.)の世なれば、書籍はなはだ乏しく、かつ、これを学ぶに師友なければ、遠く長崎の訳官についてその疑を叩き、たまたま和蘭人に逢わばその実を質せり。けだしこの人々いずれも(3.)卓絶の士なれば、ひたすら我自り古を作すの業にのみ心をゆだね、日夜研精し寝食を忘るるにいたれり。あるいは伝う、蘭化翁、長崎に往きて和蘭語七百余言を学び得たりと。これによって古人、力を用ゆるの切なると、その学の難きとを察すべし。その後、大槻玄沢、宇田川槐園等継起し、降りて天保弘化の際にいたり、宇田川榛斎父子、坪井信道、箕作阮甫、杉田成卿兄弟および緒方洪庵等、(4.)輩出せり。この際や読書訳文の法、ようやく開け、諸家翻訳の書、陸続、世に出ずるといえども、おおむね和蘭の医籍に止まりて、かたわらその(5.)、天文、地理、化学等の数科に及ぶのみ。ゆえに当時、この学を称して蘭学といえり。
(福沢諭吉「慶応義塾の記」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かくちかっかこうかんはいたいほうこん]

◇けだしこの時といえども、通商の国は和蘭一州に限り、その来舶するや、ただ西陲の一長崎のみなれば、なお書籍のとぼしきに論なく、すべて修学の道、はなはだ便ならざれば、未だ(6.)の憾みを免れず。然るに嘉永の季、亜美利駕(アメリカ)人、我に渡来し、はじめて和親貿易の盟約を結び、またその好を英、仏、魯等の諸国に通ぜしより、我が邦の形勢、ついに一変し、世の士君子、皆かの国の事情に通ずるの要務たるを知り、よって百般の学科、一時に興り、おのおのその学を首唱し、生徒を教育し、ここにいたりてはじめて洋学の名、起これり。これあに文学の一大進歩ならずや、おもうに一事一運の将に開かんとするや、進むに必ず漸をもってす。たとえばなお楼閣にのぼるに階級あるが如し。すなわち天保・弘化の際、蘭学の行われしは、宝暦・明和の諸哲これが初階を成し、(7.)、洋学のさかんなるは、各国の通好によるといえども、実に天保・弘化の諸公、これが次階をなせり。然らばすなわち吾が党、今日の盛際に遇うも、古人の賜に非ざるをえんや。
 そもそも洋学のもって洋学たるところや、天然に(8.)し、物理を(9.)し、人道を訓誨し、身世を営求するの業にして、真実無妄、細大備具せざるは無く、人として学ばざるべからざるの要務なれば、これを天真の学というて可ならんか。吾が党、この学に従事する、ここに年ありといえども、わずかに一斑をうかがうのみにて、百科(10.)、つねに望洋の嘆を免れず。実に一大事業と称すべし。
(福沢諭吉「慶応義塾の記」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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「~の~」型書き取り問題その11

「~の~」という表現の書き取り問題を出題します。

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伝える力

二週間ごとに書いている個人的な計画の記事です。

その前に、記事修正のお知らせです。
索引に無い熟字訓・当て字 その3」の「85.三狐神」の読みが間違っておりました。
正しくは「さぐです。お詫びして訂正いたします。

また、これに伴い、ランダム記事の修正も行っております。
大変ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。

それでは、計画記事です。
興味のある方のみコチラ↓

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スーパー類義語問題その20

類義語問題です。(対義語はありません。

1.農圃 2.統治 3.震撼 4.玄米 5.冥土
6.踰越 7.寝室 8.熙熙 9.先例 10.加筆
11.蓬屋 12.小説 13.瞬息 14.軍隊 15.行脚僧

語群:[いいうんのうきゅうせんけいぼうけいりん
 しゅゆしょうせきしょうどうしりょせんさい
 せんじょうそれいでんちゅうはいしへいろ]

(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)

◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)




 <ヒント全表示>  <ヒント全消去>



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文章題書き取り問題その21

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[きりょこうこうこしつはくとうりたつ]

◇私はこれまで数度にわたって、アジサイが紫陽花ではないこと、また燕子花がカキツバタでないことについて世人に教えてきた。けれども(1.)に入った病はなかなか癒(なお)らなく、世の中の十中ほとんど十の人々はみな(2.)で倒れてゆくのである。哀れむべきではないか。そして俳人、歌人、生花の人などは真っ先に猛省せねばならぬはずだ。(牧野富太郎「植物一日一題」より)

◇池の岸に立ちたる一個人は肉をもて成りたる人間なることを記憶せよ。彼はすべての愛縛、すべての執着、すべての官能的感覚に囲まれてあることを記憶せよ。彼は限りある物質的の権(ちから)をもて争い得る丈は、是等無形の仇敵と(3.)したりということを記憶せよ。彼は功名と(4.)と事業とに手を出すべき多くの機会ありたることを記憶せよ。彼は人世に相渉るの事業に何事をも難しとするところなかりしことを記憶せよ。(北村透谷「人生に相渉るとは何の謂ぞ」より)

◇西国卅三番の霊場を巡拝する善男善女は、ゆくゆく御詠歌を高唱して(5.)の辛労を慰めんとし、また各々その笠に書して同行二人という。蓋し行往つねに大慈大悲の加護を信ずるなり。(龜井勝一郎「帰依と復活」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんとうけいけんどうこくはいかいやくじ]

◇すべて古仏や古典への道においてまず大事なのは、深き信愛と(6.)の情であることは前述のとおりである。死者の前に(7.)して、その生命を継がんと誓うように、我々の心を真に感奮せしむるものは廃墟への思いであらう。荒廃の堂に佇んで、はじめて我々はそのいのちにめざめ、埋もれたものの無念の思いに心を傾ける。ただ堂前を(8.)するのみで、心みち足り、かたじけなさに涙こぼるるという態度のみが真実であらう。(龜井勝一郎「帰依と復活」より)

◇「ごらん下さい、この和子の身支度を。すぐここより父孝高のいる播磨の陣へ参って、父に劣らぬ勲を立てて、華々と生死の(9.)に、将来の命数をまかせる覚悟にござりまする」
「なに、では戦場へ行く気か」
「孝高も名ある武士、於松もその人の子。ただ御寛仁にあまえているも本意ではございますまい。――こう察して、半兵衛の取り計らったことでございます。ねがわくば、この少年の初陣のために、ひと言、勇ましく働けと、お励ましを賜るなれば、どんなにありがたいことかわかりません」
「ううむ。……してそちは」
「病軀、何ほどの力も、お味方の足しとなるまいかに存ぜられますが、ちょうどよい折、於松を伴(つ)れて、ともども、帰陣の考えにございまする」
「よいのか。体のほうは」
「武門に生まれて、しかもこのような秋、畳のうえで死ぬるのは、何とも口惜しゅうございます。(10.)に親しんでいても死ぬときには死なねばなりません」
「そうとは気づかなんだ。それまでの覚悟とあれば……。そうだ、於松にも、初陣を祝ってやろう」
(吉川英治「新書太閤記」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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故事熟語対策問題 その24

"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。

1.まいない。 2.鬨の声。 3.若死に。
4.国家。朝廷。 5.庶民。 6.長い腕。
7.敵の仲間割れを図る。 8.建物が壮大で美しいさま。
9.ひどく泣き悲しむ。 10.志は大きいが、行為が粗雑。

語群:[えんぴきゅうけつきょうかんげいはけんしゅ
 しゃしょくたんせつはんかんほうしょりんかん]

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このシリーズは今回が今季最終回で、本試験R1-3の後に再開予定です。
今日中に今季分(その13~24)の問題を纏めたPDFを公開します。
ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

来週は今季の出題した範囲(その13~24)での故事熟語の復習テストを出す予定です。

故事熟語対策問題(13~24)

「故事熟語対策問題」シリーズの今季分の問題を纏めたPDFを公開します。
(シリーズの「その13」~「その24」を纏めています。)

「故事熟語対策問題(13~24)」というPDFで、問題は3ページ、解答は2ページです。
「ヒント」は載せておりませんので、予めお含みおきください。

ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「故事熟語対策問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ

前回同様、問題文が縦に並んでいる部分は、順番を間違えやすいかもしれません。
問題番号を確認しつつ挑戦していただければと思います。

文章題書き取り問題その22

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[じゅうとうひせきひっちゅうむびるじゅつ]

◇予は今茲に予の経由せる地方、目撃せる事物の(1.)を敢えてせざるべし。彼の国人の著書既に(2.)なるのみならず、予のとりし道は数多の邦人の往来せる所にして、之を説かんことは遼東の豕の譏りを免れざればなり。さりながら其の中に就きて、今尚(3.)に忘れ難きもの二三あり。滬杭鉄道沿線の光景の如き其の一なり。満目の桃林と菜花とは云わずもがな、運河の支脈は村落の中を縦横に貫きて野人の家を繞り、隣家を訪い隣村に赴かんとする者、必ず小船に棹して柳暗花明の間を過ぐ。人若し欲すれば、上海よりして杭州に至るまで、此の船中の歓を継続することを得べし。地勢平坦なれど断絶多くして、縦に車馬を駆けるに適さざること彼のヹニスに似て、而も地域の広狭は固より同日に論ずべきにあらず。而して彼は海、此は河なれど、ゴンドラの風流の一端、亦之を此処に娯しむを得べし。然れども若し更に此の地方の適切なる(4.)を欧羅巴に求めば、独都伯林を流るるスプレーの、其の上流の風光最も之と相若けり。予のスプレー・ワルドに遊びしは、同地方の最好季節と称せらるる昇天祭に先だつこと二ヶ月許り以前、木の芽も未だはり競わざる、春尚うら寒き頃なりき。されば予の見たる所を以て花の盛りのスプレーを推すこと難けれど、要するに彼は自然の閑寂を示すものにして、これは其の豊富なる表現なり、蓋し地味(5.)の差の致す所、若しそれ花下舟に棹すの雅興に至りては、両者殆ど相同じ。上に天堂あり下に蘇杭ありとの言必ずしも欺かず。予今に至りて其の舟遊を試みざりしを悔ゆ。(原勝郎「貢院の春」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんきょうげきぜんしゅんせつばくろうへいせん]

◇忘れ難き第二は南京の貢院なり。抑金陵には名蹟勝景甚だ多く、霞に包まれたる紫金山、莫愁湖の雨景、明の故宮は愚か満人の屋敷跡にすら漸々と秀づる(6.)、いずれもとりどりに面白かりしかど、深く(7.)を催せしこと貢院に如くものあらざりき。明代の貢院は太平賊の(8.)に滅びて、今存するは同治三年の修築に係るものと云う。爾来半世紀にして科挙廃せられ、さしも大規模の房舎も無用の長物と化し了し、殊に革命乱以来は風雨に任せて暴露せられたれば、彼の北京の貢院と同じく、全く其の跡を留めざるに至るべきこと、恐らくは十年を出でざるべしと思われたり。五百の房屋、二百九十五号筒(9.)として跫音を聞かず。大門は久しく鎖されたるままなれば、側なる築土の壊れより入りて見るに、折から(10.)中の秦淮の泥土は、院内に運び棄てられて堆高(うずたか)く、道路のみにて積み足らずして、千字文の字号を附して標識とせる号筒の小門を破壊し、号舎内に投げ入れられたるもあり。(原勝郎「貢院の春」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


「~の~」型書き取り問題その12

「~の~」という表現の書き取り問題を出題します。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。

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「~の~」型書き取り問題(1~12)

「「~の~」型書き取り問題」シリーズの問題を纏めたPDFを公開します。

PDF名は「「~の~」型書き取り問題(1~12)」で、問題3ページ、解答3ページ、計6ページです。
問題は記事ごとに分けず、問題の通し番号のみをつけて並べております。

ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「「~の~」型書き取り問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ

上手くご活用いただければ幸いです。