「ミニ模試」シリーズの記事の問題を纏めたものをPDF形式で公開します。
今回は「その6」~「その10」の問題です。
以下、PDFに関する注意点です。
・
「ミニ模試(6~10)」というPDFに問題、解答が纏まっています。
・1~10ページには問題(各回2ページ)、11~15ページには解答(各回1ページ)があります。
・通常模試と違い、標準字体でない字体も含まれます。(基本的には記事と同じ字体での表示です。)
・特に(五)など、問題を縦に並べているものは、解答の順序が分かりにくくなっております。解答の際には問題番号にご注意ください。
注意点は以上です。
ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/時間が経って見つけられない時のために、「ミニ模試」の検索結果画面をリンクしておきます。→
コチラ(「ミニ模試(1~5)」のPDFも表示されますので、お間違えの無いようご注意ください。)
「ミニ模試」シリーズは難易度の高い問題が多いですので、余裕のある時に挑戦・復習されることをオススメします。
一字訓読み問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
今回と次回は、第一版の訓で、かつ、大辞泉に記載のあるものが複数あるものを出題します。
特に今回は、そのような答えが全て2つずつあるものです。
自信のある方は、2つの解答両方を当ててみてください。
2つの読みの意味が同じ場合と異なる場合がありますが、いずれの場合も、読み分けのある可能性のある熟語や諺があるものは、幾つかの例を併記していますので、参考にしていただければと思います。
今回は20問です。
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"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。
1.聳え立つ。 2.入れ墨。 3.三方に対立する。
4.志を得ないこと。 5.公然と言いふらす。 6.わずか。
7.広く一般に通用する道理。 8.他に例がない。特別の待遇。
9.全世界。 10.往来が引き続く。また、物事が続けて起こる。
語群:[いすう、かんか、くっき、しゅうごう、せっしょう、
つうぎ、ていそく、ぶんしん、ようげん、よち]
<ヒントの表示>
1.くっき 2.ぶんしん 3.ていそく 4.かんか 5.ようげん
6.しゅうごう 7.つうぎ 8.いすう 9.よち 10.せっしょう
<解答の表示>
1.崛起/屈起
2.文身
3.鼎足
4.轗軻/坎軻
5.揚言
6.秋毫
7.通義
8.異数
9.輿地
10.接踵
同音異義問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
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二週間ごとに書いている個人的な計画の記事です。
今回も、記事の最後に、最近ツイッターで出題した問題を纏めています。
興味のある方のみコチラ↓
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一字訓読み問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
前回に引き続き、重要な訓が複数あるものの出題です。
途中から別解のあるものが多く出てきますが、基本的に無視しても大丈夫だと思います。
今回も、自信のある方は2つずつ、最後の3問のみ3つずつ答えてみてください。
今回も20問です。
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"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。
1.激しく怒る。 2.のどかなさま。 3.舅。
4.かりずまい。 5.わずか。 6.導き助ける。
7.直言。また、死。 8.不正な道。また、不都合。
9.人より低い地位。 10.君主の恨みを晴らそうとする。
語群:[かくど、がくふ、かふう、きょうきょ、さとう、
ししゅ、たいとう、てきがい、ふき、ゆうえき]
<ヒントの表示>
1.かくど 2.たいとう 3.がくふ 4.きょうきょ 5.ししゅ
6.ゆうえき 7.ふき 8.さとう 9.かふう 10.てきがい
<解答の表示>
1.赫怒/嚇怒
2.駘蕩
3.岳父
4.僑居
5.錙銖
6.誘掖
7.不諱/不忌
8.左道
9.下風
10.敵愾
同音異義問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
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一字訓読み問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
これまでは、第一版の訓読みに焦点を当ててきましたが、今回は
第二版の訓読みをメインにした記事です。
第二版の訓読みで、大辞泉に記載のあるものを出題します。
「(*)」「(一)」「(二)」「(泉)」の記号はこれまで通りです。
最後の5問は第一版の訓もありますが、第二版の訓の方が重要である可能性もあると思います。
正誤は気にせずに参考程度に取り組んでいただければと思います。
今回も20問です。
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"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。
1.おそれ。心配。 2.国の果て。 3.盗賊。
4.貴人に随行する。 5.天子の心。 6.大昔。
7.一つに集まり合うさま。 8.死を覚悟で上奏する。
9.他人の手紙の尊敬語。 10.見聞の狭い者の喩え。
語群:[きたい、きゅうぜん、こしょう、しんきん、しんこ、
せいあ、だうん、へんすい、まいし、りょくりん]
<ヒントの表示>
1.きたい 2.へんすい 3.りょくりん 4.こしょう 5.しんきん
6.しんこ 7.きゅうぜん 8.まいし 9.だうん 10.せいあ
<解答の表示>
1.鬼胎
2.辺垂/辺陲
3.緑林
4.扈従
5.宸襟
6.振古
7.翕然
8.昧死
9.朶雲
10.井蛙
同音異義問題を出題します。(詳しくは
コチラ)
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「同音異義問題」シリーズの問題を纏めたPDFを公開します。
今回は「その17」~「その26」を纏めたものです。
「同音異義問題(17~26)」というPDFで、問題は8ページ、解答は2ページです。
各回の問題はページを跨いで載っているものもあります。
印刷された際には、順番を間違えないようご注意ください。
なお、PDFには「ヒント」は載せておりません。
ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/時間が経って見つけられない時のために、「同音異義問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→
コチラ「同音異義問題」のPDFは複数ありますので、お間違えのないよう番号をご確認ください。
なお、このシリーズでは1級熟語をメインにした「その1」~「その10」の問題が最も重要度が高いと思われますので、そちらを中心に取り組まれることをオススメします。
ちなみに、本日(9/20)が試験R1-2の申し込み期限です。
受検予定で申し込みがまだの方はお忘れの無いようお気を付けください。
模擬試験その45を公開します。以下、注意点です。(前回と同じです。)
・出題形式は、平成28年度の本試験から始まった
新形式です。(「その10」までは旧形式です。)
・問題は全て
「模擬試験その45・問題」というPDFにありますので、こちらをまずダウンロードしてください。
・語群から選択肢を選ぶ問題((三),(四)問1,(七))のヒントを、
「模擬試験その45・ヒント」のPDFに用意しました。全ての問題に挑戦した後、答え合わせの前にダウンロードして、分からなかった問題に再挑戦してみてください。
・解答は全て
「模擬試験その45・解答」というPDFにあります。くれぐれもダウンロードの順番を間違えないようお気を付けください。[ ]を付けて記載されたものは、「正解となる可能性が高いものの断定はできない」という答えです。正解とするかどうかは、各自の判断でよろしくお願いします。
・問題、解答、ヒントには漢検の定める標準字体を使用しております。表示できないものは外字を作成し埋め込んでいます。
・文章題は「青空文庫」にある作品を利用させていただきました。漢検の形式に則るために文章の一部を変更しております。
・ダウンロードは、ダウンロードしたいファイルを選択してダウンロード画面に入り、「ダウンロード」ボタン(広告の上にあります)をクリックするだけです。(アンドロイドでPDFを見るには、PDF閲覧用のアプリが必要です。)
・間違いや不備等あれば、どんな細かなものでも構いませんので、ぜひコメントで報告していただければ助かります。また、感想もご自由にどうぞ。批判は…お手柔らかにお願いします(汗)
・この模試はいつでもどなたでも挑戦いただけます。ただし、何らかの問題が発生するなど、こちらの判断で公開を中止させていただく場合もありますので、ご了承ください。
長くなりましたが、以上が注意点です。
「模擬試験その45」(問題/ヒント/解答)は、コチラ↓からダウンロードできます。
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/また、公開から時間が経っていて見つけられないときのために、「模擬試験その45・」の検索結果画面をリンクしておきます。→
コチラ久々の通常模試の公開です。
感覚が分からなくなっているので、難易度はあまり気にせずに作成しました。
予想としては、過去問は意識していないため、点数の取りにくい部分はあるかと思いますが、合格ラインの難易度は本試験と比べてそこまで高くはないのではないでしょうか。
いずれにせよ、点数はあまり気にせず取り組んでいただければと思います。
拙作ではありますが、本番を想定してペース配分を測るなど、上手くご活用いただければ幸いです。
今回の外字使用部分はコチラ↓(解答が含まれる場合もあるのでご注意ください。)
<「模擬試験その45」の外字使用部分の表示>問題(一)12「瓠犀」
問題(一)27「輸贏」(出題箇所でない)
問題(四)問2「瑶林瓊樹」
問題(九)カ「駢べ」
解答(二)18「駐蹕」
解答(三)4「抛擲」
解答(八)9「莚」
「模擬試験その45」に挑戦していただいた皆さん、ありがとうございました。
久々の通常模試で作り方がよく分からなくなってしまいましたが💦、問題は無かったでしょうか…?
今回も(私が思う)難問や参考情報について書きたいと思います。
復習時の参考にしていただければ幸いです。
「続きを読む」をクリックしてご覧ください。
(「その45」の解答等の内容に触れていますので、ご注意ください。)
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二週間ごとに書いている個人的な計画の記事です。
その前に、今後の記事の予定をお伝えしておきます。
明日から3週間の平日の記事は以下の通りです。
月、木:スーパー類義語問題
火、金:文章題書き取り問題
水:故事熟語対策問題週の後半ほど問題の難易度が高めになっておりますので、予めお含みおきください。
また、今回も試験直前の週には、「直前模試」を公開予定です。
お知らせは以上で、以下計画記事です。
今回も記事の最後に、最近ツイッターで出題した問題を載せておきます。
興味のある方のみコチラ↓
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試験まで残り約4週間となりました。
今回も試験前の対策として、月と木に「スーパー類義語問題」を、火と金に「文章題書き取り問題」を出題します。
いずれも週の後半の回の方が難問となっておりますので、ご注意ください。
それでは早速本日分の出題です。
(「スーパー類義語問題」に関する詳しい説明は
コチラ。)
類義語問題です。(
対義語はありません。)
1.僧俗 2.兇暴 3.権道 4.跋渉 5.籒文6.国家 7.厚味 8.文身 9.欺瞞 10.群議11.鶏鳴 12.尾籠 13.寺観 14.倨傲 15.剣尖語群:[
きさ、
きょうまん、
さっせい、
しそ、
しゃしょく、
しょうだい、
せんぎ、
ぜんしゅう、
せんてい、
だいてん、
どうあく、
ひわい、
ほうぼう、
ゆうれき、
れいめい]
(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)
◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)
①しそ ②どうあく ③せんてい ④ゆうれき ⑤だいてん
⑥しゃしょく ⑦ぜんしゅう ⑧さっせい ⑨きさ ⑩せんぎ
⑪れいめい ⑫ひわい ⑬しょうだい ⑭きょうまん ⑮ほうぼう <ヒント全表示> <ヒント全消去>
<解答の表示>1.緇素
2.獰悪
3.筌蹄
4.遊歴/游歴
5.大篆
6.社稷
7.膳羞
8.箚青
9.詭詐
10.僉議
11.黎明
12.卑猥/鄙猥
13.招提
14.驕慢/軽慢/[矜慢]
15.鋒鋩/鋒芒
昨日お伝えした通り、火と金は「文章題書き取り問題」の出題です。
(「文章題書き取り問題」の詳しい説明は
コチラ。)
文章題書き取り問題(選択形式)です。
語群(1~5):[
あいたい、
せいか、
せいひつ、
ぼんしょう、
らんまん]
◇恋愛のような人生の至宝に対しては、私たちはでき得る限り、現実生活の物的、便宜的条件によって、妥協的な、平板なものにすることをさけて、その精神性と神秘性とを保存し追究するようにしなければならぬ。心霊の高貴とか、いのちの不思議とかいうようなものは、物質を超越しようとする志向の下に初めてなりたつ事柄で、物的条件をエキスキュースにしだしては死滅してしまうのである。だから前回に述べたような現実の心づかいは実にやむを得ない制約なので、恋愛の思想――生粋(1.セイカ )はどこまでも恋愛の法則そのものに内在しているのだ。だからかわいたしみったれた考えを起こさずに、恋する以上は霞の(2.アイタイ )としているような、(3.ボンショウ)の鳴っているような、桜の(4.ランマン )としているような、丹椿の沈み匂うているような、もしくは火山や深淵の側に立っているような、――つねに死と永遠と美とからはなれない心霊界においての恋を生きる気でなければならぬ。…(中略)…
恋愛の宝所はパセチックばかりではない。恋の灼熱が通って、徳の調和に――さらに湖のような英知と、青空のような(5.セイヒツ )とに向かって行くことは最も望ましい恋の上昇である。…(中略)…燃えるような恋をして、洗われる芋のように苦労して、しかも笛と琴とのように調和して、そしてしまいには、松に風の沿うように静かになる。それが恋愛の理想である。(倉田百三「女性の諸問題」より)
<ヒントの表示(1~5)>語群(6~10):[
じょうし、
しんせい、
どうじゃく、
どうしゅう、
ひばく]
◇…三十年前、亜米利加のペルリが、数発の砲声を以て、江戸城中を混雑せしめたる当時と今日とを並べ見るの利益を有する人々には我が文明の勢い、猶(6.ヒバク )千丈、直下して障礙なきに似たる者あらんか、東西古今文明の急進勇歩、我が国の如きもの何処に在る。…(中略)…
夫物質的の文明は唯物質的の人を生むに足れる而已(のみ)、我が三十年間の進歩は実に非常なる進歩に相違なし、欧米人をして後(しりえ)に(7.ドウジャク)たらしむる程の進歩に相違なし、然れども余を以て之を見るに、詮じ来れば是唯物質的の文明に過ぎず、是を以て其の文明の生み出せる健児も、残念ながら亦唯物質的の人なる耳、色眼鏡を懸け、「シガレット」を薫(くゆ)らし、「フロック、コート」の威儀堂々たる、敬すべきが如し、然れども是(8.ドウシュウ)紛々たる人に非ずんば、黄金山を夢むるの児なり、其の中に於いて高潔の志を有し、慷慨の気を保つもの、即ち(9.シンセイ )も啻ならじ、束髪峨々として緑鬖(りょくさん)額をつつみ、能く外国の人と語り、能く「ピアノ」を弾ず、看来れば宛然たる「レディス」なり、然れども其の中に存するものは空の空なるのみ、赤間ヶ関の荒村破屋に嘗て野「バラ」の如くに天香を放ちし、烈女阿正の如き、義俠深愛、貞節の如き美徳は之を貴き今日の(10.ジョウシ )軍に求むべからず、…(山路愛山「英雄論 -明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿-」より)
<ヒントの表示(6~10)>
<解答の表示>1.精華
2.靉靆
3.梵鐘
4.爛漫
5.静謐
6.飛瀑
7.瞠若
8.銅臭
9.晨星
10.娘子/嬢子
"ダミー無し10問セット"の語選択問題です。
1.大悪人のたとえ。 2.臨終。 3.大笑いする。
4.手出ししないこと。 5.跡取り。 6.一年間。
7.落ちぶれて孤独なこと。 8.絶世の美女。また、牡丹。
9.官位を上げ下げすること。 10.片肌を脱いで体の一部を現す。
語群:[かいい、きゅうかつ、げいげい、こくしょく、さしゅ、
ぞっこう、ちゅうし、ちゅっちょく、にくたん、れいてい]
<ヒントの表示>
1.げいげい 2.ぞっこう 3.かいい 4.さしゅ 5.ちゅうし
6.きゅうかつ 7.れいてい 8.こくしょく 9.ちゅっちょく 10.にくたん
<解答の表示>
1.鯨鯢
2.属纊
3.解頤
4.叉手
5.胄子
6.裘葛
7.零丁/伶丁
8.国色
9.黜陟
10.肉袒
類義語問題です。(対義語はありません。)
1.閑散 2.在野 3.旅費 4.女流 5.赤県
6.潤筆 7.起端 8.龕柩 9.姮娥 10.黄巻
11.悲愁 12.皇位 13.長生 14.俗謡 15.青陽
語群:[いへん、かんかく、きごう、ぎょくせん、きんかく、
げきせき、けんよ、じゅこう、しょうこう、そうもう、
てんそ、でんぷく、ゆうせき、りか、ろぎん]
(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)
◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)
①げきせき ②そうもう ③ろぎん ④きんかく ⑤でんぷく
⑥きごう ⑦けんよ ⑧かんかく ⑨ぎょくせん ⑩いへん
⑪ゆうせき ⑫てんそ ⑬じゅこう ⑭りか ⑮しょうこう
<ヒント全表示> <ヒント全消去>
<解答の表示>
1.闃寂
2.草莽
3.路銀
4.巾幗
5.甸服
6.揮毫
7.権輿
8.棺槨/棺椁
9.玉蟾
10.韋編
11.憂戚 (大見出しでない)
12.天祚
13.寿考
14.俚歌
15.韶光 (大見出しでない)
文章題書き取り問題(選択形式)です。
語群(1~5):[きょうりょう、さいぎ、ちよう、ぼうこ、らちない]
◇…余はその巨大なる外力の数値を何とかして得たいと思って努力したが、それは不成功に終わった。その不成功の原因の一つは、わが国に対する妥当でない(1.サイギ )心によるものである。しかし余の現在における希望は、もはやそういう問題をどうのこうのと論ずるにあらずして、われらはわれらの仕事に更に熱中することにある。具体的にいえば、更に強力なる耐圧船を建造することにある。われらの技術は、まだ世界人の知識にないほど進んでいるのだ。今日われらの売り出そうとする砕氷船の如きは、もはやわれらがその技術を秘密の(2.ラチナイ )に停めて置かなければならないようなそんな特殊なものではなくなったのだ。われらは今後も続々とわれらの技術作品を公開する考えである。(海野十三「地球発狂事件」より)
◇近時化石学上の発見甚だ多きに伴(つ)れて過去世に地上に住んだ大爬虫遺骸の発見夥しく竜談の根本と見るべきものすこぶる多い。しかし今とても竜の画のような動物は前述鱗蛇、鱷(がく)飛竜などのほかにも世界に乏しからぬ。したがって亡友カービー氏等が主張した、過去世に人間の遠祖が当身(そのみ)巨大怪異の爬虫輩の(3.キョウリョウ)跋扈に逢った事実を幾千代後の今に語り伝えて(4.ボウコ )影のごとく吾人の記憶に存するものが竜であるという説のみでは受け取れず、予はかかる仏家の宿命通説のような曖昧な論よりは、竜は今日も多少実在する鱷等の虚張談に、蛇崇拝の余波や竜巻地陥り等諸天象(5.チヨウ )に対する恐怖や、過去世動物の化石の誤察等を堆(つ)み重ねて発達した想像動物なりというを正しと惟う。(南方熊楠「十二支考 -田原藤太竜宮入りの話-」より)
<ヒントの表示(1~5)>
語群(6~10):[えんりゅう、きょしょ、しょとく、すいたく、たいか]
◇詩話の文に拠れば、梅泉は江戸に来て、其の年に又江戸を去った。蕊雲楼の祖筵は其の月日を載せぬが、「水拍欄干明鏡光、荷亭月浄浴清涼」の句は、叙する所の景が夏秋の交なることを示している。祖筵の所も亦文飾のために知り難くなっているが、必ずや池の端あたりであろう。
次に梅泉が神辺に宿したのは何時であらうか。菅茶山の(6.ショトク )を見るに、事は書を裁した年にあって、書を裁した日の前にあると知られるのみである。即ち文化十四年の初めより八月七日に至るまでの間に、梅泉は神辺に来て泊まったのである。若し夏秋の交に江戸を去ったとすると、春夏の月日をば長崎より江戸に至る往路、江戸に於ける(7.エンリュウ)に費したとしなくてはならない。わたくしは梅泉が丁丑の初めに江戸に来り、夏秋の交に江戸を去り、帰途神辺に宿したものと見て、(8.タイカ )なかろうとおもう。
わたくしは既に梅泉の生歿年を明らかにし、又略その江戸に来去した月日を(9.スイタク )した。わたくしは猶此に梅泉の画を江稼圃に学んだ年に就いて附記して置きたい。
梅泉は長崎の人である。稼圃が来り航した時、恐らくは多く(10.キョショ )を過ごすことなく従学したであろう。田能村竹田の山中人饒舌に「己巳歳江大来稼圃者至」と書してある。己巳は文化六年である。梅泉は恐らくは文化六年に二十四歳で稼圃の門人となったのであろう。(森鴎外「伊沢蘭軒」より)
<ヒントの表示(6~10)>
<解答の表示>
1.猜疑
2.埒内
3.強梁/彊梁 (大見出しでない)
4.茫乎 (大見出しでない)
5.地妖/地夭 (大見出しでない)
6.書牘
7.淹留
8.大過
9.推度 (大見出しでない)
10.居諸 (大見出しでない)
類義語問題です。(対義語はありません。)
1.累世 2.行脚 3.怨嗟 4.占術 5.霄漢
6.省悟 7.夙興 8.熟客 9.憚避 10.弱冠
11.蹣跚 12.宿昔 13.懽楽 14.掃苔 15.精励
語群:[いえつ、えきよう、かいしゅん、きき、こうかく、
こうてん、しんき、そうろう、ちゅうちょう、ていねん、
てんぼ、のうじ、ひしゃく、びんべん、ぼくぜい]
(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)
◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)
①えきよう ②ひしゃく ③ちゅうちょう ④ぼくぜい ⑤こうてん
⑥かいしゅん ⑦しんき ⑧こうかく ⑨きき ⑩ていねん
⑪そうろう ⑫のうじ ⑬いえつ ⑭てんぼ ⑮びんべん
<ヒント全表示> <ヒント全消去>
<解答の表示>
1.奕葉
2.飛錫
3.惆悵
4.卜筮
5.昊天
6.改悛/悔悛
7.晨起
8.狎客
9.忌諱/諱忌
10.丁年
11.蹌踉
12.曩時
13.怡悦
14.展墓
15.黽勉