漢検1級模擬試験倉庫

分野別対策 対義語・類義語問題その19

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.専占 2.高燥 3.庸俗 4.闊歩 5.許多
6.万庶 7.精霊 8.迎合 9.復仇 10.日輪

語群:[いくぎかきんてんこうごうこんぱく
 しゅんぼうひしつぶんごうほうしゅうれいみん]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 語選択問題その19

語選択問題です。

1.大勢で話し合うこと。
2.人をある地位などに押し立てること。
3.天子の衣冠。
4.うらない。
5.追及や税を逃れること。

語群:[いっきこんべんしょうようしんきん
 すいこくせんぎぼくぜいほだつ]

6.詩文を改竄したり添削したりすること。
7.筆遣いが力強いこと。
8.飾り気がなく、さっぱりしているさま。
9.様々なものが風に吹かれて立てる音。
10.道徳の廃れた世の中。

語群:[かいじんぎょうまつしおうしゅうけい
 せいしゃばんらいまいおうれいろう]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 文章題書き取り問題その19

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[けいしゅうしゅうせんちんどくとうどうぼうしょく]

◇なるほど私(わし)は人間として得べきだけの福禄は得たけれど、得れば得るほど尚得たいという(1.)の念に攻められて安穏の日とては一日もない。そして私には敵がある。兇刃、(2.)、拳銃の類が四方八方から取り巻いている。(国枝史郎「沙漠の古都」より)

◇こうして、茂太郎とムクとにからまれながら田山白雲は観瀾亭の下まで来ると、果して風流数寄な屋形舟が一つ、ちゃんとろかいをととのえて、酒席を設けて待ち構えていました。酒席の上には、当然、(3.)の主なる(4.)詩人が、今日は薄化粧して嫣然として待ちかねている。物慣れた老女が一人かしずいて席を(5.)し、老船頭が一人船をあずかって迫らない形をしている。(中里介山「大菩薩峠 -白雲の巻-」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[がほうしょうしゃたんせいふそうもうせん]

◇「田山先生、ようこそ」
「いや、どうも……恐縮です」
 白雲がいたく恐縮をしてしまいました。ことには、いかなれば旅絵師のやつがれ風情に、今日はこうして(6.)第一といわれる風景のところに、絶世の美人で、そうして一代の詩人に迎えられて、水入らずにお月見――美酒あり、佳肴あり、(7.)あり、文台がある。山陽、東坡のやからすら企て及ばざる風流韻事の果報なり、と心を躍らせずにはおられません。
「時に、玉蕉先生、一つお願いがあるのですが」
「改まって、何でございます」
「ここに一人の少年と、一頭のムク犬がおります、拙者の従者なのですが、(8.)の片隅へ召しつれて差し支えございますまいか」
「ええええ、差し支えございませんとも」
「では、茂――ムク――」
 白雲は茂太郎とムクとをこの船に引きずり込み、やがて、風流(9.)たるこの月見船は、松島湾の波の上を音もなく辷り出しました。
 果たして、興は船の進むと共に進みました。美酒佳肴の用意も申すまでもなく、(10.)翰墨の具まで備わらずということはありません。
(中里介山「大菩薩峠 -白雲の巻-」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


分野別対策 対義語・類義語問題その20

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.厭悪 2.矍鑠 3.奪掠 4.冒頭 5.酷遇
6.巨商 7.珍籍 8.撃退 9.賤奴 10.衙門

語群:[きこうぼんくがいけんれんしゅぐうせんきゅう
 そうじょうたいこちょうびひぼくろうもう]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 語選択問題その20

語選択問題です。

1.風雨や落ち葉などの寂しげな音のさま。
2.入門時などに持参する謝礼や進物。
3.他人の手紙を敬っていう語。
4.山や川に囲まれた要害の地。
5.俗世間から超然としていること。

語群:[きんたいげきせきせきれきせんぜい
 そくしゅうだうんてんたんへいれい]

6.杯。
7.宵。
8.穴。
9.猿。
10.寺。

語群:[うしょうえいいきこうきょうそんそ
 へいしょくぼんせつもっこうらっき]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 文章題書き取り問題その20

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かっけいきょうじきょうどうしょうすいりょうかく]

◇中村・沢目・蘆谷村と云うは、岩木山の崥(ふもと)にして田畑も多からねば、炭を焼き薪を樵りて、(1.)の一助となす。此の里に九助という者あり。常の如く斧を携えて山奥に入り、柴立ちを踏み分け渓水を越え、二里ばかりも躋りしが、(2.)たる平地に出でたり。
…(中略・九助は伝説の恐ろしい巨人に出会い不思議な体験をする)…
其の時同じ業の者、手に手に薪を負いて樵路を下り来るに逢い、顚末を語り介抱せられて家に帰り着きたりしが、心中鬱屈し顔色(3.)して食事も進まず、妻子等色々と保養を加え、五十余日して漸く回復したりと也。
(柳田国男「山の人生」より)

◇福沢翁には吾人、「純然たる時代の(4.)」なる名称を呈するを憚らず。彼は旧世界に生まれながら、徹頭徹尾、旧世界を抛げたる人なり。彼は新世界に於いて拡大なる領地を有すると雖も、その指の一本すらも旧世界の中に置かざりしなり。彼は平穏なる大改革家なり、然れども彼の改革は寧ろ外部の改革にして、国民の理想を(5.)したるものにあらず。此の時に当たって福沢氏と相対して、一方の思想界を占領したるものを、敬宇先生とす。(北村透谷「明治文学管見」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんぱつこんたいせいとうちしつらんだ]

◇凡そ外交問題ほど国民の元気を(6.)するものはあらざる也。之なければ放縦(7.)安逸虚礼等に流れて、覚束なき運命に陥るものなり。徳川氏の天下に臨むや、法制厳密にして注意極めて(8.)、之を以て三百年の政権は殆ど王室の尊厳をさえ奪わんとするばかりなりし、然るに彼の如くもろく仆れたるものは、好し腐敗の大いに中に生じたるものあるにもせよ、吾人は主として之を外交の事に帰せざるを得ず。而して外交の事に就きても、蓋し国民の元気の之に対して悖として興起したることを以て、徳川氏の(9.)を抜きたる第一因とせざるべからず。
 国民の精神は外交の事によって覚醒したり。其の結果として尊王攘夷論を天下に瀰漫せしめたり、多数の浪人をして孤剣三尺東西に漂遊せしめたり。幕府衰亡の顚末は、桜痴居士の精細なる叙事にて其の実況を(10.)するに足れり。吾人は之を詳論するの暇なし、唯吾人が読者に確かめ置きたき事は、斯の如く覚醒したる国民の精神は、啻に徳川氏を仆したるのみならず、従来の組織を砕折し、従来の制度を撃破し尽くすにあらざれば、満足すること能わざること之なり。
(北村透谷「明治文学管見」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


分野別対策 対義語・類義語問題その21

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.淡水 2.受禅 3.藜羹 4.怡悦 5.邃古
6.帯剣 7.揮毫 8.耽楽 9.屹立 10.随想録

語群:[おうのうかせんかんすいこうめんさっき
 さんりつじゅんぴつとっこつはいとうばんきん]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 語選択問題その21

語選択問題です。

1.身寄りのない一人者。
2.泣き叫ぶこと。
3.おおづな。転じて、おおもとになる掟。
4.本を読むばかりで活用に至らない人。
5.驚いて目を見張ること。

語群:[いこういりんけいどくごうこく
 ていいどうじゃくとぎょりゅうべん]

6.事細かに述べること。
7.民間。在野。
8.他を押しのけたり陥れたりすること。
9.気ままに歩き回ること。
10.書物を愛蔵するための箱。また、愛蔵本。

語群:[こうこしょうようそうもうていき
 てきちょくはいせいひきゅうるちん]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 文章題書き取り問題その21

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんぜんさんしゃそほんひほひれき]

◇銅貨のトリックは外国の探偵小説からヒントを得たのであるかもしれぬが、点字と六字の名号とを結び付けた手腕は敬服の外はない。この点は地下のポオも恐らく(1.)を避くるであろう。由来日本語を表す暗号には巧妙なものが少なく、この暗号は正に従来作られた暗号中の白眉と言ってよかろう。その他筋の運び方、描写の筆致など、どの点にも(2.)する所がない。(小酒井不木「『二銭銅貨』を読む」より)

◇一体司馬遷の事蹟は『史記』巻百三十の太史公自序と、『漢書』巻六十二の司馬遷伝とを、第一の史料とする。太史公自序は司馬遷の自伝であるから、彼の事蹟に就いては十分詳実なるべき筈であるが、実際は必ずしも左様でない。司馬遷の(3.)なる頭脳と、豪放なる筆致とは、記載せざるべからざる事項をも省略し、明確とせざるべからざる事項をも曖昧にして居る。班固の司馬遷伝も「報任安書一篇」の増補を除けば、その他は太史公自序の無責任なる鈔襲のみで、上述の欠陥に就いて、何等(4.)する所がない。要するに『史記』と『漢書』とのみでは、司馬遷の事蹟を正確に知ることが出来ぬ。私は不確実なる司馬遷の事蹟の中で、彼の生年に就いて、聊か所見を(5.)したい。『史学研究』の創刊に際して支那史学の開祖たる司馬遷に関する事蹟を紹介するのは、寧ろ適当なる題目かと思う。(桑原隲藏「司馬遷の生年に関する一新説」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かいいしゅたくそうこはいたいはつだ]

◇具体的に司馬遷の年を伝えて居る資料は、『史記索索引』と『史記正義』とのみである。『史記索索引』は『博物志』に拠って、元封三年(西暦前一〇八)に於ける司馬遷の年を二十八と註し、『史記正義』は太初元年(西暦前一〇四)に於ける司馬遷の年を四十二歳と註して居る。双方の所伝の間に、十歳の(6.)があって、その儘では到底一致せしむることが出来ぬ。そこで私は『史記索索引』の所伝を根拠とし、王国維は『史記正義』の所伝を根拠とする。王国維説と自説との相違は主として茲に(7.)するのである。(桑原隲藏「司馬遷の生年に関する一新説」より)

◇抽斎は金を何に費やしたか。恐らくは書を購うと客を養うとの二つの外に出でなかっただろう。渋江家は代々学医であったから、父祖の(8.)を存じている書籍が少なくなかっただろうが、現に『経籍訪古志』に載っている書目を見ても抽斎が書を買うために貲を惜しまなかったことは想い遣やられる。(森鴎外「渋江抽斎」より)

◇私の記憶にして誤りなくんば癸亥大震災後、ようやくに文学というもの企業化し、全くのジャーナリズム王国築かれて(9.)世界へ君臨するようになって以来のこととおもう。そのころ(10.)の娯楽雑誌関係者は故石橋思案、森暁紅諸家のごとく、常盤木俱楽部落語研究会の青竹めぐらした柵の中から生まれきた通人粋子に非ずして、大半はこうした世界の教養を持たない地方出身の人々だったから、落語家講談師の一人一人のデリケイトな話風に立ち至ってまで知るよしがない。(正岡容「我が圓朝研究」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


分野別対策 対義語・類義語問題その22

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.酩酊 2.褒称 3.黄昏 4.白米 5.遠祖
6.泉貨 7.掃除 8.娥眉 9.獄門 10.原典

語群:[えいそんきょうしゅきぼうこうくんこうはく
 さいそうしんめいそれいびくんらんぽん]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 語選択問題その22

語選択問題です。

1.えぐりだすこと。特に、悪事をあばくこと。
2.他人を陥れるために噓をつくこと。
3.慣れ親しむこと。
4.消えてなくなること。物事がやむこと。
5.忍びの者。

語群:[さいさくじっきんそくめつてっけつ
 てんゆひっちゅうぶこくりんらく]

6.謎などを明らかにする隠された手段。
7.フクロウ。また、奸悪な者のたとえ。
8.ひとり寝のふとん。ひとり寝ること。
9.いけどりにすること。
10.せっかちに行動すること。

語群:[くうけいこうそうこきんしきょう
 せいきんそうきゅうひやくふしゅう]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 文章題書き取り問題その22

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かきけいちょうこんりょうないおうふんい]

◇故に彼は一方に於いては藩閥を攻撃すると共に、一方に於いては又屢々衆議院の行為を非難したりき。前伊藤内閣の第四議会と衝突するや、紛争に始まりて紛争に終わり、九旬の会期唯怒罵(1.)の声を以て喧擾したるに過ぎざりき。是他なし、内閣は常に(2.)驕傲にして責任を顧みず、常に(3.)の袖下に隠れて衆議院を威嚇せんとするあり、衆議院は噪暴急激にして沈重なる思慮を欠き、動もすれば上奏権を仮りて内閣に逼らんとするあり、其の行動両つながら極端に失して一点和協の意なければなり。(鳥谷部春汀「明治人物月旦(抄)」より)

◇右衛門作、氏は山田、肥前の人で、島原の乱に反徒に党(くみ)して城中に在ったが、悔悟して(4.)を謀り、事覚(あらわ)れて獄中に囚われていたが、乱平らぎたる後、伊豆守はこれを赦して江戸に連れ帰り、吉利支丹の目明かしとしてこれを用いた。右衛門作はよく油絵を学び巧みに人物(5.)を描いたが、彼が刑罰の図を作ることを命ぜられたのもそのためであった。後耶蘇教を人に勧めたために、獄に投ぜられて牢死したということである。(穂積陳重「法窓夜話」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[きょきしせきしょうじょうそうろうふせつ]

◇帰郷 昭和四年。妻は二児を残して家を去り、杳として行方を知らず。我独り後に残り、(6.)として父の居る上州の故郷に帰る。上野発七時十分、小山行高崎廻り。夜汽車の暗爾たる車灯の影に、長女は疲れて眠り、次女は醒めて夢に(7.)す。声最も悲しく、わが心すべて断腸せり。既にして家に帰れば、父の病とみに重く、万景悉く(8.)たり。(萩原朔太郎「氷島」より)

◇客あり。草廬を敲いて俳句を談ず。その標準は誤り、その嗜好は俗に、称揚する所の句と(9.)する所の句と多くは彼此顚倒せり。予曰く、子の言う所、悉く予の感ずる所と相反す。予を以て見れば子の言甚だ幼稚なり。もし子もまた予を以て俳句を解せざる者となさば予はことさらに是非を争わざるべし。しかれども子が言を以て予が俳句に入らんとせし十数年前と対照するに、当時の予の意見と(10.)を合わすが如き者あり。あるいは十数年前の予にして子と会談せしならんには、手を拍って子の説を賛成したらんも、爾後予の嗜好は月々歳々に変じて、今は復当時の余波をだに留めざるに至れり。子が説く所果して正しきか。予が嗜好の変遷はかえって正路を脱して邪路に陥りたるか。(正岡子規「俳句の初歩」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


分野別対策 対義語・類義語問題その23

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.掣肘 2.動乱 3.屛居 4.離婚 5.凶日
6.褥茵 7.天資 8.硝子 9.婦翁 10.詐略

語群:[がいあんがくじょうかしゅかしんきぼう
 しゅつろじんせきはりひんぷほうじょ]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 語選択問題その23

語選択問題です。

1.罪人として捕らわれること。
2.裂け目。割れ目。
3.官職を解くことや地位を下げること。
4.儀仗を備えた行幸・行啓の行列。
5.あわれみ思いやること。

語群:[かげきけんこしかびんさつ
 めんちゅつるいせつれいごろぼ]

6.書物を読み、調べること。
7.水が清く澄んで冷たいこと。
8.先人が残した事業。
9.弁舌が巧みで心のねじけていること。
10.くいちがうこと。

語群:[いしょこうかくこうぼせいれつ
 ていごねいかんはんえつりょうしょう]

<ヒントの表示>




<解答の表示>


分野別対策 文章題書き取り問題その23

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[えんゆうきゅうたんしゃかたいこうらそつ]

◇人夫の話では、此の懸崖の下の小沢に沿うて大白沢山へ登れるそうである。瀑から五、六町も下った所で、約一町許りの間沢は伏流となっている。四、五十分も下ると又瀑があって、上のものは三丈余り下のものは二丈余り、両瀑の間二十間程(1.)をなしている。右岸の崖の上を高廻りするので、通過に十五、六分を要した。又一町も下ったろうと思う頃三丈近い瀑があり、夫が一曲して又五、六丈許りの滝となり、岩面を(2.)しているさまが美事である。(木暮理太郎「利根川水源地の山々」より)

◇薫子の書は既に印行せられたことがある。…(中略)…新聞は尾佐竹氏が蔵している。上に載する所は倉知本を底本とし、遠近新聞の謄本を以て(3.)した。二本には多少の出入がある。倉知本の自筆なることは稍疑わしい。(森鴎外「津下四郎左衛門」より)

◇大師の時代には、左街に興慶宮――或いは南内ともいう――が出来た為、坊数は多少減少した。一体に左街には宮殿や(4.)が多く、又勲貴官吏らの邸宅多くて淋しい。之に反して右街は商売の住居が多くして繁華であった。坊と坊との間には、何れも我が四五十間幅の道路があった。四つ辻の場所には、我が交番所に比すべき武候鋪というのが設置され、そこに派遣されて居る(5.)が、城内の警察を掌った。誠に規模堂々たるもので、この時代に於ける世界の尤も立派な大都会であったと思う。我が平城・平安の二京の整然たる設計は、長安のそれを模倣したこと申す迄もない。(桑原隲蔵「大師の入唐」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[くんゆうげいごしどてんこくふびん]

◇じっと考えて見ると私の頭の中には種々葛藤があった。之を明るみに出して見たら自分乍ら鼻持ちのならぬようなものが沢山ありそうに思えた。「さながら成仏の姿なり」と言った仏家の言をここでも思い出して、即ち此の善悪混淆、(6.)同居の現状其のままが成仏の姿だと解釈した。(高浜虚子「落葉降る下にて」より)

◇「或いは人を天上に揚げ或いは天を(7.)に下ろす」と詩の理想は即是也。詩は閑人の(8.)に非ず、詩は彫虫(9.)の末技に非ず。既往数百年間国詩の経歴に関しては余将何をか曰わん。思うに所謂新体詩の世に出でてより僅かに十余年、今日其の稚態笑うべきは自然の数なり。然れども歳月遷り文運進まば其の不完之を将来に必すべからず。詩は国民の精髄なり、大国民にして大詩篇なきもの未だ之あらず。本邦の前途をして多望ならしめば、本邦詩界の前途亦多望ならずんばあらず。本書収むる所余が新旧の作四十余篇素より一として詩の名称を享受するに足るものあらず。只一片の微衷、国詩の発達に関して繊芥の貢資たるを得ば幸のみ。著者(10.)と雖も自ら僭して詩人と為すの愚を学ぶものに非ず。(土井晩翠「天地有情」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


分野別対策 対義語・類義語問題その24

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.逸足 2.拓落 3.斜日 4.膏腴 5.牛角
6.訌争 7.無鉄砲 8.巴調 9.話題 10.累代

語群:[えいきょくえきせいげきしょうげつべつせんきょう
 だんぺいちょうとんどたいひょうがぶあい]

<ヒントの表示>




<解答の表示>





「分野別対策」シリーズは今週が最終で、「対義語・類義語問題」は今回が最後です。
お付き合いいただき、どうもありがとうございました。

来週は「H30-2直前模試」を公開します。

分野別対策 語選択問題その24

語選択問題です。

1.互いに相手を受け入れないこと。
2.何かにかこつけて言い訳をすること。
3.文章の字句を直すこと。
4.ニレの木。また故事から、神社や故郷。
5.分不相応なおごり。贅沢。

語群:[かさかんかくしゃこうてんざん
 ひんせきふんゆべんねいろうだん]

6.物事が盛んに起こるさま。
7.あわれみいつくしむこと。
8.天子の心。
9.秩序・風紀などが乱れること。
10.果てしなく広いさまや遠いさま。

語群:[ぎょうりしんちゅうびょうぼうびんらん
 ぶじゅつへきすうほうはいゆうじょう]

<ヒントの表示>




<解答の表示>





「分野別対策」シリーズは今週が最終で、「語選択問題」は今回が最後です。
お付き合いいただき、どうもありがとうございました。

来週は「H30-2直前模試」を公開します。

分野別対策 文章題書き取り問題その24

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[ばんだへんぽんりゅうべつりょうりょうれんぽ]

◇(1.)たる奏楽がわきあがった。奥の閣からは二夫人が楚楚たる(2.)を運んで出迎える。服装こそ雑多なれ、ここの山兵もきょうはみな綺羅びやかだった。大将張飛も最大な敬意と静粛をもって、出迎えの兵を閲し、黄旗青旗金繡旗日月旗など、(3.)の花の一時にひらくが如く(4.)と山風になびかせた。(吉川英治「三国志 -孔明の巻-」より)

◇近所に一軒の凶宅があって、住む者はかならず死ぬと言い伝えられているのを、父は買い取って住んでいたが、多年無事で子孫繁昌した。
 そのうちに、父は県知事に昇って移転することになったので、内外の親戚らを招いて(5.)の宴を開いた。
(岡本綺堂「中国怪奇小説集 -捜神後記(六朝)-」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かんゆうけいさいこうあんはんかんふしゅく]

◇これは明らかに国家の主権をまで侵犯するに至っているものであるから、五斗米賊と賊の名まで被らされるに及んだのであるが、漢末の当時、政府の力は弛み、地方官は濫汚又は萎靡、(6.)姑息を事としていたので、これを禁遏することも出来ず、次第次第に其の勢力は伸展して、民の之に頼るものの多くなったのも無理は無い。黄巾の賊もまたこれと大同小異で、張陵一系は西方に起こったが、張角一系は東方に起こったのである。張角のは太平道と号した。角は妖術を行って衆を得たように人は思っているが、太平を致すの道を唱え、宗教的統治を行い、民の病苦や貧苦に対して、(7.)的祈禱もしたろうが、一方には黄帝を祖述すると号する社会組織の新方法を執行したために人民の之に頼る者が多くなって来た、それを急激に弾圧したため激動して事変の勃発を致したのだろう。(幸田露伴「道教に就いて」より)

◇最後にお断りしたいのは、本誌の発行の遅延と、編纂の不行き届きとの点である。特に収録中の各編が、(8.)宜しきをえず、前後重複するところのすこぶる多いのは慙愧に堪えぬ。何分にも従来の普通号に七八倍するこの大冊の事であるから、前以て幾分の準備をめぐらさぬではなかったが、編纂発行の上に最も大事な六月中旬の初めから、(9.)がはからず病褥に横たわったが為に、東京の自宅と京都の寓居との間を数回往復して、遂に原稿の推敲や整理に力を用うる事の出来なかった事と、かねて入院加療中の発行主任古藤田喜助君の愛嬢が、六月二十日逝去せられたが為に、同君が本誌に専なるを得なかった事とによって、遂に右(注)の不始末を生ずるに至ったのである。これは特に同情ある読者諸君に向かって、(10.)を願いたい。(注:原本は縦書きのため「右」とあるが、ここでは「上」に当たる。)(喜田貞吉「編輯雑感」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





「分野別対策」シリーズは今回の記事で全て終了です。
お付き合いいただき、どうもありがとうございました。

来週は「H30-2直前模試」を公開します。

分野別対策(19~24)

「分野別対策」シリーズの「その19」~「その24」の問題を纏めたPDFを公開します。

PDFに関する注意点は「分野別対策(1~6)」と同じですので、詳しくはそちらの記事をご覧ください。
目次と簡単な説明のみ以下に示します。

P1:「対義語・類義語問題 その19~その24」(問題)
P2:「語選択問題 その19~その21」(問題)
P3:「語選択問題 その22~その24」(問題)
P4:「文章題書き取り問題 その19」(問題)
P5:「文章題書き取り問題 その20」(問題)
P6:「文章題書き取り問題 その21」(問題)
P7:「文章題書き取り問題 その22」(問題)
P8:「文章題書き取り問題 その23」(問題)
P9:「文章題書き取り問題 その24」(問題)
--------------------------------------------------
P10:「対義語・類義語問題 その19~その24」(解答)
P11:「語選択問題 その19~その24」(解答)
P12:「文章題書き取り問題 その19~その24」(解答)

(問題の掲載順序が記事の公開順序とは異なりますのでご注意ください。)

文章題書き取りの形式:A→通常書き取りB→語選択書き取り

ダウンロードはコチラから↓

http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「分野別対策」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ

FC2Ad