漢検1級模擬試験倉庫

同音異義問題 その17

同音異義問題シリーズを再開します。
今週から毎週木曜日の公開です。
シリーズの内容について、詳しくはコチラをご覧ください。

それでは、今週分の出題です。
「続きを読む」をクリックしてご覧ください。

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文章題書き取り問題(7~12)

三日連続のPDF公開、本日最後の第3弾は「文章題書き取り問題」です。
「その7」~「その12」の問題を纏めたPDFを公開します。

「文章題書き取り問題(7~12)A」「文章題書き取り問題(7~12)B」という2種類のPDFがあり、それぞれ問題は6ページ、解答は1ページです。
前回同様、通常の書き取り形式、語選択の書き取り形式です。

語選択形式のPDFにも「ヒント」は載せておりませんので、ご注意ください。

ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「文章題書き取り問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ
PDFは複数ありますので、お間違いのないよう番号をご確認ください。



PDFを次々と公開しましたが、試験も近いですので、取捨選択してご利用いただければと思います。
上手くご活用いただければ幸いです。

文章題書き取り問題その12

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かいれいけいこうこうがくちゅうこうはんちゅう]

◇印度日耳曼(ゲルマン)仙郷淹留説話、同時に神人配遇説話、即ちタンホイゼル説話と、支那国民の自然純朴なる、神仙譚の仙郷淹留説話とは、その一点に於いては、互いに一致するも、他の一点に於いて相異なれり。要するに此の両個は決して、同一の(1.)に属す可きものに非ず。而して、此の両者を併せ兼ねたるものは、即ち日本国民が古より伝えたる、最古日本説話の一にして、同時に日本説話宝庫を飾る、最も貴重なる宝珠の一に数う可き、(2.)優美なる浦島説話なり。(高木敏雄「比較神話学」より)

◇例えば、天明や天保のような困窮の時に於いて、富豪の物を収用するのは、政治的迫害に対して暗殺者を出すが如く、殆ど彼等の正当防衛で、必至の勢いです。此の時にはこれが将来の革命に利益あるや否やなどの利害を深く(3.)していることは出来ないのです。私は何の必要もなきに平地に波瀾を起こし、暴動を敢えてすることは、財産を破壊し、人命を損し、多く無益の犠牲を出すのみで、革命に利する処はないと思います。が、政府の迫害や富豪の暴横其の極みに達し、人民(4.)に転ずる時、之を救うのは将来の革命に利ありと考えます。左ればかかることは利益を考えていて出来ることではありません。其の時の事情と感情とに駆られて我知らず奮起するのです。(石川啄木「A LETTER FROM PRISON」より)

◇足利一族の裔である。室町将軍の血統が絶えたときは、吉良氏が世継ぎを出すことになっていたものだと云うことが、上野介のよく持ち出す自慢話であった。(5.)の先祖には、家康公の大伯母であった吉良義安などもあるし、名門には違いなかった。(吉川英治「新編忠臣蔵」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[きょうげききょうしょくはんぺいむりょめいてい]

◇ガランドウは国府津へ仕事に出掛けて、不在。折から彼の家で長男の元服祝いの終わった直後で、そのために近郷近在から搔き集めた酒、ビール、焼酒、インチキ・ウイスキーの類(6.)数十本の残骸累々とあり、手のつかない瓶もあって、僕はそれを飲み、ガランドウが仕事から帰って来たとき、僕は(7.)に及んでいた。(坂口安吾「真珠」より)

◇松方内閣組織せらるるに及び、人あり彼を誘うに文部大臣の椅子を以てす。彼冷然之を拒絶して敢えて応ぜず。客あり彼に逢うて其の理由を問う。彼曰く、余は学習院長として今方に其の改革に従事しつつあり。華族教育は余に於いて最大の職任にして、且つ最重の義務なり。何ぞ此を棄てて一伴食大臣の地位を望まんやと。蓋し彼は何時なりとも内閣大臣たるを得るの自信を有する者なり。故に彼は他の一般野心家の如く、必ずしも焦燥煩悶して大臣たらんとするものに非ず。必ずしも大臣の地位を最上の名誉と為すものに非ず。然れども彼は、華族が皇室の(8.)たるを念い、自ら華族の(9.)たらんと任ずるや太だ高し。其の気格の雄大なる其の品性の清高なる、固より華族の代表者として内外の信用を博するに足るは言うを俟たざるのみならず。彼は日本華族の改革者として最も力を此に致しつつあるは、亦世間の均しく認むる所なり。彼が曽て華族の腐敗を国家学会に痛論するや、一部の華族は彼を咎めて華族を侮辱したりと為し、太甚(はなは)だしきは彼を以て華族中の壮士と為すものありき。然り、其の言稍々(10.)に過ぐるものなきに非ざりしと雖も、華族の腐敗は天下の公認にして、独り彼一人の私言に非ず。彼豈好んで同族の醜事を暴露するものならんや。(鳥谷部春汀「明治人物月旦(抄)」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





「文章題書き取り問題」シリーズは、今回が今季最終回です。
お付き合いいただきありがとうございました。

来週は「R1-1直前模試」を公開します。

同音異義問題(11~16)

今週は、学習記事のシリーズが次々と今季の最終回を迎えます。
それに伴い、今日から3日間連続で記事問題のPDFを公開します。

本日第1弾は、「同音異義問題」シリーズのPDFです。
今回は「その11」~「その16」を纏めています。

「同音異義問題(11~16)」というPDFで、問題は5ページ、解答は1ページです。
各回の問題はページを跨いで載っているものもあります。
印刷された際には、順番を間違えないようご注意ください。

なお、PDFには「ヒント」は載せておりません。

ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「同音異義問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ
「同音異義問題」のPDFは複数ありますので、間違えないよう番号をご確認ください。



明日は「スーパー類義語問題」のPDFを公開予定です。

同音異義問題 その16

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

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文章題書き取り問題その11

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[おうかしっこくひょういつようかいらいどう]

◇らいてうさま、
 時折来訪される人で、あなたをよく知らないで嫌いだといって、あなたの事といえばよく聞きもしないで悪くキメつけるお爺さんが御座います、紅蓮洞という人です。…(中略)…けれどわたくしはその人がひそかにあなたには敬意をもっていることを知っています。奇人にはちがいありませんが、洒脱、(1.)なところのない今様仙人、讃美する的が外れて、妙に反(そ)ぐれてしまったのだと思います。そのくせその人が好意を示しているもので、あんまり感心した女はないのです。そして好意を持ちながら侮蔑しきっているのです。
 それとは事かわりますが、世の中には、誉めたいのだが、他人があんまり感心するから嫌だといったふうな旋毛曲がりがかなりにあります。口に新時代の女性を(2.)しながら、趣味としては、義太夫節などにある、身を売って夫を養う妻を理想として矛盾を感じない男もあります。
 近代生活思潮に刺戟をうけながらも、その不安をごまかして、与えられる物質だけに満足して、倦(ものう)い日々をおくるのを、高等な生活のように思いこんだ婦人たちは、あなたが新しい女と目されて、社会の耳目を欹たせたおりに――無気力無抵抗につくりあげられた因習の殻を切り裂いて、多くの女性を(3.)の檻から引き出そうとしたけなげなあなたを、男が悪口する以上な憎悪の目をもって眺めさげすみました。知識階級にある男たちまでが好い気になってあなたの恋愛――他人に何らの(4.)をも許されないことにまで立ち入って、はずかしげもなくあげつらい得々としていました。しかしそれは日本人の癖で、ちょっと他の者が答えかねる事を――賤しさを、口にするのが、妙な風に感心させようとする手段で、他をはずかしめると共に自らを低くする事に平気なのです。無神経なのです。それをまた得々として(5.)するものが多いのは情けないことです。
(長谷川時雨「平塚明子(らいてう)」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[せいゆうそくしゅうちょうびはいぜんらんらん]

◇おそろしく口の達者な四十男が、畳を剝いで、床板だけ敷き直した十畳敷ほどの道場に二人を通しました。
 娘の淋しく美しいに似ず、これはまたなんという馬鹿馬鹿しい忍術の先生でしょう。背は低い方、肉付きも極度に節約して骨と皮ばかり、顔は皺だらけのくせに、眼と口だけが人並以上で、わけても(6.)たる眼には、人を茶にしたような、虚無的な光さえ宿っているのです。
「有難うござります、なにぶん宜しくお願い申します」
 平次は用意の(7.)を二人分、お盆を借りて差し出し、その日は四方八方(よもやま)の話だけで帰りました。戸口を出るともう、
「親分、変な野郎じゃありませんか」
 ガラッ八の八五郎には、腑に落ちない事だらけです。
(野村胡堂「銭形平次捕物控」より)

◇伊予第一の長流肱川は丁度香魚狩り時季であった。坂石というあたりまで自動車を駆って、そこから舟を下ろす。大洲まで約七八里。
 両岸重畳の山々高からねど、翠微水にひたって、風爽やかにたもとを払う。奇岩怪石の眼を驚かすものなけれど、深潭清澄の水胸腔に透徹す。男性的雄偉は欠くも、女性的和暢の感だ。ところどころ早瀬に立つ友釣りの翁から、獲物の香魚をせしめて、船頭の削った青い竹ぐしで焼きあげる。浅酌低唱的半日の(8.)だった。
 一人の漁夫に喚びかけて、香魚の釣れ高をきくと、それが大洲署長さんであったなどのカリカチユヤもあった。一日吹き通した南風が舟を捨てる間際、(9.)たる驟雨になった。(10.)の爽快さも忘れられない光景であった。
(河東碧梧桐「南予枇杷行」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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文章題書き取り問題その10

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[きしょうしんしべつぎょうぼくとつむび]

◇余はこれより松川浦に浮かばんとする也。松川浦は松島に次ぐ東奥の(1.)と称せらるる処、余は多年之を(2.)に見しが、今現にその地に来れり。うれしさ譬うるに物なし。…(中略)…
 時節はずれのこととて、女中はひとりも居らず。宿の妻は、中村の本店にありとて、主人自ら食物を調理し、自ら膳を運び来りて、杯酌に侍す。(3.)仁に近き男也。なまじいの女中などより却って興ある心地して、快く酒のみて寝につけり。
(大町桂月「常磐の山水」より)

◇崖の高さは七八尺もあるであろうか、急な断崖ではなくて、なだらかな勾配のところどころに形の面白い石を配置し、落ちて来る水がそれらの間を屈曲しつつ白泡立って流れるように作られてい、崖の上からは楓と松が(4.)と枝をさしかわしながら滝の面へ蔽いかぶさっているのであるが、蓋し此の滝は、さっきの音羽川の水を導いて来て、ここへ堰き入れたのであろう。滋幹はそう心づくと、あの、「音羽川せき入れておとす」と云う伊勢の歌が胸に浮かんだ。なるほど、此の歌にある「滝つせ」は、此の流れを詠んだものであることは明らかで、此の山荘が亡き中納言の(5.)の跡であることは、今は疑いを入れないのであった。(谷崎潤一郎「少将滋幹の母」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かしゃくきはんしんしょうてきめんはつむ]

◇日本で蘐園(かんえん)派の漢学や、契冲、真淵以下の国学を、ルネッサンスだなんと云うが、あれは唯復古で、再生ではない。そんならと云って、過去の記憶の美しい夢の国に魂を馳せて、ロマンチケルの青い花にあこがれたって駄目だ。トルストイがえらくたって、あれも遁世的だ。所詮(6.)に日常生活に打っ附かって行かなくては行けない。この打っ附かって行く心持ちがジオニソス的だ。…(中略)…人と人とがお互いにそいつを遣り合えば、無政府主義になる。そんなのを個人主義だとすれば、個人主義の悪いのは論を須たない。利他的個人主義はそうではない。我という城廓を堅く守って、一歩も(7.)しないでいて、人生のあらゆる事物を領略する。君には忠義を尽くす。しかし国民としての我は、昔何もかもごちゃごちゃにしていた時代の所謂(8.)ではない。親には孝行を尽くす。しかし人の子としての我は、昔子を売ることも殺すことも出来た時代の奴隷ではない。…(中略)…
 そりゃあ君、無論可笑しいさ。そんな人は個人主義を利己主義や自己中心主義と一しょにしているばかりではなくって、無政府主義とも一しょにしているのだね。一体太古の人間が一人一人穴居から這い出して来て、化学の原子のように離れ離れに生活していただろうと思うのは、まるで歴史を(9.)した話だ。…(中略)…遠い昔に遡って見れば見る程、人間は共同生活の束縛を受けていたのだ。それが次第にその(10.)を脱して、自由を得て、個人主義になって来たのだ。…
(森鴎外「青年」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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同音異義問題 その15

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

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文章題書き取り問題その9

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[いにょうげちじゅんじゅんひんぷんめいぼう]

◇待つほどもなく、正面の、襖がサッと左右へ開き、二、三の武士を従えた御嶽冠者が現れた。錦の直垂に緋縅の鎧、(1.)皓歯の大若衆、眼も覚めるばかり美しい中に勇気と気高さとを兼ね備えた、天晴勝れた大将振りに、一同はハッと頭を下げた。…(中略)…
 「女子を輿から出して見せい」
「ハッ」と武者之助は立ち上がり輿から女子を引き出した。口には猿轡を噛ませられ両手は背中で縛られている。
「猿轡と縄を解くがよい」御嶽冠者は(2.)をした。…(中略)…
 「…そのうち合戦も止めになり双方和睦ともなったる際には、吾ら必ずそなたを連れて、木曽へ参るでござろうほどに……」
 慈愛のこもった御嶽冠者の(3.)と訓(さと)す言葉に連れて、怒りと悲しみにいら立っていた山吹の心も静まったか言葉もなくて俯向(うつむ)いていた。…(中略)…
 篠井の里の片端、野菜の緑に(4.)されて、一軒の農家が立っていた。背戸には咲き乱れた桜の花が、今昼風に(5.)と散り、その花弁の幾片かが縁の中へまで舞い込んで来た。
(国枝史郎「蔦葛木曽棧」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[がしゅそうゆうてんらいとうあんひょうびょう]

◇多くの読者は、現在、文学作品を文学として鑑賞しながら読んではいない。そのうちで、いろいろの原因から来る作品の質の低下と相俟って、酷しい現実を紛らすための娯楽(6.)の具として作品を読む多数者のことは、茲では取り上げないことにして、ただ、作品のうちに何等かの精神的拠り所、即ち広い意味で一種のモラールを求めてる人々のことを、考えてみたいのである。(豊島与志雄「文学への実感について」より)

◇同じく目を覚ました良人は、室内に籠もるラムプの匂いを気にし、起きて戸を明け、暫く屋外に出て「頂上の星空が美しいよ」と云って帰って来た。良人の日記には斯う書いている。「夜半に目覚めた予は、戸をそっと推して房外に出て見たが、秋の如く澄みわたった濃青の空一面に星を満たし、(7.)とも云うべき微風が諸峯の松に静かな楽音を調べていたのは、余りに人間に遠い崇高味であった。予は山東の泰山を知らないが、(8.)の人から伝え聞く今の泰山は俗化しているらしいから、李白の登岳の詩に見るような(9.)たる仙界的(10.)は寧ろ此の千山に存するのであろう。」(與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


文章題書き取り問題その8

火曜日にもお伝えした通り、金曜日も「文章題書き取り問題」を出題します。
火曜日よりも難易度は高くなっておりますので、ご注意ください。



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[こうぎょこりょふれいほうらつれんびん]

◇仕えの女腹から出た定明は、父の歿後、母の許すところとなり引き取られて育ったが、異常な野性と、(1.)の気性は経之とはまるで違った性格をひらいて見せた。動物にたいする(2.)の欠乏は勿論、仕えの女たちへのしばしばの乱行もそうなら、碗をもって酒食らうことも殆ど町方破落戸とえらぶところがなかった。…(中略)…
 定明は自分の生い立ちを知ることと、彼自身の放蕩無頼とはよく調和されているほど、反省も(3.)もしなかった。肉体にくいこんでいる母のあおぐろい血は、彼に何のわざわいを見せつけるのか、彼はひまさえあれば、北のやかたで飲酒にふけっていた。
(室生犀星「野に臥す者」より)

◇人々は尾州藩の方から伝達された左の掲示の前に立った。
「公方様、御(4.)御座遊ばされ候ところ、御養生かなわせられず、去る二十日卯の上刻、大坂表において(5.)遊ばされ候。かねて仰せ出だされ候通り、一橋中納言殿どの御相続遊ばされ、去る二十日より上様と称し奉るべき旨、大坂表において仰せ出だされ候。」
(島崎藤村「夜明け前」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かいようこうぞうざんきしょういとうろ]

◇縁側の前には、葡萄棚があって、斜坂の紅葉や稚樹を透かして、渋谷方面の林だの丘だの水車だのが一目に眺められた。…(中略)…そこに――このさびしい丘の上の家に、かれは、お信さんにわかれた後の恋の(6.)を医していたのであった。(田山花袋「丘の上の家」より)

◇古従(よ)り(7.)者古今一世の人物にあらざれば、衆賢の批評に当たる者あらず。計らずも拙老先年の行為に於いて御議論数百言御指摘、実に(8.)に堪えず、御深志忝く存じ候。
 (9.)は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存じ候。各人へ御示し御座候とも毛頭異存之無く候。…(中略)…
 拙、此の程より所労平臥中、筆を採るに懶く、乱筆御(10.)を蒙り度く候。
(勝海舟「瘠我慢の説」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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同音異義問題 その14

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

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文章題書き取り問題その7

今週から、火曜日と金曜日には「文章題書き取り問題」を出題します。(形式の説明はコチラ
火曜日は比較的難易度を低めに、金曜日は比較的難易度を高めに設定しました。
ヒントを上手くご活用いただければと思います。

それでは本日分の出題です。



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんせいこうこそんきょていざりゅうりょう]

◇前艦橋に艦長が出てこられた。いよいよ出港だ。(1.)たる喇叭が艦上にひびきわたった。(海野十三「浮かぶ飛行島」より)

◇保田にて汽船を下りて、短艇にのるほどに、雨大いに到りぬ。荷物堆くつみたる上に、十人余りの旅客、傘をならべて(2.)す。風荒れ、雨舞い、傘端の点滴、人の衣を霑して、五体覚えず寒戦せり。…(中略)…せめて体をあたためんとて、午食の膳に、三人(3.)して、杯を飛ばす。
 雨に早く暮れし夕べ、風呂湯ありやと問えば、なしというに、益々失望して、数杯をかたむけて止みぬ。かたみに連歌などなししが、烏山頭いたむとて、早く臥す。羽衣もわれも床に入りて、一唱一和せしが、はては疲れて眠りぬ。三とせの間、同じ窓にいそみし身の、(4.)の外にうちとけて、浮世離れし茅店に川臥して、しずかに雨を聴くも、さすがに興なきにあらず。この夜、連歌したる後の即興に、『雨も心のありげなりけり』と、羽衣下の句を打ち出だすに、われ、とりあえず、『しめやかに語らう窓におとずれて』と上の句つけたれど、はや眠りたるにや、答えはなくて、(5.)、雨に和して高し。
(大町桂月「房州紀行」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[しょうへいたたんたんげいまつえいよたく]

◇曙覧は文化九年、福井市内屈指の紙商、井手正玄の長男として生まれたが、父祖の(6.)に浴することをせず、豊かな家産と名跡、家業を悉く異母弟に譲って、郷里を離れた山里や町はずれに、ささやかな藁家を構え、学究歌道に専念した。…(中略)…
 雲脚の変幻極まりない時代の姿を、曙覧他界した慶応四年八月前後の北陸辺に関して抽出してみると、…(中略)…八月十二日には越後三条に進まれている。その二日前、十日には鹿児島から廻航した西郷隆盛が、柏崎に来着して総督宮に拝謁、新潟に向かっている。新代の御光が洽く照り映えようとする直前に、彼は五十七年の生涯を終えたのである。所謂(7.)すべからざる時代の波は、彼の在世中ずっと、辺土の領国松平藩をも内外ともに揺り動かしていた。この内外(8.)の時にあって、古義神道を探求し、厳たる皇国観念に徹した彼は、私情に於いて藩主破格の厚情に感泣し乍ら、重なる(9.)にも応ぜず、藩禄を食もうとしなかった。橘左大臣諸兄の(10.)にして、大君の直臣なりとの堅い信念を貫き通し、倦みなく藩内武士の血脈を衝いて勤皇観を植え付け、時代に迷う福井藩を遂に動かして、勤皇運動に押し出したのだった。一歌人の業としてこれほどの大業は嘗てない。
(折口信夫「橘曙覧」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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同音異義問題 その13

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

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同音異義問題 その12

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

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同音異義問題 その11

今週から、「同音異義問題」シリーズを再開します。
出題形式の説明は、コチラをご覧ください。

これまでも難易度は高かったと思いますが、今回からは1級大見出しの出題が少なくなるため、更に難易度が高くなっていると思われます。
混乱する可能性もありますので、挑戦される際には十分ご注意ください。

ヒントは可能な限り付けましたが、直前や直後の語がヒントになっている場合や直接的なものは避けたため、付いていないものもあります。
従って、ヒントが付いていない問題が必ずしも易しい問題という訳ではありませんので、予めお含みおきください。

それでは、今回の問題です。
「続きを読む」をクリックしてご覧ください。

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「~する」型書き取り問題(1~6)

「「~する」型書き取り問題」シリーズのPDFを公開します。

PDFは「「~する」型書き取り問題(1~6)A」「「~する」型書き取り問題(1~6)B」の2種類で、それぞれ問題3ページ、解答1ページ、計4ページです。

通常の書き取り形式、語選択での書き取り形式です。

ダウンロードはコチラから↓
http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「文章題書き取り問題」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ

決して重要度の高くない内容ですので、深追いの無いようお願いします。
上手くご活用いただければ幸いです。

「~する」型書き取り問題その6

文章題書き取り問題(選択形式)です。(詳しくはコチラ

語群(1~5):[ げんちゅうちょうふう ]

1.薊の話には工夫がある。男親一人にがんばらせないという底意を()してかかる。

2.彼は快活で朦朧たる心持ちの、のんきな連中に()しているのが耐えられなかった。

3.火焰は天に()して、灼熱した鉄片は空中高く飛散した。

4.ただいたずらに目下の私に煩悶するのみ。けだしそのゆえは何ぞや。直接のために眼光をおおわれて、地位の利害に()すればなり。

5.先生に宛ててそういう事を書いても仕方がないとも思ったし、前例に()してみると、とても返事をくれそうになかった。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ きょうこくちゅうばく ]

6.彼はプラトンの説を()して真理を「天上」から「下界」におろし、「観念」から「実体」に現実させた。

7.握りが自慢になるのは、上方寿司の風情のみに()し、生気を欠くところに比較してのことである。

8.衣を牽き足を頓(す)り道を攔(さえぎ)り()す。

9.長八は渋江氏の江戸を去る時墓木()していたが、久次郎は六十六歳の翁になって生存(ながら)えていたのである。

10.大君に背くものあれば、親兄弟たりといえども、すなわちこれを()して君に帰す。

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





このシリーズは、とりあえず今回が最後です。
これまでの出題で、「~する」型の語の全てではありませんが、漢検大見出しになっているものと、国語辞典にある1級漢字関連のものはほぼ網羅できていると思います。

難しい問題も多くあったと思いますが、単なる漢字の意味というよりも、「~する」という形の言葉の使い方を理解できるよう心掛けたつもりです。
特に慣用表現になっているものもありますので、復習の際には、前後の流れも少し注意してみることをオススメします。

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

「~する」型書き取り問題その5

文章題書き取り問題(選択形式)です。(詳しくはコチラ

語群(1~5):[ ぐうざんはいよう ]

1.上皇の院政を支持する公卿と、天皇を()し奉る公卿との対立が、その煩いの禍根だった。

2.費誓は周公の子の伯禽が徐淮の夷を征伐したことを書いたもので、当時楚の国の如き夷狄の盛んになったものに対して膺懲の意を()したものである。

3.隆文耀、張近秋、二人の大官皇帝に()し、少林寺の僧を殺さしむ。

4.関東縞の袷に脚絆草鞋で、鮫鞘の長脇差を()し菅の吹き下しの笠をかぶっている。

5.スターンは自分の責任を免(のが)れると同時にこれを在天の神に()した。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ かんこうじゅぼっ ]

6.ほかの老将たちも、口を()してこそいたが、面には朱をそそいでいる。

7.昔匈奴この国に()した時、王、金銀異色の大鼠を祭ると、敵兵の鞍から甲冑から弓絃まで、紐や糸をことごとく鼠群が嚙み断ったので、匈奴軍詮術を知らず大敗した。

8.今日ほとんど見るべき作がなくとも、罪を工人たちに()すわけにゆかぬ。

9.嶺は五六年前に踰えしおりに似ず、泥濘踝を()す。

10.緑町の方を向いて合掌し、くどくどとお念仏を()した。

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


「~する」型書き取り問題その4

文章題書き取り問題(選択形式)です。(詳しくはコチラ

(本日の問題の前に…)
先週公開した「その3」の問題文を一部変更しております。
挑戦済みで、かつ、何のことか分からないという方は、お手数ですがご確認いただければ幸いです。


語群(1~5):[ かっきょうしゃへんよう ]

1.政治家として如何に実朝を()するとも、歌人として万葉以後ただ一人たるの名誉は終にこれを歿すべからず。

2.楚人猴を烹るあり、その隣人を召すに以て狗羹と為してこれを甘しとす。後その猴たりしと聞き皆地に拠ってこれを吐き、ことごとくその食を()す、こはまだ始めより味を知らざるものなり。

3.保の家には長女福が一月三十日に生まれ、二月十七日に()した。また七月十一日に長男三吉が三歳にして歿した。

4.清三は日課点の調べにあきて、風呂敷き包みの中から「むさし野」を出して清新な趣味に()した人のように熱心に読んだ。

5.ここに平生の自戒をつづりて、同志の人々の考えに()したい。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ いんえきこくへいぼく ]

6.明治二十四年には保は新居を神田仲猿楽町五番地に()して、七月十七日に起工し、十月一日にこれを落した。

7.人間一生は肺臓と心臓の動く限り、身を労し心を()して、決してグズグズして光陰を徒費することはできぬ。

8.この矛盾した二つの感情が、互いに()し合う後には、境遇の急激な変化から来る、落ち着かない気分が、今日の天気のように、うすら寒く控えている。

9.彼等の共通の先輩であった沼間守一は至って不養生の人で、酒に()して誰の諫言もきき入れなかった。

10.その時楚は、孔子が陳・蔡の間にあるを聞いて、人をして孔子を()せしめた。

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


「~する」型書き取り問題その3

文章題書き取り問題(選択形式)です。(詳しくはコチラ

(追記)問題2の差し替えを行いました。
詳しくは、解答の後の解説をご覧ください。


語群(1~5):[ へんろうろく ]

1.惻隠の心()すれば、民或いは愛に溺れ身を殞とす者有り。

2.秦軍は鼓譟し兵を()し、武安の屋の瓦は尽く振るう。(注:問題文を変更しました。)

3.「煩い。しっしっ。」と、ものなき竜馬の周囲を()す。

4.藩王たるものは、上は天子を尊み、下は百姓を()し、国家の藩輔となりて、天下の公法を撓す無かれ。

5.天地の諸声をあざむく奏楽が同時に耳を()すばかり沸きあがった。

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ げきしょうぜいはいやく ]

6.銭形平次については、私はもう語りすぎるほど語り尽くした、今さら何を()することもあるはずはない。

7.もし葭萌関を張魯に()されてしまったら、蜀と荊州の連絡は断たれ、退くも進むもできなくなる。

8.ただ飄然として日月を()する中に、世間の風景、何となく文明開化の春をもよおしたり。

9.演奏者が闥を()してわが室に入らんとす。

10.民の義に因って以て之を()し、民の欲に因って以て之を趨らさば、則ち民其の生を忘れて其の死を致さん。

<ヒントの表示(6~10)>



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