漢検1級模擬試験倉庫

分野別対策 対義語・類義語問題その1

おはようございます。
先週はお休みさせていただきましたが、今週からまた定期的な学習記事を再開します。

先々週までは、「大見出し語表+αから」と題していましたが、実際の出題は遥かに「+α」部分が大きかったので(苦笑)、様々な縛りを無くして、新たに分野ごとの対策をしたいと思います。

「大見出し語表」に関連する情報は今回から省かせていただきました。
ただし、解答に関して、漢検漢字辞典第二版の大見出し項目であるかどうかの記載は引き続きしております。

出題は毎週月水金で、曜日ごとに分野が異なります。

月曜日は引き続き「対義語・類義語問題」を出題します。
難易度としては、対類が難しいとされた本試験28-1や28-3のレベルを目指したいと思っております。
難しいと感じられる方は、上手くヒントをご活用ください。

ちなみに、今回から語群の選択肢をクリックすると、線を引くことができるようにしております。
一度引いた線は消すことが出来ませんので、間違えた場合はページを更新してください。

また、今回から解答は折りたたんでおりません。
<解答の表示>をクリックして表示させてください。

それでは、本日の出題です。



対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.犀利 2.満作 3.温順 4.興隆 5.大廈
6.芳菲 7.奉奠 8.酒卮 9.予料 10.普天

語群:[うしょうかいうきょうきんけんせんたんげい
 どうもうどどんふくいくりょういろうおく]

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分野別対策 語選択問題その1

分野別対策、水曜日もこれまでに引き続き「語選択問題」を出題します。
(シリーズ全体の説明はこちらの記事をご覧ください。)

5問×2題=10問の出題ですが、難易度は前半(1~5)より後半(6~10)を(纏まりとして)難しくしております。
この分野は本試験でも難しい分野ですが、前半が本試験の平均的なレベルになるよう出題することを目指しています。
難しいと感じられる方は、ヒントを上手くご活用ください。
ちなみに、こちらの問題も語群の選択肢に線を引くことができます。

では、本日の問題です。



語選択問題です。

1.横目で見ること。
2.二の腕。
3.おしはかること。
4.みこやまじない師。また、まじないで、人をのろうこと。
5.学問を教える所。学問所。

語群:[えんえきがいさいきょうだんじょうき
 じょうはくしんりょうふこりゅうべん]

6.賄賂などの不正な手段で手に入れた物。
7.言動がすばやいこと。
8.去年の一二月。昨年末。
9.公卿の地位。
10.大したこともせずに生き長らえること。

語群:[かいしょうかくろうきょせつせいし
 せんぜんぞうひんとぜんひゃくへき]

<ヒントの表示>




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分野別対策 文章題書き取り問題その1

分野別対策、金曜日は形式を変更して「文章題書き取り問題」を出題します。
(シリーズ全体の説明はこちらの記事をご覧ください。)

青空文庫にある作品を利用して、書き取り問題を特殊な形式で出題しております。

出題部分は全て空欄になっており、5問ずつその読みを語群に纏めております。
語群から適した読みを選択し、漢字で解答してください。
(語群の語はそれぞれ1度のみ使用可能です。)


問題数は5問×2題=10問です。
<ヒントの表示>を押すと、通常の書き取りの形式になります。
難しく感じられた場合はご利用ください。
(当たり前ですが、ヒントを使用した状態が通常の難易度です^^;)

また、別解の組み合わせがある場合もあると思いますので、答えを見る前にヒントを表示させて確認することをオススメします。

語群は文章よりに示しておりますので、ご注意ください。

難易度は前後の文脈にも依るので、回によって変動が大きいかもしれません。

では、本日の出題です。



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんぱいしんせいひんしつへんしゅゆうえき]

◇古来邦画家は先人の画風を追従するにとどまって新機軸を出す人は誠に寥々たる(1.)のごときものがあった。これらは皆知って疑わぬ人であったとも言われよう。疑って考えかつ自然について直接の師を求めた者にいたって始めて一新天地を開拓しているの観がある。(寺田寅彦「知と疑い」より)

◇血を吐いて死んでいた者は、その附近に出没する博徒であった。二人は老婆から金を(2.)する目的で、村の鎮守の神庫を破って、其処から神楽の装束を持ち出したものであった。(田中貢太郎「地獄の使」より)

◇坂口先生に御伴をして宮崎県西都原の古墳発掘にも行きましたが、此等は皆私が講師として留学以前のことであって、諸先生の若い人を如何に懇切に熱心に指導(3.)せられたかを、今日に至ってつくづくと(4.)する次第であります。(濱田耕作「考古學教室の思ひ出話」より)

◇一方に於いて吾々は、クリティシズムを出来るだけ常識的なものと考えなければならない。人物や事物の善し悪しを論じる所謂批判・批評・(5.)のようなものを除外するならば、クリティシズムは嗤うべきスコラ用語となる。(戸坂潤「クリティシズムと認識論との関係」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[きかんげんがくざんさしっぴせんしょう]

◇正月二日(6.)、硯に氷を生ず。そののち尋常。(森鴎外「伊沢蘭軒」より)

◇十一日、晴れ、かつ暖。午前七時、ホンコンへ入港す。ホンコンは台湾南部とともに熱帯圏内にあれば、わが内地の七月ごろの気候なり。(7.)の湾内に林立せるありさまは、東洋第一の要港たるの名に背かず。海上より岸頭を望むに、四階、五階の洋館(8.)せるが、焼余の廃屋のごとくに見ゆるは奇観なり。(井上円了「南半球五万哩」より)

◇その夕方、病人は発熱して、頻りに渇を訴えたので、看護婦が牛乳を取りに台所へ行くと、都合よく皿場の上に牛乳の入った缶があったので、そのまま病室へ持って行って、病人にのませた。ところが、牛乳を缶からあけてしまうと、彼女は、ふと缶の底に、緑色をした(9.)のあるに気附いた。(小酒井不木「誤った鑑定」より)

◇諸君は私の此の言い方を愚かな宣伝と冷笑してはならない。懐疑それ自身は別である、突きつめるところ、自信なく、且つ自己を主張せんとする因循な(10.)的な気取りはもう私に必要でない。(坂口安吾「新らしき文学」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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分野別対策 対義語・類義語問題その2

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.倔強 2.徒然 3.悦楽 4.報恩 5.遺却
6.擬議 7.淵源 8.宮門 9.弁解 10.衣冠

語群:[おうしょうくそせんじゃくそめいてきちょく
 てんけつはんぜいふくようべんぷくらんしょう]

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分野別対策 語選択問題その2

語選択問題です。

1.天子が逝去すること。
2.ウマや馬車に乗って、かけ回ること。
3.うそをつくこと。
4.はずかしめること。
5.人の才能などをねたみ、きらうこと。

語群:[あんがきょせつこうじょくさいき
 ざんねいしそうしょくげんちしゅう]

6.いかがわしいものを神としてまつりあがめること。
7.改めること。
8.いりむこ。
9.教え導くこと。
10.詩稿を入れる袋。

語群:[いんしきんのうけいてきぜいせい
 そったくだうんふおうりかく]

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分野別対策 文章題書き取り問題その2

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[いっきくうけいたんしょうひじょうもうろう]

◇映画のことなら何でもよいから見計らいで書けという命令であるが、私は天性頭脳(1.)、言語不明瞭、文章曖昧、挙動不審の人物であるからたちまちはたとばかりに当惑してしまう。
 しかも命令の主は官営雑誌のごとき威厳を備えた『中央公論』である。断りでもしようものならたちまち懲役何ヵ月かをくいそうだし、引き受けたら最後八さん熊さんがホテルの大食堂に引き出されたような奇観を呈するに決まっているのである。
 もっともひっぱり出すほうではもっぱら奇景の(2.)を目的としているのであろうから、八さん熊さんがタキシードを着こなして手さばきも鮮やかに料理を食うことよりもむしろその反対の光景を期待しているかもしれない。私は奇観をそこねないために法被で出かけることにする。
(伊丹万作「雑文的雑文」より)

◇たった一度――というのは、すこし説明を要するが、この半平は元来、貞操堅固の男だったのを友人達が引っ張り出して、東都名物の私娼窟玉の井へ連れていったのだった。これは友人にも多少の悪巧みはあったにしても、主たる動機は半平という男が細君に死別してからまる二年この方、(3.)を貞淑に守りつづけているのを見ちゃいられなかったせいだった。(海野十三「幸運の黒子」より)

◇例えば先祖から持ち伝えた山を拓いて新らしい果樹園を造ろうとしたようなもので、その策は必ずしも無謀浅慮ではなかったが、ただ短兵急に功を急いで一時に根こそぎ老木を伐採したために不測の洪水を汎濫し、八方からの非難攻撃に包囲されて竟にアタラ九仞の功を(4.)に欠くの失敗に終わった。が、汎濫した欧化の洪水が文化的に不毛の瘠土に注いで(5.)の美田となり、新たに植樹した文明の苗木が成長して美果を結んだのは争えない。(内田魯庵「四十年前――新文学の曙光――」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[えんしょうかんせいくんここくどしゅくさつ]

◇この氷の解放に伴って、いくばくの犠牲を、要求されているかは、河原の荒涼(6.)を見たまえ。(小島烏水「白峰山脈縦断記」より)

◇もともと、解釈と(7.)とは主従の関係に立つもので、前者が全般的なるに対して、後者は部分的である。(折口信夫「古歌新釈」より)

◇敵とは申し訳ばかりに兵を交えて戦争を長引かせ、成るべく多額の軍用金を政府より引き出すことに苦心を費やす。唐時代にも幾度か藩鎮征伐を行うたが、徒らに(8.)を空しくするのみで、余り成功がなかった。(桑原隲蔵「支那人の妥協性と猜疑心」より)

◇少年たちはふたりを物置きの洞にみちびいて、その片すみに寝さした。ふたりは極度に疲労した人のように、(9.)をあげて早くも熟睡した。(佐藤紅緑「少年連盟」より)

◇宝貝には禁呪(10.)の力ありと信じ始めたのには、必ず別に一般的な心理が働いたのであるが、そういう中でも特に安産の守りとして、これを重んずるようになった頃には、恐らくはもうあの貝の珍しい形に、もっぱら注意を向けるようになっていたであろう。(柳田国男「海上の道」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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分野別対策 対義語・類義語問題その3

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.無礼 2.浅薄 3.佇立 4.黄昏 5.専従
6.蒸暑 7.断崖 8.敵襲 9.役所 10.言泉

語群:[いんぎんきょせつけんしょうこうがざんがん
 じょくねつしんすいちめいまいおうらいこう]

<ヒントの表示>




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分野別対策 語選択問題その3

語選択問題です。

1.こびへつらうこと。
2.はっきりしない道理などを明らかにすること。
3.僧侶が、各地をめぐり歩いて教えを広めること。
4.相手の来訪を敬っていう語。
5.穀物の売買。

語群:[おうがじゅんしゃくしょうこせんめい
 ちょうてきてんゆふきゅうへいもん]

6.たび。たびびと。
7.三方に相対して立つこと。
8.その人に自然に備わった徳の高さ。
9.箕でふるい分けるように、悪い部分を捨て去ること。
10.皇后や皇太后・太皇太后の指示。

語群:[いしきりょていじてんしゃく
 はきゃくはせんひんぷほうせい]

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分野別対策 文章題書き取り問題その3

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[ごびたくらくどうはふうそうりょりょく]

◇早暁臥床を出でて、心は(1.)の間に醒め、意いは意無意の際にある時、一鳥の弄声を聴けば、忽として我天涯に遊び、忽として我塵界に落つるの感あり。…(中略)…古より(2.)不羈の士、往々にして文章を事とするを喜ばず、文字の賊とならんより心中の文章に甘んじたればならむ。(北村透谷「山庵雑記」より)

◇白河の関にかかりて旅心定まりぬ――なるほど、旅心定まりぬがいい――この一句が、今日のおれの旅心を(3.)している。
「『いかで都へ』と便りを求めしもことわりなり。なかにもこの関は三関の一にして、(4.)の人、心をとどむ。秋風を耳に残し、紅葉を俤にして、青葉の梢なおあわれ也。卯の花の白妙に、茨の花の咲きそいて、雪にもこゆる心地ぞする。古人冠を正し衣装を改めしことなど、清輔の筆にもとどめおかれしとぞ」
(中里介山「大菩薩峠 -白雲の巻-」より)

◇廖平ここに於いて人々に謂って曰く、諸人の随わんことを願うは、固よりなり、但し随行の者の多きは功無くして害あり、家室の累無くして、(5.)の捍ぎ衛るに足る者、多きも五人に過ぎざるを可とせん、余は俱に遥かに応援を為さば、可ならんと。(幸田露伴「運命」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[げきじょうこんじちょうもめんごよおう]

◇惟うにその青年輩をして、気達し、意昂り、砂漠の枯草が甘露に湿うて、欣々然として(6.)するの観を呈したるまた知るべし。(徳富蘇峰「吉田松陰」より)

◇花月主人書肆新橋堂主人とは相識の由。新福のはなしにより花月主人を介して同書店に赴き主人に(7.)し、拙著腕くらべ一千部の販売方を委托す。(永井荷風「断腸亭日乗 -断膓亭日記巻之二大正七戊午年-」より)

◇今日は鼓腹(8.)とて安堵するも、たちまち国難に逢うて財政に窘しめらるるときは、またたちまち艱難の民たるべし。いわんや、かの戦争の如き、その最中には実に修羅の苦界なれども、事、平和に帰すれば禍をまぬかるるのみならず、あるいは禍を転じて福となしたるの例も少なからず。
 古来、暴君汚吏の悪政に窘しめられて人民手足を措くところなしなどと、その時にあたりては物論はなはだ喧しといえども、暴君去り汚吏除くときは、その(9.)を長く社会にとどめることなし。
(福沢諭吉「政事と教育と分離すべし」より)

◇年の瀬の流れながれていよいよおしつもった大晦日、三百六十五日の最終の日にのぞんで、ああまた空しく一年を過ぐしたと嘆ずるは愚痴、そらほどなら毎度のことでもあり、先の先まで見えすいておることを、今更の後悔でもあるまいと、江戸ッ児はそんなことより年忘れ、まず何はともあれの、一杯機嫌で、御厄払いましょう、厄払いになにがしかを包んで、諸々のまがつみを西の海! それで気もサラリとして払いも掛けも勘定万端を早ァくにすませ、朝でなくとも熱いピリリとする奴に一風呂入って、(10.)の垢をも綺麗さっぱり、アア正月が待ち遠しいとは自慢でばかりは言わぬ。(柴田流星「残されたる江戸」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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分野別対策 対義語・類義語問題その4

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.微酔 2.黙止 3.瞻仰 4.曩祖 5.嗟来
6.指弾 7.憔悴 8.潜伏 9.諛言 10.粛正

語群:[かくせいかんかこうこんざんとくねいべん
 ひんせきめいていようかいるいそうれいへい]

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分野別対策 語選択問題その4

語選択問題です。

1.のどかなさま。
2.言行が並はずれてはげしいこと。
3.時期を得ないで潜んでいる英雄のたとえ。
4.交通・商業上の重要な港。
5.互いに助け合うこと。

語群:[きげきさやくたいとうたくらく
 ちつりょうていけつほうすうようしん]

6.恥だと思うこと。
7.詩文の悪い部分を削り、不足を補うこと。
8.白色の喪服。
9.悪人などを殺して絶滅すること。
10.酒と肴。酒肴。

語群:[こうそさんじゅんしゃがんしゅうき
 ぜんしゅうせんしょくちゅうじょはいせん]

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分野別対策 文章題書き取り問題その4

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[いばくけんかくさんしゃくひっちゅうりゅうじょ]

◇例えば現時の文学に対しても、露伴を第一人者であると推しながらも、座右に置いたのは紅葉全集であった。また紅葉の人生観照や性格描写を凡近浅薄と貶しながらもその文章を古今に(1.)なき名文であると激賞して常に反覆細読していた。(内田魯庵「二葉亭余談」より)

◇氷河の氷の下を出て来てからまだ二時間とかにしかならぬという急流で、赤く濁ったつめたい水であったが、両岸は川楊の古木の林になっていて、ちょうどその梢が旅館の庭の、緑の芝生と平らであった。なごやかな風の吹く日には、その楊の花が川の方から、際限もなく飛んで来て、雪のように空にただようている。以前も一度上海郊外の工場を見に行った折に、いわゆる(2.)の漂々たる行くえを見送ったことがあったが、総体に旅客でない者は、土地のこういう毎年の風物には、深く心を留めようとはせぬらしい。(柳田國男「野鳥雑記」より)

◇月明かりを利して、ひそかに敵近き四山を巡り、やがて一高地から蜀の陣容を望んで、「こは何事だ」と一瞬、啞然とした後、左右をかえりみて、「有難し有難し。天の助けか、蜀は絶地に陣をとり、自ら敗北を待っている」と語り、本陣へ帰るやいな、(3.)の参軍たちを呼び集めて、「街亭を守る蜀の大将はいったい誰か」と、訊ねた。(吉川英治「三国志 -五丈原の巻-」より)

◇一般に神話学説と云うも、其の中には、神話の起原に関するものあり、神話の解釈に関するものあり、またその研究の方法に関するものあり。此等の学説を、比較(4.)して、勉めて公平着実の眼を以て、その何れを取り、何れを捨つ可きや、甲の説は何れの程度まで(5.)す可きや、乙の論は如何なる点に於いて、不適当なるやを、判別するを要す。(高木敏雄「比較神話学」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[ういきえんぶけんたいこうしほひつ]

◇棊の由って来ること是の如く久しきを以て、若し棊に関するの文献を索めんには、厖然たる大冊を為すべし。…(中略)…明の嘉靖年間、林応竜適情録二十巻を編す、中に日本僧虚中の伝うる所の奕譜三百八十四図を載すという。其の棋品の高下を知らずと雖も、吾が邦人の棋技の彼に伝わりて確徴を遺すもの、まさに此を以て(6.)とすべし。予の奕に於ける、局外の人たり、故に聞知する少しと雖も、秋仙遺譜以下、奕譜の世に出づる者蓋し甚だ多からん。吾が邦隋唐に往来するより、奕を伝えて此を善くする者また少からず。伝うるところの談、雑書に散見するもの亦多し。本因坊あって(7.)の世に出づるに及び、蔚然一家を為し、太平三百年間、雋異の才、相継いで起こり、今則ち(8.)を圧すという。(幸田露伴「囲碁雑考」より)

◇関白 一人。
公卿中尤も徳望智識兼修の者を以て、之に充つ。
上一人を(9.)し万機を関白し、大政を総裁す。(暗に公を以て之に擬す)
議奏 若干人。
親王公卿諸侯の尤も徳望智識ある者を以て、之に充つ。
万機を(10.)し、大政を議定敷奏し、兼ねて諸官の長を分掌す。
(坂本龍馬「新官制擬定書 -慶応三年十月十六日-」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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分野別対策 対義語・類義語問題その5

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.節倹 2.裨益 3.巨船 4.閑散 5.曩祖
6.胸膈 7.万庶 8.薪水 9.要衝 10.白粉

語群:[えんかけいかこういんさやくさんすい
 しょうきんとがいねっとうほうすんれいげん]

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分野別対策 語選択問題その5

語選択問題です。

1.山や建物が、高くそびえるさま。
2.行動を拘束するものや事柄。
3.みなぎり、あふれること。
4.はだし。
5.仕事をせずに、くつろいで過ごすこと。

語群:[えんきょきはんさいかいしょうけつ
 たんせきちょういつとせんぶりょう]

6.人情が薄れて、風俗が乱れた世の中。
7.おおぞら。
8.故郷や故国を離れて、さすらい歩く人々。
9.めしつかい。
10.雷鳴。かみなり。

語群:[きょうきょぎょうまつげんこうしよう
 しょうかんてんこねいしんりゅうぼう]

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分野別対策 文章題書き取り問題その5

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんかしきいきじょうぜつしょくもくべいべつ]

◇斯くの如くして彼は、帝室劇詩人の栄職を捨て、父母を離れ、恋人に(1.)して、血と剣の戦野に奮進しぬ。…(中略)…日露(2.)を交えて将に三閲月、世上愛国の呼声は今殆ど其の最高潮に達したるべく見え候。(石川啄木「渋民村より」より)

◇そんなことから左右田先生とつながりができ、先生が亡くなられて後にも、先生の愛弟子であった本多謙三君と親しくしていたが、その本多君も前途を(3.)されつつ先年亡くなってしまったのは惜しいことである。(三木清「読書遍歴」より)

◇さび、しおり、おもかげ、余情等種々な符号で現されたものはすべて対象の表層における(4.)よりも以下に潜在する真実の相貌であって、しかも、それは散文的な言葉では言い現すことができなくてほんとうの純粋の意味での詩によってのみ現されうるものである。(5.)よりはむしろ沈黙によって現されうるものを十七字の幻術によってきわめていきいきと表現しようというのが俳諧の使命である。(寺田寅彦「俳諧の本質的概論」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[いしゅうきんしゅうこうかいてんかれんるい]

◇時代の新しい潮波はだんだん飛躍し、労働組合は公認され、巷には労働運動の英雄が出現するに至った。神戸の貧民窟から賀川豊彦君が颯爽として社会の正面に躍り出た。…彼の行くところ、青年子女(6.)してその手を握るを光栄とした。彼の声音に接するを誉れとした。支配階級の(7.)綾羅にふれるより、この一青年のボロ服にさわって見るのを喜ぶ奇現象を生んだ。(山本実彦「十五年」より)

◇八丁堀無宿次郎太夫事、次郎吉。天保年間の書きものの小書きに「深川辺徘徊博奕渡世致居候」とある名物男で、泉町の生まれであったから、いずみ小僧といったのを動作が敏捷だったので「ねずみ小僧」と(8.)したものだろうという説は、正しいかどうか。なんでも二十九の頃から「盗賊相働き屋敷方奥向並長局金蔵等に忍び入り」というから、今の大衆ものの本家である。…(中略)…
 そしてその商家大名から盗んだ金は貧民に分けたというのだが、天保三年に捕まった時の、筒井伊賀守組同心相場半左衛門……か誰かに取られた調べ書きでは、その金を自分で「盗金は悪所さかり場にてつかい捨て候」と自供したというのである。(9.)が貧民に及んではいけないのでみな自分でかぶったという。
(木村荘八「両国今昔」より)

◇往時(むかし)後魏の酈善長(れきぜんちょう)は峻峭(10.)にして博覧彊記、天下の奇書を読破して水経の註四十巻を著ししが、後終に陰磐駅に囲まれて水を得ずして力屈し、賊のために殺さるるに至りしことあり。(幸田露伴「水の東京」より)

<ヒントの表示(6~10)>



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分野別対策 対義語・類義語問題その6

対義語・類義語問題です。1~5が対義語、6~10が類義語の問題です。

1.黙秘 2.矮樹 3.撤兵 4.懈惰 5.篤疾
6.懸隔 7.汗簡 8.啓閉 9.皇居 10.袵席

語群:[かいこうかっきんきゅうけつきょうぼくけいてい
 しじょうじょくいんすいしびようひれき]

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「分野別対策」シリーズは今週で一先ず終了します。
来週は(月~金の5回に分けて)「29-2直前模試」を予定しています。

分野別対策 語選択問題その6

語選択問題です。

1.助けとなること。役に立つこと。
2.文書。手紙。
3.遠い子孫。
4.心の底まで理解しあった友人。
5.うちわもめ。

語群:[えいちゅうじょくゆうせきとくちいん
 ないこうはんじょうひえきほうかん]

6.往来が激しいこと。
7.世の中が未開で、無秩序な状態のこと。
8.争いの糸口。不和のもと。
9.まごころが通じ合うこと。
10.心が広く物事にこだわらないこと。

語群:[かんぷぎょうりきんたんこうじゅん
 こうたつそうまいていごぼうご]

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「分野別対策」シリーズは今週で一先ず終了します。
来週は(月~金の5回に分けて)「29-2直前模試」を予定しています。

分野別対策 文章題書き取り問題その6

文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[あっしさちじくろしちそうれき]

◇…櫓に撓むる石火矢に軍鼓の調べ旌旗とどよもし、(1.)相接ぐ九百余艘、…(北原白秋「新頌 -元寇-」より)

◇千里の竜馬(2.)の間を脱して鉄蹄を飛風に望んで快走す、何者も其の奔飛の勢いを(3.)する能わず、何物も其の行く所を預想する能わず。(山路愛山「明治文学史」より)

◇西のは其の意明らかならねども、秘事は(4.)を免れず、拙為は独歎を発するに足れり。凡庸の徒おおむね先見無し、一(5.)一顚倒して後自ら懲戒するも、数の免る能わざるところなり。(幸田露伴「東西伊呂波短歌評釈」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[いんやくさっかいちょうきついじょうほうせい]

◇清の康熙帝の世に此の山に王気が立つと云うので山脈の中央を縦に(6.)し、それが今の車道の本基になったと案内記にある。(與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」より)

◇地上の熱度漸く下降し草木漸く(7.)し那辺箇辺の流潦中若干原素の偶然相抱合して蠢々然たる肉塊を造出し、日照らし風乾かし耳目啓き手足動きて茲に乃ち人類なる者の初めて成立せし以来、我が日本の帝室は常に現在して一回も跡を斂めたることなし。(幸徳秋水「文士としての兆民先生」より)

◇明治初期の思想は実に第二の混沌たりしなり。何が故に混沌という。看よ、従来の紀綱は全く弛みたりしにあらずや、看よ、天下の人心は、すべての旧世界の指導者を失いて、就いて聴くべきものを有たざりしにあらずや、看よ、儒教道徳の大半は泰西の新空気に出会いて、玉露のはかなく(8.)に消ゆるが如くなりしにあらずや。…(中略)…明治の革命は既に貴族と平民との堅壁を打破したり、政治上既に斯くの如くなれば、国民内部の生命なる「思想」も亦、迅速に政治革命の跡を(9.)したり、此の時に当たって横合いより国民の思想を刺撃し、頭を挙げて前面を眺めしめたるものこそあれ、そを何ぞと云うに、西洋思想に伴いて来れる(寧ろ西洋思想を抱きて来れる)物質的文明、之なり。(北村透谷「明治文学管見」より)

◇殊に学術の中でも、哲学などは、ただただ書物ばかり読んで、字義ばかり、たどったとて、会得が、出来るものでなく、又宗教の中でも、形式の部分は、比較的移植され易いが、教相の部分は、哲学と同じく、暗黙の中に悟入することを要する所がある、師資相対して、問うことを得ず、教うる事の出来ぬ部分がある、(10.)の間に、双方の心が融会することを必要とする部分がある、…(榊亮三郎「大師の時代」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>





「分野別対策」シリーズは今週で一先ず終了します。
来週は(月~金の5回に分けて)「29-2直前模試」を予定しています。

分野別対策(1~6)

「分野別対策」シリーズの「その1」~「その6」の問題を纏めたPDFを公開します。

以下、PDFに関する注意点です。

「分野別対策(1~6)A」「分野別対策(1~6)B」という2つのPDFがあり、それぞれに問題、解答が纏まっています。

「分野別対策(1~6)A」は「文章題書き取り問題」が通常の書き取り形式のもので、「分野別対策(1~6)B」語選択の書き取り形式のものです。
(「対義語・類義語問題」および「語選択問題」は全く同じものです。)

・どちらのPDFも全12ページで、内容は以下の通りです。

P1:「対義語・類義語問題 その1~その6」(問題)
P2:「語選択問題 その1~その3」(問題)
P3:「語選択問題 その4~その6」(問題)
P4:「文章題書き取り問題 その1」(問題)
P5:「文章題書き取り問題 その2」(問題)
P6:「文章題書き取り問題 その3」(問題)
P7:「文章題書き取り問題 その4」(問題)
P8:「文章題書き取り問題 その5」(問題)
P9:「文章題書き取り問題 その6」(問題)
--------------------------------------------------
P10:「対義語・類義語問題 その1~その6」(解答)
P11:「語選択問題 その1~その6」(解答)
P12:「文章題書き取り問題 その1~その6」(解答)

(問題の掲載順序が記事の公開順とは異なりますのでご注意ください。)

注意点は以上です。
ダウンロードはコチラから↓

http://ux.getuploader.com/spaceplus01/

時間が経って見つけられない時のために、「分野別対策」の検索結果画面をリンクしておきます。→コチラ


「文章題書き取り問題」の出題が特殊だったので、今回は「A」と「B」の2種類をご用意いたしました。
勿論難易度は「B」の方が高いので、初挑戦される方には「A」をオススメします。
予め「出題範囲」の対策をされた方、もしくは難易度の高いものに挑戦してみたい方は「B」をご利用ください。

尚、語選択形式の文章題書き取りの出題に関しては、「分野別対策 プロローグ」の問題をご覧いただければ分かりやすいかと思います。
(ちなみに、こちらの問題はPDFには入っておりません。)

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