漢検1級模擬試験倉庫

分野別対策 対義語・類義語問題その7

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.曩祖 2.鬱怏 3.麗姿 4.上腕 5.豪毅
6.猛禽 7.別離 8.割拠 9.奕世 10.籠居

語群:[いえつきじきょうだしちょうぜんはく
 ちっぷくぶんべいまつえいるいようろうたい]

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分野別対策 語選択問題その7

語選択問題です。

1.大勢のなかの、特に優秀な人材。
2.父のこと。
3.他の人を悪く言い、人に取り入ること。
4.入りまじること。
5.長く治らない病気。持病。

語群:[ぎょうそこうばざつじゅうざんゆ
 せきあそこうちんていちんにゅう]

6.物事の結末をあらかじめ推測すること。
7.広々として開けているさま。
8.国家を治め整えること。
9.家の出入り口。
10.その場に応じての処置。

語群:[ぎゃくとくうかつけいりんけんぎ
 こうりょうせんていそうらんもんしょう]

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分野別対策 文章題書き取り問題その7

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[きゅうそうけいせいしょうじゅつちゅうみつりんかん]

◇百万石の加賀の金沢、七十七万石の薩摩の鹿児島、六十二万石の奥州の仙台、大大名の城下町は、名古屋の他にもあったけれど、名に負う名古屋は三家の筆頭、尾張大納言家の城下であって、江戸、大阪、京都を抜かしては、規模の広大、(1.)の美、人口の(2.)比べるものがない。(国枝史郎「天主閣の音」より)

◇自由論派は抽象的自由を信じてこれをわが国に拡張し、ついに東洋の旧習を一洗せんとするの大望を抱きたり。この論派こそ実に世人の旧思想を(3.)し人類の平等を喚起したる奇特の論派なれ、吾輩はその詭激(4.)なるにもかかわらずこの点においては該論派の功績を認む。この論派に次ぎて起こりたるはかの改進論派なりといえども、これ自由論派に反対せしにはあらず、むしろ政治の現状を攻撃する点においてはほとんどその朋友なりき、すなわち立憲政体建設の催促においてまったく同一の方面に立ちたり。これに反して「立憲政体建設期の弁護」を勉めたるはすなわち第三に現われたる立憲帝政論派これなり。第一期の政論時代において政法上の急進主義を取りたる国権論派は実に自由論派と帝政論派との祖先なり、しかれども第二期に至り自由論派の父とも称すべき急激民権派に反対し「民選議院尚早論」を唱えたるものは帝政論派の父たる折衷民権派なりき。されば帝政論派は議院尚早論を(5.)して当時に起こり、その父祖の系統において親戚たるにもかかわらず、痛く自由論派に反対し、並(あわ)せてこの点についての付和論派たる改進論派に反対したり。(陸羯南「近時政論考」より)

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語群(6~10):[いちげいぎこきゅうさんこうがいはいよう]

◇しかもこの美しい貝を宝とし、貨幣とする風俗はこちらにはまったく無くて、ただ限られたる目的のために、呪物としてこれを若い婦女たちに(6.)せしめる習わしのみがあったとすれば、いよいよこの物の輸送の方向が明らかになるのだが、はたして考古学の知識によって支持せられるかどうか。(柳田国男「海上の道」より)

◇やや待ち倦みたる会員は(7.)の如き拍手を以て温厚なる浦和議長を迎えたり、議長は徐に開会の辞を宣して、今や書記をして今夜の議案を朗読せしめんとする時「議長ッ」と、大声に叫びて幹事松本常吉は起ち上がりつ「本員は議事に入るに先だちて、一個の緊急動議を提起せねばなりませぬ」
 彼は梟の如き鋭き眼を放って会衆を(8.)せり、満場の視線は期せずして彼の赤黒き面上に集まりぬ、…
(木下尚江「火の柱」より)

◇曙覧は(9.)の歌も詠み、新様の歌も詠み、(10.)激烈の歌も詠み、和暢平遠の歌も詠み、家屋の内をも歌に詠み、広野の外をも歌に詠み、高山彦九郎をも詠み、御魚屋八兵衛をも詠み、俠家の雪も詠み、妓院の雪も詠み、蟻も詠み、蝨も詠み、書中の胡蝶も詠み、窓外の鬼神も詠み、饅頭も詠み、杓子も詠む。(正岡子規「曙覧の歌」より)

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分野別対策 対義語・類義語問題その8

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.喬木 2.朝暉 3.遍満 4.離床 5.近郊
6.痼疾 7.修定 8.思慕 9.細作 10.二伸

語群:[きゅうあけんれんさんせいしゅうじょくそくじつ
 ちょうしゃついはくへきすうへんいわいじゅ]

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分野別対策 語選択問題その8

語選択問題です。

1.しなやかで美しいさま。
2.景色などが奥深く静かなこと。
3.他人の手紙を敬っていう語。
4.欲が深くけちなこと。
5.天下の政治をつかさどるところ。朝廷。

語群:[きゅうけつこうかいじょうだしょうりょう
 だうんたんりんびょうどうゆうすい]

6.なげくこと。
7.おどけること。たわむれ。
8.二人が相対して、書物の誤りを正すこと。
9.知己に死別すること。
10.人の目をくらまし、あざむくこと。

語群:[かいかいがんろうぎもうけんかく
 さたんしゅうこうぜつげんはきょう]

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分野別対策 文章題書き取り問題その8

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[えんきょくきょういつげんきしえいせいひょう]

◇幸か不幸か、演劇は、最も、「独りよがり」の許されない芸術である。それが一方、天才的飛躍を妨げる原因であると同時に、凡庸にして(1.)ある野心家を自滅させることに役立っているのであります。そして、聡明にして、「美を愛する」新時代の芸術家、わけても、節度と(2.)を尊ぶ仏国人の中から、進歩的なる点は、近代主義と結び、不変を求める点は、伝統主義に附くとも思われる一部の新劇運動者が現れたことは、寧ろ当然でありましょう。(岸田國士「演劇一般講話」より)

◇諸藩漸く削奪せられんとするの明らかなるや、十二月に至りて、前軍都督府断事高巍書を上りて政を論ず。巍は遼州の人、気節を尚び、文章を能くす、材器偉ならずと雖も、性質実に惟美、母の蕭氏に事えて孝を以て称せられ、洪武十七年(3.)せらる。…(中略)…時に事に当たる者、子澄、泰の輩より以下、皆諸王を削るを議す。独り巍と御史韓郁とは説を異にす。巍の言に曰く、我が高皇帝、三代の公に法り、嬴秦(えいしん)の陋を洗い、諸王を分封して、(4.)に藩屛たらしめたまえり。然れども之を古制に比すれば封境過大にして、諸王又率ね(5.)不法なり。(幸田露伴「運命」より)

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語群(6~10):[しんそつそうきゅうたんぜんらんらんりんこ]

◇と、どこから登って来たか、(6.)と眼を光らせた虎が一匹、忽然と岩の上に躍り上がって、杜子春の姿を睨みながら、一声高く哮りました。(芥川龍之介「杜子春」より)

◇ある宵われ牕(まど)にあたりて横たわる。ところは海の郷、秋高く天朗らかにして、よろずの象、よろずの物、(7.)として我に迫る。恰も我が(8.)ならざるを笑うに似たり。恰も我が局促たるを嘲るに似たり。恰も我が力なく能なく弁なく気なきを罵るに似たり。渠は斯の如く我に徹透す、而して我は地上の一微物、渠に悟達することの甚だ難きは如何ぞや。
 月は晩くして未だ上るに及ばず。仰いで(9.)を観れば、無数の星宿紛糾して我が頭にあり。顧みて我が五尺を視、更に又内観して我が内なるものを察するに、彼と我との距離甚だ遠きに驚く。不死不朽、彼と与(とも)にあり、衰老病死、我と与にあり。鮮美透涼なる彼に対して、撓み易く折れ易き我如何に(10.)たるべきぞ。
(北村透谷「一夕観」より)

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分野別対策 対義語・類義語問題その9

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.魯鈍 2.遵守 3.衰微 4.誠愨 5.補任
6.冷嘲 7.台閣 8.横奪 9.干戈 10.迅瀬

語群:[いんせいかいはいかんあくきゅうたんししょう
 はいちゅつひょうりゃくへいげきれいりろうかん]

(追記)「3.衰微」の答えとして「熾昌(ししょう)」もありえますが、他の問題の答えが無くなってしまうため、これはNGとさせていただきます。チェックが行き届かず、大変申し訳ございません。

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(お知らせ)来週の「分野別対策」シリーズはお休みをいただきます。
次回「分野別対策 対義語・類義語問題その10」は新年1/8(月)に公開します。

分野別対策 語選択問題その9

語選択問題です。

1.楽器の音などがさえわたるさま。
2.賢者が死ぬこと。
3.まごころ。偽りのない心。
4.無用のもの。
5.幕をめぐらして作戦計画を立てる所。

語群:[いちょうえきさくざんさじっこん
 ぜいりゅうせきせいてんらいりゅうりょう]

6.話し方がなめらかでないこと。また、そのさま。
7.天子が変事の難をさけて都から逃げ出すこと。
8.取るに足りない者たちが集まり騒ぐさま。
9.腕前を見せたくてむずむずすること。
10.意地を張り人に従わないこと。

語群:[がんろうぎようげんようごうふく
 しゅんじとつべんびこうもうじん]

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(お知らせ)来週の「分野別対策」シリーズはお休みをいただきます。
次回「分野別対策 語選択問題その10」は新年1/10(水)に公開します。

分野別対策 文章題書き取り問題その9

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんうかんけいしちきょうしょとくひえき]

◇強面に中学校を出たのは翰とわたしだけであろう。わたしの事はここに言わない。翰は平生手紙をかくにも、むずかしい漢文を用いて、同輩を困らせては喜んでいたが、それは他日大いにわたしを(1.)する所となった。わたしは西洋文学の研究に倦んだ折々、目を支那文学に移し、殊に清初詩家の随筆(2.)なぞを読もうとした時、さほどに苦しまずしてその意を解することを得たのは今は既に世になき翰の賚であると言わねばならない。(永井荷風「梅雨晴」より)

◇人にはみな(3.)がある。それで視聴食息する。(岡本かの子「荘子」より)

◇この夏は雨が尠なくてどうかと心配していましたが、このごろ(4.)が降ります。皇国の大業の成る証です。(宇野浩二「茂吉の一面」より)

◇蕪村の句は堅くしまりて揺(うご)かぬがその特色なり。ゆえに無形の語少なく有形の語多し。(5.)の語多く冗漫の語少なし。しかるに彼に一つの癖ありてある形容詞に限り長きを厭わず、しばしばこれを句尾に置く。(正岡子規「俳人蕪村」より)

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語群(6~10):[いっちょうえんさかちゅうさいゆうさんじょく]

◇与助の妻は(6.)についていた。子供は六ツになる女を頭に二人あった。今度で三人目である。(黒島傳治「砂糖泥棒」より)

◇一門の(7.)、六十余州の半ばを越え、公卿・殿上人三十余人、諸司衛府を合わせて門下郎党の大官栄職を恣にするもの其の数を知らず、げに平家の世は今を盛りとぞ見えにける。新大納言が陰謀脆くも敗れて、身は西海の隅(はて)に死し、丹波の少将成経、平判官康頼、法勝寺の執事俊寛等、徒党の面々、波路遥かに名も恐ろしき鬼界が島に流されしより、世は愈愈平家の勢いに麟伏し、道路目を側だつれども背後に指さす人だになし。一国の生殺与奪の権は、入道が眉目の間に在りて、衛府判官は其の爪牙たるに過ぎず。苟も身一門の末葉に連なれば、公卿(8.)の公達も敢えて肩を並ぶる者なく、前代未聞の栄華は、天下の耳目を驚かせり。されば日に増し募る入道が無道の行為(ふるまい)、(9.)の怒りに其の身を忘れ、小松内府の諫めをも用いず、恐れ多くも後白河法皇を鳥羽の北殿に押し籠め奉り、卿相雲客の或いは累代の官職を褫がれ、或いは遠島に流人となるもの四十余人。鄙も都も(10.)の声に充ち、天下の望み既に離れて、衰亡の兆し漸く現れんとすれども、今日の歓びに明日の哀れを想う人もなし。(高山樗牛「瀧口入道」より)

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(お知らせ)来週の「分野別対策」シリーズはお休みをいただきます。
次回「分野別対策 文章題書き取り問題その10」は新年1/12(金)に公開します。

分野別対策 対義語・類義語問題その10

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.蠹毒 2.少壮 3.豊作 4.熱鬧 5.夥多
6.貨賂 7.証拠 8.皇位 9.親睦 10.等閑

語群:[かいわきょうけんごうはつこつりゃくしょうさく
 すいぼうちょうひょうてんそひほほうしょ]

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分野別対策 語選択問題その10

語選択問題です。

1.まちがえること。
2.後悔すること。
3.おそれてうろたえること。
4.書庫。また、書斎。
5.横になって休むこと。

語群:[うんかくえんそくかいしゅんきょたん
 こうわくさくびゅうぜいせいろうばい]

6.山道のけわしいさま。
7.天子が国を統治する大事業の土台。
8.大臣の屋敷。また、大臣。
9.死者を棺におさめ、ほうむること。
10.詩文を作ること。

語群:[かいきょくぎがきくすいこう
 そうこそうれんひきれんぷ]

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分野別対策 文章題書き取り問題その10

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[でんちゅうてんめんぶべんへいそくらくいん]

◇十一月十四日。晴れ又陰る。午前凌霜子来話。午後海神無線電信所附近の畠地を歩す。葱大根白菜菠薐草をつくる。土地に高低あり。此方なる高処に立ちて松林の間に彼方なる低き(1.)を望めば冬の日うららかに野菜の葉を照らしたる色彩の妙言うべからず。灯刻中山の町にて鰻蒲焼き(一串十五円)を購い帰る。(永井荷風「荷風戰後日歴 第一」より)

◇元治元年の禁門戦争の結果は、いよいよこの反動的な時勢の動きを、露骨に示している。凡そ無分別な長州勢の禁裡に対する発砲は、今まで勤皇運動の総本山とも云うべき長州藩に対して、ハッキリと朝敵の(2.)を押しつけた。勤皇側の公卿の参朝停止、これは有名な七卿落ちとなって、惨憺たる急進派の敗北である。
 京都の市中は、今や勤皇の志士は全く(3.)して、所司代の役人や、会津桑名の藩士、さては新選組の浪士たちが、肩で風をきって、闊歩している。
(菊池寛「二千六百年史抄」より)

◇おやじは僕を兵隊にしようと、その頃から思っていたらしい。そして、僕が、後年、文学をやり出したのを見て、心甚だ平らかでなかったのは確かである。
 然るにおやじが、嘗て、一篇の新体詩をものしたことのある事実を、最近に至って発見したのである。
 それは、日清戦争が始まって、将に戦地に向かおうとする時、宇品から、母に送ったものである。勇壮な歌調、しかもおのずから(4.)たる情緒を漂わせたものであることはいうまでもない。一介の(5.)、あれでも三十にして多感の詩人であったかと思うと、僕の幼時は、案外文学的に恵まれていたかもしれぬ。
(岸田國士「『追憶』による追憶」より)

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語群(6~10):[あいたいえんぷさんらんばんくつひしゅ]

◇そこから路は右を指して急な登りとなり、(6.)せる樹根を蹈んで、巨巌の欹てる間を右に左に辿り行くさまは、木曽駒の登りに能く似ていた。(木暮理太郎「木曾駒と甲斐駒」より)

◇眼がくらくらして、最初は物の相が、ハッキリと見えなかった。が、漸く眼を定めて見渡すと自分の立って居る足下には、(7.)と輝く金砂と銀砂が、鴨川石か何かのように惜しげもなく撒き散らされて居るのを見た。頭上を見上げると、澄み渡った大空の金のささべりをとった紫雲が、(8.)と棚引き渡って居た。(菊池寛「極楽」より)

◇始皇は細心であると同時に大胆であつた。六国を滅ぼした彼が、如何にその遺族旧臣の(9.)となって居るかは、彼自身は万承知して居る。前には荊軻の(10.)閃き、後には張良の鉄椎が投げられた。尋常一様の君主であつたら、必ず警戒して出遊せぬ筈であるが、彼は何等顧慮する所なく、連年巡幸を継続した。(桑原隲藏「秦始皇帝」より)

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分野別対策 対義語・類義語問題その11

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.妙齢 2.直截 3.概説 4.衆愚 5.卑官
6.朶頤 7.婀娜 8.銀兎 9.薦挙 10.尊大

語群:[うきょくえんやきょうまんぎょくせんしょげん
 しんしんすいばんたいれいりゅうぜんるげん]

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分野別対策 語選択問題その11

語選択問題です。

1.上着をぬぎ、肩をあらわすこと。
2.頭を地に着くまで下げてする礼。
3.罪人などをつかまえること。
4.傷あと。
5.おしとどめてやめさせること。

語群:[きんあつけいしゅそういだかく
 たんせきはいきはんこんるいせつ]

6.大きなへだたり。
7.わずらわしく述べること。
8.土地の広さや長さ。
9.木や石が角ばって絡み合っているさま。
10.恐ろしさに足がふるえること。

語群:[いたんえんぼうかいりきっくつ
 けいていこりつさがじょせつ]

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分野別対策 文章題書き取り問題その11

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[がいがいかんがりせいりっかりんらく]

◇ゾラの「居酒屋」を映画化したものだそうである。…(中略)…いちばんおしまいの場面で、(1.)のどん底に落ちた女が昔の友に救われてその下宿に落ち着き、そこで一皿の粥をむさぼり食った後に椅子に凭ってこんこんとして眠る、その顔が長い間の辛酸でこちこちに固まった顔である。(寺田寅彦「映画雑感Ⅲ」より)

◇明の律は太祖の武昌を平らげたる呉の元年に、李善長等らの考え設けたるを初めとし、洪武六年より七年に亙りて劉惟謙等らの議定するに及びて、所謂大明律成り、同じ九年胡惟庸等ら命を受けて(2.)するところあり、又同じ十六年、二十二年の編撰を経て、終に洪武の末に至り、更定大明律三十巻大成し、天下に頒かち示されたるなり。(幸田露伴「運命」より)

◇江戸の市街が雪によりて随処にその美観を増すは人の知る処なり。…(中略)…浅草観音堂年の市を描くに雪を以てし、(3.)紛々たる空に白(4.)たる堂宇の屋根を屹立せしめ、無数の傘の隊をなして堂の階段を昇り行く有様を描きしは常に寂寞(5.)を喜ぶ広重の作品としてはむしろ意外の感あり。(永井荷風「江戸芸術論」より)

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語群(6~10):[えんえきかいちょくきゅうろうじじょほすう]

◇即ち雑詠は雑詠という一団としては或る一つの方向に進み来ったものとも言えるのであるが、其の中に在る分子分子は各々異なった本来の性質を持って其々(6.)を異にしているのである。其処で此の雑詠評は強いて或る一つの方向に進んで居るという事を(7.)的に述べることをしないで、そういう方向もある、ああいう方向もある、斯んな道もある、あんな道もある、という風に成るべく種々雑多の違った道を指定して見ようと思うのである。(高浜虚子「進むべき俳句の道」より)

◇武男は昨年の夏初め、新婚間もなく遠洋航海に出で、秋は帰るべかりしに、桑港に着きける時、器械に修覆を要すべき事の起こりて、それがために帰期を誤り、(8.)押しつまりて帰朝しつ。今日正月三日というに、年賀をかねて浪子を伴い加藤家より浪子の実家(さと)を訪いたるなり。…(中略)…
 ただそれのみならず、参謀本部の機密おりおり思いがけなき方角に漏れて、投機商人の利を博することあり。なおその上に、千々岩の姿をあるまじき相場の市に見たる者あり。とにかく種々嫌疑の雲は千々岩の上におおいかかりてあれば、この上とても千々岩には心して、かつ自ら(9.)するよう忠告せよと、参謀本部に長たる某将軍とは(10.)の間なる舅中将の話なりき。
(徳冨蘆花「小説 不如帰」より)

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分野別対策 対義語・類義語問題その12

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.齟齬 2.耆旧 3.荊妻 4.遅緩 5.駑馬
6.遯世 7.詐略 8.誹議 9.鏖殺 10.両眼

語群:[きけいじゅがいしゅつじんそうぼうちゅうい
 ひょうしつふんごうぼうきりょうきれいけい]

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「分野別対策」シリーズは今季は今週で終了です。
来週は(月~金の5回に分けて)「H29-3直前模試」を予定しています。

分野別対策 語選択問題その12

語選択問題です。

1.物事の起こる原因が生じること。
2.罪を犯したために、遠隔地に追放されること。
3.団体の長として上に立てること。
4.あでやかで美しいさま。
5.相手の来訪を敬っていう語。

語群:[おうここうもんしょうようすいたい
 せんけんはいたいらんしょうりゅうざん]

6.穀物の植えつけと刈り取り。
7.かわいそうに思うこと。
8.飛び抜けてすぐれていること。
9.勢いのはげしい早瀬。
10.名医。また、医者の敬称。

語群:[かしょくげきたんこくしゅそうおう
 ちょうまいとうけいひせんれんびん]

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「分野別対策」シリーズは今季は今週で終了です。
来週は(月~金の5回に分けて)「H29-3直前模試」を予定しています。

分野別対策 文章題書き取り問題その12

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[せんどうちぐうてっぷひんせいゆうけい]

◇散文家として比較すれば、鷗外の方が漱石より(1.)である。漱石のよわさは、しかし彼の(2.)の低さに由来するものではない。既に自然主義にはおさまれず、さりとて自身の伝統によって内田魯庵の唱導したような文学の方向にも向かえず、新しい方向に向かいつつ(3.)していた敏感な精神の姿である。(宮本百合子「バルザックについてのノート」より)

◇「植物研究雑誌」はその後、池長氏の方から援助を受けることが困難となり、継続的に刊行することが難しくなったが、私はこれを廃刊することなどは夢想だにもしていなかった。ところがこの時私は、成蹊学園長中村春二先生の(4.)を得ることとなり、同誌はその結果枯草の雨に逢い、(5.)の水を得たる幸運に際会することを得、秋風蕭殺の境から、急に春風駘蕩の場に転じた。(牧野富太郎「牧野富太郎自叙伝」より)

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語群(6~10):[えつれきかんかつきょうおくきょくせきらちがい]

◇漣は根が洒落である上に(6.)に育ち、スッキリと捌けた中に何処となく気品があった。殊に応酬に巧みで機智に富み、誰とでも隔てなく交際し誰にでも能く親しまれた。その上に世を推し移る世才に長けているから、硯友社という小さい天地にばかり(7.)しないで、早くから広い世間に飛び出して翺翔(こうしょう)していた。一味郎党を堅く結束して鎖国する紅葉は漣のこの世間的態度を内心快からず思ってるように噂されていたが、漣が硯友社の凋落した後までも依然として一方の雄を称しておるは畢竟早くから硯友社(8.)の地歩を開拓するに努めていたからだ。漣は啻に硯友社のみならず全文壇を通じての第一の才人である。(内田魯庵「硯友社の勃興と道程 -尾崎紅葉-」より)

◇余が(9.)を開いて物語りし不幸なる(10.)を聞きて、かれは屢屢驚きしが、なかなかに余を譴めんとはせず、却りて他の凡庸なる諸生輩を罵りき。(森鴎外「舞姫」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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「分野別対策」シリーズは今季は今週で終了です。
来週は(月~金の5回に分けて)「H29-3直前模試」を予定しています。

分野別対策(7~12)

「分野別対策」シリーズの「その7」~「その12」の問題を纏めたPDFを公開します。

PDFに関する注意点は「分野別対策(1~6)」と同じですので、詳しくはそちらの記事をご覧ください。
目次と簡単な説明のみ以下に示します。

P1:「対義語・類義語問題 その7~その12」(問題)
P2:「語選択問題 その7~その9」(問題)
P3:「語選択問題 その10~その12」(問題)
P4:「文章題書き取り問題 その7」(問題)
P5:「文章題書き取り問題 その8」(問題)
P6:「文章題書き取り問題 その9」(問題)
P7:「文章題書き取り問題 その10」(問題)
P8:「文章題書き取り問題 その11」(問題)
P9:「文章題書き取り問題 その12」(問題)
--------------------------------------------------
P10:「対義語・類義語問題 その7~その12」(解答)
P11:「語選択問題 その7~その12」(解答)
P12:「文章題書き取り問題 その7~その12」(解答)

(問題の掲載順序が記事の公開順序とは異なりますのでご注意ください。)

文章題書き取りの形式:A→通常書き取りB→語選択書き取り

ダウンロードはコチラから↓

http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「分野別対策」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ



随分先の話ではありますが、「分野別対策」シリーズの再開は恐らく4/30(月)になると思います。
(ただし、タイトルや内容を変更する可能性があります。)
それまではまた記事をリニューアルして公開する予定です🙇

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