漢検1級模擬試験倉庫

文章題書き取り問題その8

火曜日にもお伝えした通り、金曜日も「文章題書き取り問題」を出題します。
火曜日よりも難易度は高くなっておりますので、ご注意ください。



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[こうぎょこりょふれいほうらつれんびん]

◇仕えの女腹から出た定明は、父の歿後、母の許すところとなり引き取られて育ったが、異常な野性と、(1.)の気性は経之とはまるで違った性格をひらいて見せた。動物にたいする(2.)の欠乏は勿論、仕えの女たちへのしばしばの乱行もそうなら、碗をもって酒食らうことも殆ど町方破落戸とえらぶところがなかった。…(中略)…
 定明は自分の生い立ちを知ることと、彼自身の放蕩無頼とはよく調和されているほど、反省も(3.)もしなかった。肉体にくいこんでいる母のあおぐろい血は、彼に何のわざわいを見せつけるのか、彼はひまさえあれば、北のやかたで飲酒にふけっていた。
(室生犀星「野に臥す者」より)

◇人々は尾州藩の方から伝達された左の掲示の前に立った。
「公方様、御(4.)御座遊ばされ候ところ、御養生かなわせられず、去る二十日卯の上刻、大坂表において(5.)遊ばされ候。かねて仰せ出だされ候通り、一橋中納言殿どの御相続遊ばされ、去る二十日より上様と称し奉るべき旨、大坂表において仰せ出だされ候。」
(島崎藤村「夜明け前」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[かいようこうぞうざんきしょういとうろ]

◇縁側の前には、葡萄棚があって、斜坂の紅葉や稚樹を透かして、渋谷方面の林だの丘だの水車だのが一目に眺められた。…(中略)…そこに――このさびしい丘の上の家に、かれは、お信さんにわかれた後の恋の(6.)を医していたのであった。(田山花袋「丘の上の家」より)

◇古従(よ)り(7.)者古今一世の人物にあらざれば、衆賢の批評に当たる者あらず。計らずも拙老先年の行為に於いて御議論数百言御指摘、実に(8.)に堪えず、御深志忝く存じ候。
 (9.)は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存じ候。各人へ御示し御座候とも毛頭異存之無く候。…(中略)…
 拙、此の程より所労平臥中、筆を採るに懶く、乱筆御(10.)を蒙り度く候。
(勝海舟「瘠我慢の説」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


スーパー類義語問題その8

月曜日にもお伝えした通り、木曜日にも「スーパー類義語問題」を出題します。
月曜日よりも難易度は高いと思われますので、予めお含みおきください。



類義語問題です。(対義語はありません。

1.計略 2.烝民 3.逃亡 4.公卿 5.死歿
6.乾燥 7.鯨波 8.碧空 9.空房 10.風土病
11.尺寸 12.蕭寥 13.郢曲 14.俗念 15.駿馬

語群:[がいかんかいきょくかんせいこけいこけつ
 じゃくまくしゃばけしょうれいそうこうちくてん
 ちゅうさくはちょうぶんごうりょうていれいげん]

(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)

◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)




 <ヒント全表示>  <ヒント全消去>



<解答の表示>


同音異義問題 その14

同音異義問題を出題します。(詳しくはコチラ

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。

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文章題書き取り問題その7

今週から、火曜日と金曜日には「文章題書き取り問題」を出題します。(形式の説明はコチラ
火曜日は比較的難易度を低めに、金曜日は比較的難易度を高めに設定しました。
ヒントを上手くご活用いただければと思います。

それでは本日分の出題です。



文章題書き取り問題(選択形式)です。

語群(1~5):[かんせいこうこそんきょていざりゅうりょう]

◇前艦橋に艦長が出てこられた。いよいよ出港だ。(1.)たる喇叭が艦上にひびきわたった。(海野十三「浮かぶ飛行島」より)

◇保田にて汽船を下りて、短艇にのるほどに、雨大いに到りぬ。荷物堆くつみたる上に、十人余りの旅客、傘をならべて(2.)す。風荒れ、雨舞ひ、傘端の点滴、人の衣を霑して、五体覚えず寒戦せり。…(中略)…せめて体をあたためんとて、午食の膳に、三人(3.)して、杯を飛ばす。
 雨に早く暮れし夕べ、風呂湯ありやと問えば、なしというに、益々失望して、数杯をかたむけて止みぬ。かたみに連歌などなししが、烏山頭いたむとて、早く臥す。羽衣もわれも床に入りて、一唱一和せしが、はては疲れて眠りぬ。三とせの間、同じ窓にいそみし身の、(4.)の外にうちとけて、浮世離れし茅店に川臥して、しずかに雨を聴くも、さすがに興なきにあらず。この夜、連歌したる後の即興に、『雨も心のありげなりけり』と、羽衣下の句を打ち出だすに、われ、とりあえず、『しめやかに語らう窓におとずれて』と上の句つけたれど、はや眠りたるにや、答えはなくて、(5.)、雨に和して高し。
(大町桂月「房州紀行」より)

<ヒントの表示(1~5)>

語群(6~10):[しょうへいたたんたんげいまつえいよたく]

◇曙覧は文化九年、福井市内屈指の紙商、井手正玄の長男として生まれたが、父祖の(6.)に浴することをせず、豊かな家産と名跡、家業を悉く異母弟に譲って、郷里を離れた山里や町はずれに、ささやかな藁家を構え、学究歌道に専念した。…(中略)…
 雲脚の変幻極まりない時代の姿を、曙覧他界した慶応四年八月前後の北陸辺に関して抽出してみると、…(中略)…八月十二日には越後三条に進まれている。その二日前、十日には鹿児島から廻航した西郷隆盛が、柏崎に来着して総督宮に拝謁、新潟に向かっている。新代の御光が洽く照り映えようとする直前に、彼は五十七年の生涯を終えたのである。所謂(7.)すべからざる時代の波は、彼の在世中ずっと、辺土の領国松平藩をも内外ともに揺り動かしていた。この内外(8.)の時にあって、古義神道を探求し、厳たる皇国観念に徹した彼は、私情に於いて藩主破格の厚情に感泣し乍ら、重なる(9.)にも応ぜず、藩禄を食もうとしなかった。橘左大臣諸兄の(10.)にして、大君の直臣なりとの堅い信念を貫き通し、倦みなく藩内武士の血脈を衝いて勤皇観を植え付け、時代に迷う福井藩を遂に動かして、勤皇運動に押し出したのだった。一歌人の業としてこれほどの大業は嘗てない。
(折口信夫「橘曙覧」より)

<ヒントの表示(6~10)>



<解答の表示>


スーパー類義語問題その7

今週から月曜日と木曜日には「スーパー類義語問題」を出題します。(詳しくはコチラ

月曜日の問題は比較的難易度を低めに、木曜日の問題は比較的難易度を高めに設定しました。
ヒントを上手く活用して、取り組んでいただければと思います。
なお、出題側にはマイナーな熟語も使用していますので、深追いの無いようお願いします。

それでは本日分の出題です。



類義語問題です。(対義語はありません。

1.慳貪 2.岌岌 3.野心 4.殄戮 5.軟貨
6.逃亡 7.梓行 8.控馭 9.陥欠 10.斜暉
11.違背 12.瞞著 13.陳弁 14.偽物 15.随想録

語群:[えんせきかいれいかきんぎがきんしょう
 さっきざんとくそうぜつそくじつそめい
 ちょへいはつだひぼうへんさりんしょく]

(↑語群の選択肢をクリックすると、線を引いて消すことができます。
ページの更新をしないと、元には戻せませんのでご注意ください。)

◇ヒント(読みを確認したい番号をクリックしてください)




 <ヒント全表示>  <ヒント全消去>



<解答の表示>


百聞は一見に如かず

二週間ごとに書いている個人的な計画の記事です。

その前に少しお知らせです。
明日からの記事や模試の予定は以下の通りです。

◇今週から3週間(5/20~6/7)

月、木スーパー類義語問題(その7~その12)
火、金文章題書き取り問題(その7~その12)
同音異義問題(その14~その16)
(※今週から同音シリーズの曜日が変わります。)

6/1(土)復習模擬試験その5

◇試験直前週(6/10~6/14)

月~金R1-1直前模試

直前のこの時期は、新たな対策よりも復習の方が重要だと思います。
特に難易度の高いものも含まれますので、余裕のある範囲で取り組んでいただければと思います。

それでは計画記事です。
興味のある方のみコチラ↓

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